鈴木海花の「虫目で歩けば」

自然のディテールの美しさ、面白さを見つける「虫目」で見た、
身近な虫や植物の観察や飼育の記録。

「ムーミン谷」で虫さがし?

2017-09-14 19:23:23 | 日記

 夏からずっと、家を探したり、引っ越しの準備をしたりで、忙殺され続けています。

渋谷で30年間使ってきた事務所も同時で、ダブルの引っ越し・・・・・・。

 なんとかまわりに虫が濃い場所に家を見つけたいと、昆虫写真家のSさんに相談したら、

〇〇がいいんじゃない?と。

 で、日高市というところに気に入った家を見つけました。

近くで「ムーミン・テーマパーク」というのを建設中らしい。

トーベ・ヤンソンのファンの私に娘が

「おかあさん、とうとうムーミン谷にたどり着いたね!」と。

 引っ越し完了まで、あと少し。

すごい荷物の混沌のなかにいます・・・・・・。

クズの花のウラギンシジミの幼虫も見たい、アケビにはアケビコノハの幼虫もいるだろう、

などなど、気もそぞろですが、いまはぐっと我慢。

買ったばかりのTG-5もまだほとんど使えない状態。

 そんななか、マンションの前のシラカシで、ビジョオニグもがいっとき虫心を慰めてくれました。

 

ああ、早く「ムーミン谷」で虫をさがしたいーーー!

庭は小さいけれど、「集虫力」のある庭にしたい、と

夢は膨らみます。

「ムーミン谷の虫便り」、来月になれば書けるかなあ。

 

 

 

 


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中学校の「虫部」のみんなと校庭で

2017-08-08 17:00:40 | 日記

 こう暑くては、小さな虫をさがし歩くのはかなりしんどい。

今、マンションの売却や引っ越し(もっと周りに虫が多いところに住みたい!)などに忙殺されていることもあり、この夏はあまりフィールドに出る時間がありません。

そんななか、先週は千葉にあるある中学校の「虫部」の活動にお邪魔してきました。

 人生のさまざまなステージで、虫とずっと同じ関係を保ってける人はめったにいないと思う。

特に受験がからむ中学、高校就学期間はどうしても虫から離れがちなのも無理のない、自然のなりゆきかと。

 そんなこともあるのか、赤ちゃんを背負った夫婦から直角に腰が曲がった80歳台の方まで

いろんな年齢の人たちとフィールドをともにしてきた私も、中学生といっしょに、というのは

経験がない・・・ドキドキ。

 ひょんなことから、この中学で虫をテーマに指導、活動している先生と知り合うことができ

この日の訪問となりました。

 中学くらいだと、どんなに虫が好きでも、虫さがしのために遠出したり、海外に行ったりというのは

まず望めないこと。

そこで、彼らの日常のなかで観察が可能な「校庭」での虫をさがしをしてみることに。

 先生の活躍で、プールの裏などの草むらは雑草を刈るのはやめてもらったときいていたのですが

虫を探せるような場所があちこちにある校庭でした。

 5,6人かな、と思っていたら、びっくりなことにこの日参加した部員だけでも15名。

うち4名が女子でした。

 

 さっそく校庭へ。

 実はお邪魔する前に、先生を通じてセミ、チョウなどの花形昆虫以外の

小さな昆虫も校庭で探してみてほしい、そして当日私に教えてほしい、とお願いしてありました。

 

 さて、虫を探し始めると、みんな嬉々としています。

虫さがしって、宝探しみたいなものだもんね。

すぐに私も溶け込んで、いっしょに虫目に。

すると、「ここに○○がいたんです」とか「昨日ここで○○をみました」などと

教えてくれます。

私のお願いをみんなで実行してくれたのが、すごくよくわかりました。

 

 

網をもっている生徒もいましたが、大半はカメラで記録、という観察が主流のようでした。

 この日はヨコバイの幼虫とか、カメノコハムシの幼虫とか、ハゴロモ類がたくさん。チョウやガの幼虫も見つかりました。

こういった普通はあまり目につかない小さなものも、ちゃ~んと見つけているのに感心!

