終わりなき旅の途中

地球上で見聞きしたこと

5年も恋人ほったらかし

2006-08-30 23:20:55 | movie freak
作品:スーパーマン リターンズ   
原題:SUPERMAN RETURNS
[監][案][製]ブライアン・シンガー 
[出]ブランドン・ラウス ケイト・ボスワース ジェームズ・マーズデン ケビン・スペイシー 
[制作データ] 2006米/ワーナー  [上映時間] 154分

世界中に知られるヒーロー映画「スーパーマン」の劇場版最新作。最愛の女性の結婚と出産に直面するヒーローの苦悩を、「X-メン」のブライアン・シンガー監督が描いている。地球から忽然と姿を消したスーパーマンことクラーク・ケントは、自分の居場所を求めて宇宙の果てまで旅をしていた。しかしクリプトン星の消滅を確認し、自分の故郷は地球しかないと悟った彼は、5年ぶりに“故郷”へ戻ってくる。だが彼を待ち受けていたのは、あまりに厳しい現実。永遠の恋人ロイスは婚約、幼い息子まで産んでいた。宿敵のレックス・ルーサーもまんまと刑務所を抜け出し、全人類を標的にした破壊計画を着々と進めていた。

誘われて何となく見に行ったので期待はまったくしてなかった。故クリストファー・リーブの前作を観てないから初スーパーマン。正直ボクのイメージでは悪者と筋肉もりもりのヒーローが戦って正義は勝つ!で終わると思ってたら、これが結構切ない物語なのよ。 スーパーマンはもっと完璧な存在だと思ってたのに、結構人間臭い複雑な心理状態に陥って苦悩葛藤し、それでも愛する者と平和を必死で守る。それをまた正統派美男子ブランドンが演じると説得力があること!ここ数年ヒュー・ジャックマン一筋だったボクの心にしっかりちゃっかり入り込んで来たよ。 オーディションで有力候補者たちを押し退けて主役に大抜擢されたわけが分かる。相当なはまり役だ。ケビンのスパイス効いた悪役っぷりもお見逃し無く!

そして突っ込みどころは、この手のヒーローにありがちなパターン。新聞社の誰もクラーク=スーパーマンだと気付かないところ。同僚は大目に見てもロイス!あんたの恋人でしょ!!わかんないわけないだろーが!!と声を大にして言いたい。ロイスにはもっと言いたいことがあるがネタばれになってしまうので、それは我慢しとこう。それに彼にほったらかされてつらい思いをしたに違いない、同情の余地あり。スーパーマンもそれほど大事な存在を5年も放置するなんてアホやな~。そしてロイスの旦那、どっかで見たな~と思ってたらX-MENのサイクロップス!あの超ダメ男(映画X-MENでの話)だったのだ!いつもメガネかゴーグルだったから素顔が出てよかったね~。ここではただただ良い人。

アメコミ原作でX-MEN以外にまた見たいと思う作品に出会うと思ってなかったので大収穫。 今後のブランドンの活躍に注目だ。この8月に3年間交際してきた恋人のコートニー・フォードとの婚約が発表されたばかりだし、どうかスーパーマンだけで終わらない俳優に育ってね。

魅惑の果実

2006-08-28 12:11:08 | soul food
先日どえらい店をタケコに紹介してもらった。Arrow Tree 』というカフェで、フルーツ好きは必食!青果卸売業直営カフェなんで、産直の旬果を贅沢に使ってて、新鮮さはお墨付き。ロケーションも西宮市青果市場の入り口だもん。果物本来の優しい甘味を大切にしてるんやて。ご覧の通りショーケースの中にはぶった切りフルーツがどっかり乗ったタルトがずらり。桃なんか丸ごとですやん!!というボリュームだ。昼はランチもやってるし夜はバーにもなるし、これは使える店やね~。アローツリータルトと季節のスムージー:ももを賞味したが、う~ん瑞々しくて美味い!果物の味を損ねず相性の良いものを絡めてるようだ。

地域情報サイトで特集も組まれてたみたい。
http://www.citydo.com/mikaku/column/enjoy.html

これは京都のキルフェボン以来の衝撃。フルーツ好きのそこのあなた、『Arrow Tree』のスイーツを味わいに行ってみません?

