自由民主党 柏市議会議員・円谷のりひと 公式ブログ

千葉県柏市議会議員 円谷のりひとの議会・活動報告、政策提言など。記事には政治活動以外の内容(雑記)も含まれます。

高齢者の認知症等による徘徊防止対策=議会報告

2015年07月18日 16時22分50秒 | 高齢者・福祉・医療
 柏市は「いつまでも自宅で安心した生活が送れるまち」を目指し、在宅での医療を推進しています。全国的にも先進自治体として注目されている分野ではありますが、まだまだ課題も多くあります。そのひとつが、認知症への対応です。特に徘徊の恐れがある場合は、目を離すことができず、家族の負担が大きくなることが指摘されています。そこで、市では高齢者の認知症等による徘徊防止に対し、どのような施策を行っているのかを質疑いたしました。以下はその要旨。

――認知症等による高齢者の徘徊は、介護者の負担を大きくし、在宅医療・介護を進める上での大きな課題と考えるが、対策は。

保健福祉部長「柏警察署からの行方不明情報を柏SOSネットワークを活用するなどして、早期発見、安全確保のために関係機関への情報提供や市民への協力の呼びかけを行っている。今後は、認知症サポーター要請講座や地域包括支援センター主催による認知症介護相談事業等を通して、徘徊者とその家族を地域全体で支えていく体制づくりに取り組んでいく。
 また、認知症の初期から重度化していく過程において、必要な支援内容を分かりやすく示したガイドラインである認知症ケアパスを現在、作成中であり認知症の予防から早期診断・対応等の重要性について市民や関係機関に広く周知していく」

 家族が知らないうちに家を出てしまった場合でも、答弁にある柏SOSネットワークや各種SNS等での呼びかけにより、昨年度はすべての徘徊の方が発見されたそうです。それはもちろん素晴らしいことですが、徘徊自体を防止すること、行方不明にさせないことがさらに重要です。そのためには、家族だけでなく地域・ご近所での見守りなども必要になってくることと思います。今後、作成中の認知症ケアパスも含め、多角的な取り組みを提案できるように、私自身も勉強してまいります。


■関連リンク
高齢化対策行政の中核、地域包括支援センターへの支援充実を=議会報告
柏市の認知症対策

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