 1時間余り外の観察をしたあとは、部室にもどり、みんなで名前調べや記録の時間。

なんと一人に1台ずつPCがあり、また図鑑もそろっています。

川邊透さん著『昆虫探検図鑑1600』のマトリックスが大人気。

 

 しかし、若い目は「虫目がいい!」と痛感。

あそこあそこ、と教えてもらっても、私には「どこ、どこ?」なことも多かった。

 学生時代はなんといっても部活の花形はスポーツ部。

「むし部」に入っていて、友達から何かいわれない?と訊いていみると、

多少はあるけれど、今では友達もわかってくれている、という返事が大半でした。

そしてこの日集まってくれた15人全員が、「家族は理解してくれている」と答えていたのが印象的でした。

 

 4名の三年生はこの日の活動を最後に、三年間の活動をまとめた研究レポートや作品を秋の個人コンクールに出展して締め括り、そして受験のラストスパートに突入。さらに11月の秋のコンクールに向けて頑張るのが、三年生から代を引き継いだ二年生と一年生たちなのだそうだ。

3年間はあまりに短い。

でも、今後どんな道に進むとしても、中学時代に、ふつうは気が付きもしない小さな虫の世界の面白さに触れた体験は、きっと彼らのなかのどこかに残るに違いない、いや、そうであってほしいなあ、と願いながら、整列して元気よく挨拶してくれた虫部のみんなに別れの挨拶を返しました。

 

 

 

 

 

 


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ヒアリ狂想曲

2017-07-10 17:54:03 | 日記

 もうずいぶん前のこと。

 フィリピンのカオハガンという島へ貝の採集に行ったとき、砂がこんもり盛り上がった個所を知らずに踏んでしまい、小さくて赤茶のアリがわあーっと足に登ってきてすごく痛くて、ホラーだった。

 貝を集めるのに夢中で3回くらい踏んでしまい、痕が赤く残ったけれど、何にも知識もなかったので、治るまで我慢していたのを思い出す。

 人口200人、徒歩30分で一周できる、電気もなく、住民はトイレも使わない島で、外との交易などほとんどないわけだから、たぶんヒアリとは違う種だったと思うけど。

 ヒアリが怖いからって・・・アリの無差別大量殺害のほうが怖いよ。

 

下記のサイトはわかりやすく、おもしろく正確な知識を得ることができます。http://numagasa.hatenablog.com/entry/2017/07/09/115705

 

これで、「虫はすべからく毒を持っており、忌避すべき」という風潮が高まるんだろうなあ・・・

と思うと、しごく残念。


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卵発見

2017-06-19 09:16:07 | 日記

 日曜日にはウォーキング会の侵攻に撤退したのですが、

気になるので、水曜日にまた同じ木を見に行くと、

ありました!!!

大きくて薄緑色の美しい卵~

 

ナガメも羽化していました。

 

おまけにヒメトラハナムグリも!

 


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たのしい川辺

2017-06-12 07:04:45 | 日記

久しぶりに多摩川の河川敷へ。

6年前、赤穂で初めて5齢幼虫を見ることができたキマダラカメムシ。

その後どんどん東進して、都内でも繁殖しているようです。

でも、話にはきくものの、自分の目では成虫を都内で見たことがなく。

しかもキマダラカメムシの1齢幼虫って、新開孝さんの写真で見たけどすごくかわいい!

10日ほど前のブログで、宮崎の新開さんのフィールドでは産卵が始まっているというのを読み、

河川敷のサクラに多いときいたので、観察するのなら今だ!行ってみました。

 

 川辺へ降りる入口にサクラが2本。

でも、まわりでは運動している人たちがいる。

ここは後回しにしよう。

 

すっかり枯れた菜の花の実の上にナガメの幼虫たちが。

ずいぶん遅く生まれたね。

 

クリのヒコバエに、クロスジアオシャクのトゲトゲの幼虫。

これは、かなりうれしい!

 

足の間に顔をしっかり隠して。

 

イタドリの葉上にカツオゾウムシ。

 

そろそろと思い、入口のサクラの樹にもどり、幹を見ていると、

10センチくらいの小枝の先に、

いたーーー。

しかし、実際に見てみると、大きいなあ。

クサギカメムシに雰囲気は似ているけれど、クサギより二回りくらい大きいのではないか。

卵がないかなあ、とさらに幹をじっくり見ていると、

上の方の枝を2匹がゆっくり登っていく姿。

なんて堂々とした優雅な足取り。

まるで王と妃の道行きな風情がある。

拙宅においでいただき、後継ぎなどつくっていただけないかなあ、と

見上げていると、ん?目の隅に何やらちょこまか。

わっ、ウシカメムシの5齢幼虫ではないか!

