ちょこっとGUM

今、自分が出来ること。やれること。それを精一杯やっていかなくちゃ!!

コラム記事 【6/29】

2022年06月30日 00時03分35秒 | マリーンズ2022
≪6/29≫


 パ・リーグはセ・リーグと違い、混戦の様相を呈してきた。開幕直後は低調だったロッテが6月に13勝7敗と徐々に状態を立て直し、35勝36敗1分けで5割復帰まであと1勝。昨年のこの時期と比べ借金1は同じ成績。そこで後半戦に向けて井口監督に聞いてみたが、投手陣への手応えを自信を持って語る姿が印象的だった。 

 4位と、この順位ながら、防御率は2・77で3位。先発防御率に限っては2・38とリーグ2位のオリックスを大きく突き放し1位。それでもまだ、ファームでは1軍を虎視眈々と狙う。20年に右肘のトミー・ジョン手術を受けた種市篤暉投手は6月に先発で3試合登板し14回2/3を投げ2失点。井口監督は「下でしっかり投げてくれてます。去年、手術をしているので、まだ、ちょっと投げる体力というところがありますが、そこは急いでないですよ。後半戦にチームとしてここぞというところでいけたらと思っています」と強い口調で語っていた。19年にチームトップタイの8勝を挙げた右腕に後半戦のキーマンに期待している。

  昨年先発で8勝を挙げた岩下もいる。今年の3月に右肘のクリーニング手術をしたが、術後の回復は順調のようで井口監督は「岩下もピッチングが始まります。復帰できるぐらいになっているので、本当に先発陣も競争ですよ」と、語る口調は昨年の優勝争い中に似ていた。さらに腰痛の石川も復帰間近だという。

  もともとロッテというチームは優勝時は05年など、先行逃げ切り型だったが、近年は追い上げ型に変わりつつある。昨年は終盤にオリックスと優勝争いを演じた。ここにきてメジャー通算155セーブのオスナが加わり、リリーフ陣も安定してきた中で、先発陣も豊富な手駒になってきた。井口監督の中には投手陣の整備で守り勝つ野球で、後半戦、パ・リーグの優勝争いをかき回すプランだ。(デイリースポーツ・水足丈夫)

(デイリー)

****************************************************
≪6/29≫


夜王・ロメロ

 マリーンズファンならば、エンニー・ロメロがナイトゲームに強いということを、薄々気づいているかもしれない。

 6月27日のソフトバンク戦(東京ドーム 18時試合開始)に先発し、7回を投げ4安打無失点の好投で今季6勝目を手にした。 

 ロメロは5月こそ5試合・24回2/3を投げ、1勝4敗、防御率5.11と苦しんだが、3・4月は4試合・26回1/3を投げて2勝0敗、防御率0.34。6月は3試合・21回を投げて3勝0敗、防御率0.43という成績だった。

 3・4月と6月は月間防御率0点代と驚異の安定感を見せたロメロだが、3・4月の4試合、6月の2試合はいずれもナイトゲームでの先発。6回1失点に抑えた6月18日の日本ハム戦は14時試合開始のデーゲームで、18時試合開始に先発した6月の2試合は15回・無失点だった。

 特に今季はナイトゲームでの成績が素晴らしく、6試合・41回1/3を投げ自責点1、4勝0敗、防御率は0.22という圧倒的な投球を見せている。3月29日のソフトバンク戦、3回一死二塁の場面で三森大貴に適時打を許したのを最後に、ナイトゲームでは39イニング自責点がない。 

▼ ロメロのナイトゲームでの投球内容
3月29日vsソフトバンク(18時30分試合開始)7回 自責1
4月5日vs日本ハム(18時試合開始)6回 自責0
4月12日vsソフトバンク(18時試合開始)7回 自責0
4月22日vsオリックス(18時試合開始)6回1/3 自責0
6月9日vs中日(18時試合開始)8回 自責0
6月27日vsソフトバンク(18時試合開始)7回 自責0

 ロッテ移籍1年目の昨季も18時試合開始の先発は1試合あり6回を投げ1失点、17時試合開始の先発は2度あり13回を投げて自責点はわずかに1だった。17時試合開始の先発もナイトゲームに含めれば、昨季も3試合・19回を投げて、防御率0.95。ロッテに移籍してからは、ナイトゲームに相性が良いということがわかる。

 ナイトゲームでこれだけの数字を残しながらも、デーゲームは苦手にしており、成績を落とした5月は4試合全てデーゲームでの登板だった。 

ロメロを支える佐藤の存在

 ロメロを支える女房役の佐藤都志也の存在を忘れてはならない。今季、ロメロが先発した12試合全てでマスクをかぶる。

 佐藤はロメロについて「リズムよく投げさせることが一番いいと思っている」と話すように、試合中の佐藤の動きをよく観察するとロメロが投げ終わったあと、すぐに返球している。

 今季ある打者に対して、全球スライダー勝負で全打席三振に抑えたことがあった。

 「勝負はスライダーというところになってくるので、どこかでストレートを見せた方がいいのかなと思ったりはしました。ロメロの状態というか、イニング終わって色々話していくなかで、まずは抑えたいというところから入っていった。なので、スライダー、スライダー、スライダーになっていったかなと思います」。

 「ただ、そのあとZOZOマリンでやったときは逆にそのスライダーを狙われている。そこは話し合いの中で、まっすぐ見せていかないと。逆にスライダーを狙われたときにああいう形になると、試合が終わった後に話しをしたりしています。そこは、共同作業かなと思います」。

 佐藤がしっかりと支えているからこそ、ロメロが安定した投球を披露し続けているのだろう。

 7月に入れば土日も17時や18時試合開始の試合が多くなり、必然的にナイトゲームが増える。ますます“夜王”ロメロがチームを勝利に導く登板が多くなりそうだ。

文=岩下雄太

(ベースボールキング)


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 備忘録【6/28】 VS ソフトバ... | トップ | 備忘録【6/29】  »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

マリーンズ2022」カテゴリの最新記事