『Arrow Tree』 兵庫県西宮市池田町4-25 JR西ノ宮駅南口より南西へ徒歩2分

最後じゃないと信じたい

2006-08-24 23:53:01 | movie freak
作品:X-MEN:ファイナル ディシジョン
原題:X-MEN: The Last Stand
[監]ブレット・ラトナー 
[原][総][出]スタン・リー 
[出]ヒュー・ジャックマン  ハル・ベリー  イアン・マッケラン  ファムケ・ヤンセン  パトリック・スチュワート 

並はずれた特殊能力を有するミュータント集団“X-MEN”の活躍を描くシリーズ第3弾にして最終章と銘打たれたSFアクション大作。人類との共存を目指すX-MENに訪れた最大の試練を壮大なスケールで描き出す。監督は前2作のブライアン・シンガーから、「ラッシュ・アワー」「レッド・ドラゴン」のブレット・ラトナーにバトンタッチ。
 プロフェッサーXの右腕だったジーンの死により、いまだその動揺から立ち直れずにいるX-MEN。そんな中“ミュータントは病だ”と主張する天才科学者によって、ミュータントの能力を消去し普通の人間にすることのできる新薬“キュア”が開発される。“ミュータントのまま生きるか、それとも人間になるか”という究極の選択に、ミュータント社会は大きく揺れる。マグニートー率いるブラザーフッドは、キュアの根絶を狙い、キュア開発のカギとなる少年ミュータント、リーチの強奪に動き出す。一方、X-MENは人類とミュータントの全面戦争を回避しようと奔走するのだが…。

試写会2回当っても留守中で行けず、3度目の正直、PPが当てた試写状をもらって行って来た。試写状を譲ったKM達から「おもろかったで~」と聞かされ相当じれたよ。待ってろよ~ウルヴァリン!会場は御堂会館。実はそこでの上映は初めて見に行った。早めに行ったにも関わらず既に建物の表まで列が。X-MENって実は人気ある?ヒューファンのボクはそれだけで見に行くから良く分かってない。
今回はサクロップスは超がつくほどの役立たず ウルヴァリンはシリーズ一番の濡れ場あり、湖の底に沈んだジーンが、そしてピカード艦長/エグゼビアが~~~あんなことに!!ふぅ、さすがはラストと銘うっただけの事はあるな。すさまじい異変が起こる。そして今回はウルヴァリンの過去を探る旅とは関係無くて、X-MEN総動員で挑まなきゃいけない事件が起こるのだ。その中でかつての親友同士、マグニートとエグゼビアの友情も垣間見れる。ウルヴァリンのかっこ良さだけを言うとちょっと物足りないけどそれは次回に期待しとこう。え?これが最終回じゃないかって?あのラストシーンを見たらまだまだ続くって確信できるよ

個性派&地球に優しい

2006-08-20 21:59:16 | 心の旅
LIN母のお墓が出来たよ。ワンコ好きで派手嫌いだった彼女にぴったりの可愛いお墓。しかも墓石の裏には本人の落書きが彫られてて、訪れた人は思わず「ぷぷっ」と笑ってしまう。ご家族の狙い通り!ロケーションは熊本空港近くでアクセスばっちり、だだっ広くて空がでっかいとこ。先日お話したように熊本は墓石が木馬かスフィンクスかのように巨大で立派なお土地柄。そのうち世界中の石を切り出すんだじゃないかと心配になるほどだ。その中でこのこじんまりとしたお墓は逆に目立ってる?!

さらば四国

2006-08-14 20:38:33 | 心の旅
TS組は深夜車で、MEは朝一の高速バスで関西へ戻っていった。(写真:MEが乗った高速バスの車体。ここまで南国か。)うちらGon・LIN組も渋滞を避けようと早めに高知を出発。 高速道路を使って北上しお昼には高松へ着いたとこで、混んでないから"うどん寄り道"しようか?となり高松周辺のうどん屋へ。いつもうどんツアーに来るときは綾歌などの郊外ばかりなので高松でのうどんはあまり経験が無い。立ち寄ったのは注文の多いうどん屋"あたりや"と元祖ざるうどんの"川福"。

なぜ注文が多いか?それは店中いたる所に張り紙があって*大人数で少しのオーダーお断り *店内無許可撮影禁止 *TV勝手に触るな *オーダーは聞かれてから言え...etc 数々の注文が書かれているのだ。きっと変な客が多くて苦労しはったんやね、と同情するも少々くどい。うどんはちょっとモケモケ感あり。出汁は関西人好みかな。もう一軒行くなら冷あつぶっかけ大盛りにするんじゃなかった。

