子どもとうさぎとねこと音楽のある風景

息子いっちゃん(2006年3月生)と3匹のうさぎと3匹のねこのいる歌と琴が好きな主婦の記録

抱っこボランティアの夢

2007年02月25日 | 子ども

最近、別に調子が悪いわけではないけれど、時々悲しい話題について書いています。
なるべく楽しいことを書くようにしたいのですが、どうしても心にひっかかることもあります。
ちょっとつらい話題なので、遠慮しときます、っていう方はまた別の日にお読みくださいね。

ハギレのオークションを夢中で見ていて、いつもより遅い時間になってしましました。
寝ようと思ったけど、どうしても気になって。。。
(子どもと親の問題です。)

今日(昨日)土曜の夜、出勤してきた夫と一家3人、イタリアンへ週末気分を味わいに行きました。
前に行ったときはおとなりの一家とあたたかいやりとりがあったので、今日も楽しみにして行きました。
でも、テーブルについたとき、となりに3才ぐらいの男の子が悲しそうな顔して座ってました。そして、両親らしき大人2人と。
あまり気にせず食べていたけど、そのうち、その一家が帰るころ、男の子が泣き出しました。
親は「なにやってんの!!!」と怒るし、子どもは甘えてだだこねて泣くというより、とっても悲しそうに泣いていました。
「ぼくの居場所はどこなの?」という嘆きみたいに。
2人の大人はなにか顔色が悪く、人柄も冷たそうでした。
男の子はずっと寂しそう、悲しそうに無言で座って、一家の会話もほとんどなかったように思います。
初めに入って行ったときに見た表情の意味が最後にわかったように感じました。
私はひとの子ながらも、その子を抱きしめてあげたくなりました。
夫と後で話したら、夫は「あの男の人、父親じゃないんじゃないかなあ。」と言ってました。
あの子は幸せな毎日を送っているんでしょうか?
私は泣きたくなりました。
夫は「(君)がへこんでどうするんだ。」と言ってましたけど。。。

九州のどこかに“赤ちゃんポスト”というのがあるそうです。
賛否両論だけど、自分たちで育てられない事情の子どもをその施設に置いていく、育てられると思ったら引き取りに戻ることもできる、そんな場所ができたそうです。
「虐待するより、それもひとつかもな。。。」夫が言いました。

できるなら、この世に生を受けたその元である親には愛されるべきだと思います。
でも、動物も人間の子どもも、「育てられないなら産むな、飼うな!!!」と声を大にして言いたいのは世間一般のみなが思っていることだと思います。
それでも、虐げる親からは離れてどこかで生きるなら、本当にマイナスのスタートですが、なんとか前向きに生きていってほしい。
本当の親でない里親が育ててうまく行かない実際の聞いた話もしってます。
基本的にはなかなかうまく行かないだろうと思います。
私がもし、子どもを授かれなかったら、里親も考えたかもしれません。仮定では無責任な発言ですけど。
生さぬ仲では本当に大変だと思います。

だとしたら、もう割り切って親でなくて「おばさん」として付き合う里親ならぬ里親戚っていうのはどうでしょう?
子連れ再婚の多い今日このごろ、なかなか親にはなりきれないかもしれません。
そして、NHKの朝ドラを見ていたら、それでもいいのかもしれない、と思うのです。
作家・田辺聖子が5人の子持ちと結婚して「お母さん」ではなく、「おばさん」として家族になって暮らすドラマです。

里親は本当に大変なら、「里おばさん」として、施設に行ってただ子どもたちを抱きしめるボランティアなんてどうかな?と考えました。

黒柳徹子さんの話を聞いたことがあります。
あの方は世界の貧困や戦争で苦しむ地域に行って、子どもたちに会い、子どもたちを抱きしめています。
抱きしめたから何になる?という議論もあると思います。
でも、子どもたちは喜ぶといいます。
途上国にきれいな服で出向くのは失礼じゃないか?という考えもあります。
でも、みんなきれいな服を着て行くと喜ぶそうです。
徹子さんは、世界で一番幸せな(うつくしい?)音は子どもの声だと言っていたそうです。

私もまだ自己主張や反抗期のない赤ちゃんの母だから、反抗する子の苦労はしてません。
でも、ヤンキー口調で「○○やってんじゃねーよ!!!」と怒っている親と、シュンとしてうつむく子どもを見ると、
「この子の心はどこへ行くんだろう?」と、つらくなります。

悲しい事件や悲しい一コマを目にしただけで落ち込んでしまう私には虐げられる子どもの問題に向き合う自信はありません。
自分だって親としてどれだけ立派かと言える義理じゃないかもしれません。
でも、私の福祉への考え方は「循環するべき」です。
難民救援団体で働こうと思ったときの考えもそうです。
介護問題、外国人の孤立、児童虐待・・・。
昔あった地域社会の助け合いの仕組みが崩れたなら、新しい形で循環・交流がなされれば解決する問題はあると思うのです。

もし、それが望まれるなら、いつか私がもっと強くなったら、親に愛情を注がれなかった子どもを抱きしめるボランティアをしようか、などとひとり考えた夜でした。
勝手なひとりごとです。
でも、何かがいい方向に向くかもしれない、と思いたかったのです。
読んでくださった方、おつきあいいただいて、ありがとうございました。
少しでも気分が上向きになるように、以前「桃祭り」で撮った桃の花を添えました。




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2 コメント

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Unknown (りんママ)
2007-02-26 18:13:56
赤ちゃんポスト、賛否両論で色々な意見がありますね。
安易に利用するのは いけないことだと思いますが、
もうどうしようも無い時は仕方ないのかな~と思います。
無理に育てて虐待に発展するよりは・・・
ただ、預けたり引き取ったりを容易に出来るのはどうかなと。
子供の心はどうなんだろうと考えてしまいます。

ただどんな理由があって子供を手放そうとも、
愛してあげていて欲しいと思います。

Unknown (3うさの母)
2007-02-26 19:10:31
やり場のない気持ちに応えていただいてありがとうございます。
子どもがいる、いないに関わらず、みなが胸をいためている問題ですね。
でも、やっぱり子どもを持ってから、余計に敏感になってしまったのかもしれませんね。。。

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