敬老の日をどのように有意義に過ごすか?
母も最近、腰部脊柱管狭窄症で歩きにくいと困っている。
畑に行けないし、団体旅行にも行けないと嘆いている。
考えたら親と息子夫婦で旅行したことが一度も無い。
一泊、家を留守にするなんて今までは、考えられなかった。
出かけられるのは今しかない。そうそうチャンスは訪れない。
そんなに大袈裟に考えなくても良いのかもしれないけれど、
敬老と少し早い誕生日のお祝いを兼ねた、ちいさな旅に出た。
目的は紺碧の海を眺めながら、温泉療法をすること。
親孝行ではない。私達も楽しむんだから。
我が家から和歌山市を経て、高速を使って、南部まで1時間半。
目的地はまだまだ先だが、早くもお買い物ツアーに変わった。
みなべで「ぷらむ工房」。白浜で「いただき亭」と「かどや」。
車のトランクがもう一杯になった。
見学地も入れないと、、、。白浜で行ってないポイント?
京都大学水族館。円月島の近くなのに外観が古いと敬遠してた。
いざ入ってみると、「良いじゃ~ん。」1930年から一般公開され
国立大学関係の水族館は、もうここだけにしか無いらしい。
気ままなぶらり旅。でも、目的地に急ごう。目的は温泉だもの。
「リヴァージュ・スパ ひきがわ」。
以前訪れて、すっかりお気に入りポイントになったところ。
でも、白浜町とは言いながら、合併前は日置川町。遠すぎる。
耳にたこ状態だとは思うが、私は車の運転は嫌いです!!。
でも、ここへ来るとその嫌いさが吹っ飛ぶから不思議なところ。
観光化されてないし、宣伝してないし、知る人ぞ知るスポット。
部屋数20とアットホームで落ち着けるのだ。
平成16年5月15日開業だから綺麗だし。その上お洒落!!。
「お湯をよくばります。」「くつろぎをよくばります。」
「美味しさをよくばります。」「遊びをよくばります。」
全室オーシャンビューだし。このキャッチコピーに嘘偽りはない。
お風呂も7種類あるし、なにしろ紺碧の海を眺めながら、
心ゆくまで温泉を楽しめるのだ。1回来たら絶対3回入る。信条だ。
おまけに、海岸沿いの足湯。足の疲れが癒される。
ただし、日帰り湯も営業しているから、夕方は混雑。
夜、満天の星の下、波音を聞きながら
加温していない、ぬるめの源泉湯に浸かるのが温泉通だ。
母もすっかり、ご満足の様子でした。
隠れた名所だが、「志原の千畳敷」、「日置大浜」も散策にお薦め。
(ホテルで知り合った人。みかんの摘果が終わり、ご夫婦で湯治。
常連のようで、ここは最低2泊しないと、とアドバイスあり。)
明けて、2日目。再び、白浜へドライブ。
平草原や南紀白浜空港を見学。
そして田辺市へ。
そう、最後は映画です。
テレビドラマの映画化。
「HERO」を鑑賞。
「武士の一分」でも思ったが、
木村拓哉さん、どんな役もはまり役だ。元気と勇気を貰った。
1泊2日の「ちいさな旅」。
敬老の日とちょっと早い母の誕生日のプレゼントになったかな?!。
明けて今日、母は病院へ。でも、効果は1日で出ず
大学付属病院への紹介状で金曜日に受診するそうです。
でも今回、ほんとに良い機会を設定したと自負している私でした。