川福では冷ぶっかけ。しかしざるっぽい出汁だったので生醤油ちょっとかけか、ざるにしたら良かった~。つるっとした細めの麺やったので濃い出汁ではもったいない。寝起き(道中助手席で爆睡)で大盛り食べた後やって食が進まず。出直しやな。未体験の好評店、鶴丸もお休みで行かれへんかったし。

ようよう駐車場にたどり着いた後は西宮まで記憶が無い。早起きしたことによってこんなに昼寝してまうとは!運転任せっきりでごめんなさい。 今回も四国では美味いもんばっかりやったなぁ。その場に行かんと食べられへんのやったら行くしかないやん!てなわけでまた機会を見つけてちょくちょく美味いもん食べに行かなくちゃね。

高知 夏の夜空に大輪の華

2006-08-13 23:23:42 | 心の旅
皆との待ち合わせ時間を過ぎたけど帰りのしんどさを考えて、車で花火大会会場入り。お待たせ~!!と慣れない小股で走りながら山内神社前でMEらと合流。整理券に書かれた入場時間も微妙に過ぎてたから焦った焦った。無事開始前に桟敷には入れたんだけどね。ここはブルーシートの上で座って鑑賞できるのが楽チンで良いんだな。人が多い言うても大阪に比べりゃスカスカ、発射台から離れた言うても対岸200mくらいの所で上がる大迫力の花火。ほぼ真上で開くから灰が降るほどの臨場感。発数は少ないけどあの距離感で楽しめる花火はそう無いと思う。演出の凝った物や大輪の華が開くと拍手や歓声が沸き起こる。好きだなぁ、何度来ても飽きないや。うちのお客さんにも「すごい距離やねぇ」と驚いてもらえたよ。帰り際、会場で流れていた夏が過ぎ~風あざみ~ by井上陽水が妙に寂しい気持ちにさせた。

帰りの人混みを考慮して晩御飯は予約していた"蔵り"。海の幸好きが集まったらそこは海鮮パラダイス。造りとたたきと焼き魚と天ぷらと寿司と生貝あぶり焼きと… 一口食べては「ウマー!!」「たまらん!」「生きてて良かった!」とかわけわからんリアクションで大騒ぎ。食べ終わって気付いたけど海鮮以外頼んでないかも いや良いんだけど。メンバーに魚嫌いが居なくて良かったよ。帰ったら母が「蔵り?大して美味しくなかったよ、魚はええけど」と話してて魚しか頼んでなくてラッキーだったと安心したのと同時に、普段この人はどんな美味いもん食べとんねん!と殺意すら覚えるのだった。

高知 土佐といえば

2006-08-13 13:35:09 | 心の旅
朝起きて桂浜へ。高知の観光名所だが何度来ても海はいいね~。群青色の海、荒々しい波、地球の丸さがわかる水平線。泳げない海だけど見たらぞぶらずには(入らずには)居られない。ズボンの裾を捲り上げ、履物を手に波打ち際で足を浸す。あ~、都会生活で疲れた体が足元から潤ってくる 

MEらが小石を拾ってる間に動物好き組は土佐犬の子犬が見たくて土佐闘犬センターの見学コースへ。最近は動物愛護の観点からあまり派手に興行はされてないっぽいけど、その代わり"土佐犬子犬抱っこ"なる新たな商売が出てきた。あいにく時間外で抱っこはできなかったものの、レトリバーの子犬のように愛らしい状態の土佐犬を間近で見て撫でたりできたので良しとしよう。しかしわずか2~3ヶ月にしてあの立派な体躯、活発さ、行動力。やはり戦うための遺伝子が彼らをただの子犬にはさせていない。(写真:これでも生後3ヶ月の子犬)

はしゃいだ後は予定より遅れて市内の日曜市に向かいひろめ市場(通いすぎ?)で昼ご飯のカツオ丼。高知に居る間に食いだめすんで~!ここでパーティーは一時解散、今夜の高知市納涼花火大会の時間まで自由行動だ。LINとボクは全員分の花火の座席整理券をもらいに鏡川河川敷まで行ったんだけど今年は出遅れて発射台間近の席が満席。しくった! それでも見やすそうな東席券を8枚もらってきた。ばてた体を美味しい宇治氷でクールダウンしてGon組LIN組の4人は一時帰宅。男子はお昼寝、KMとボクは大急ぎで浴衣に衣替え。時間が無いから着るの諦めてたのにKMがミラクルな手際のよさで着せてくれた。いつも30分かかってたところがたったの5分!さすが普段から和服を着る人は違うわ    

つづく

高知 これを食べにゃあ高知じゃないきに

2006-08-12 23:40:39 | 心の旅
食べたら消化せねばと、よさこい祭りの最終日ということもあって、街へ繰り出した。けど人混みで歩いたせいか皆お疲れですぐ晩御飯予定地のひろめ市場へ。踊りより食い気だった。さすが祭り中とあって混雑してた。狙いはその場で藁焼きのカツオのたたき。去年から出てる粗塩をかけただけの塩たたきもかなり好き。プリンとした歯ごたえの"はらんぼ"(鰹の腹皮)も美味しいよ! あーやっぱり魚はご当地でないとね~~~~

写真:鉄串に刺して藁焼き中たたき

ご飯を食べてる間に遅れてTS&TM組も到着。総勢6人客が揃った。人数多いからスーパー銭湯に繰り出したら、県外よさこい踊り子の団体バスが4-5台停まってて、風呂場は裸の女子がシャワーブースの後ろに列を作って並ぶほどの超満員!あんなお風呂初めて☆ もう少し遅い時間にずらせば良かった。あれじゃ貸切に紛れ込んだみたいだったなぁ。

寝るときは我が家の和室に5枚の布団をびっしり敷き詰めてそこに6人で雑魚寝してもらった。修学旅行のようでいて枕投げは禁止。 ボクら3姉妹は年に1度の同室。家はウォーターフロント(笑)で風が南北を吹き抜けて非常に涼しく、皆さん快眠だったご様子。

高知 贅沢食!

2006-08-12 15:06:48 | 心の旅
程よく汗もかいて(息切れしたわ)時間もいい具合になったので、年1回の贅沢ご飯にGo! 目指すは隠れ里(単に入り口が分かりにくいだけ?)、そこの料理は男らしくイセエビのみ、食べ方も刺身、鍋、雑炊といたってシンプル。しかも活きたものしか出しません!お座敷個室でゆったりくつろぎながら至福の時。

写真:これでもか!なイセエビ鍋。黄色っぽい味噌がまたウマーイ!

<刺身>は当然お頭付の透明なプリプリの身、足がまだ動いてるよ~と言いつつもすぐいただきます。MEは一口目から「高知ええとこ~♪」を連発。早すぎ早すぎ、まだ高知に着いて1時間半くらいしか経ってないってば!

<鍋>はゴロンゴロン真っ二つにされたエビが入ってて、エビ味噌もたっぷり。一応ポン酢が用意されてるけど、エビの旨みだけでOK、余計な物は要りません。身を食べた後のお出汁を家にもって帰りたいほど!!でもこの出汁もまだ生かされるのだ。

<雑炊>にたどり着く前にいつもならお腹がはち切れんばかりになってしまうところが、今年は全員が食いしん坊のため、ここまですんなりと来れた。しっかり出汁が効いた雑炊も3-4杯とスイスイ進んだ。何も残らんかった。 やっぱ最高!月並みな言葉やけどほんまもんや!!エビ・カニ料理すると匂いが立ち込めてるでしょ。あれは実は出荷のための消毒液の匂いらしい。なので水揚げしてすぐの物を扱ってる店は全くエビ・カニ臭くないんやて。確かにそうやったわ。そこにすぐに気付いたGon氏はさすが!

つづく

高知 札所へ寄り道

2006-08-12 12:24:31 | 心の旅
今日は美味いもの巡りday。夜中に到着したGon&KMと、昼に列車で高知駅に到着するMEを迎えに行った。そのまま彼女をさらって美しい海岸線の崖っぷちを西へ走り、活イセエビを食べに行くのだ!道中の時間つぶしとお腹減らしに第36番札所 独鈷山青龍寺へ。

対向車が来るとすれ違えない程の狭い山道を入っていくと、涼しげな森の中に長い急な階段が山門へと伸びている。本堂はまだその上、100段以上は上る。昔の人はこんな階段を上って巡礼してたんやから、さぞ健脚であったに違いない。ごつごつの石段で、段が高い!お堂は飾り気無くひっそりと建っていて聞こえるのは蝉の声ばかり。高知のお寺はどこも似たような雰囲気を持っていて、これがすごい落ち着くんだわ。すれ違うのは白装束に杖をついたお遍路さん。麓の店では巡礼者に冷たいお茶がふるまわれていた。

つづく