ウシカメムシの幼虫は2,3ミリと小さいので、見つけようと思って見つかるものでもなく。

うれしいなあ。

 

きょうはこのサクラの樹を時間をかけてじっくり見てみよう、と思っていると・・・・

にわかにあたりが騒がしくなって、

ウォーキング会の人たちがどっと。

どうもここがきょうのウォーキングのゴール地点で、これからお弁当になる模様。

さすがにこのまんなかでサクラの木をみつづけるのは

面倒くさいことになりそうだ、と近日出直すことにしました。

 

 さらに川辺をいくと、

クルミの木の下でなにかがガサゴソ。

もしかして・・・ヒゲコガネだったりする?

と期待したけれど、ぴかぴかのコガネムシでした。

 

池のようになっている川の一部では、のんびりと釣りを楽しむ人たちの姿が。

川辺もよいなあ、また来よう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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フィールドあれこれ

2017-06-07 08:31:36 | 日記

 5月から6月と、あちこち行っています。

ある日の里山公園。

虫友のIさんと。

この里山、稲作体験もやっていて、水田がけっこうたくさん広がっているのだけれど、

水を張った田んぼには、全くトンボの姿が見えない。

不気味なほど。

たぶん、薬をたくさん撒いているのだろうなあ、残念だなあ。

でも、まわりの道沿いには、いろいろ見つかりました。

ゼフィルスの季節。この日はチョウの姿が多かった。

すずやかな名前も翅の模様も美しいミズイロオナガシジミを6匹も見ました。

 

樹液も出始めていて、ヒカゲチョウが集まっていた。

 

マルカメムシの不思議な形の卵も孵化。

 

これはハムシの幼虫じゃないかな?

ゼリーみたいな粘液に覆われていて、このあと土に潜って蛹になるらしい。

 

ササの葉の上にいた黒頭の赤い幼虫。

 

 

縦縞模様にオレンジ色の頭部がすてきなカバイロミツボシキリガ幼虫。

 

 

田んぼエリアを過ぎて、奥の池のほうには、トンボの姿も見えてほっとする。

 

あっ、初めて見るウスモンオトシブミ!

キブシの幼木に揺籃がぶらさがっていました。

 

どこに行っても何かしら虫がみつかる、いい季節だなあ~

 

 

 

 

 

 


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とんでもない間違い

2017-05-11 07:45:30 | 日記

 拙著新刊『どんどん虫が見つかる本』が発売になりましたが、

なんと、がっかりなことに大きな間違いが!

 虫の各部の名称を示す箇所で、「腹部」と「胸部」がさかさま!!!

 

 何度も校正したのに、こんな大きな間違いがあったなんて・・・・・・。

言い訳しますと―

当初正しい位置にはいっていたものが、デザイン修正の段階で

こうなってしまったようです。

 実は最近のデザインアプリケーションには、前回出した『わたしたちのカメムシずかん』でも

泣かされました。

 原稿で正しく書いても、デザイン処理の段階で、画数の多い地名などが、略字体に自動的に変換されてしまう、ということが起こりました。

 思いもかけない大きな間違いがデザイン処理によって起こる―これは著者にとっていかんともしがたいけれど、ほんとうにがっかりであり、読者の皆様に申し訳ないこと。

心からお詫びし、訂正いたします。


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えらく不人気なフジ棚で

2017-05-07 07:34:45 | 日記

 フジの花や新葉にいるウラギンシジミの幼虫を見つけられないまま、花が散っていきます。

連休、なじみの公園へ行くと、あら、満開のフジ棚に誰もいない!

ちょうど昼どき。ひとりじめ状態でお弁当食べるぜいたく。

 

そのあとは、付近のクリやサクラで、

クロボシツツハムシや

 

バラルリツツハムシや

 

ヒメクロオトシブミ

 

小さな流れのあたりにはカワトンボ

 

 半月前にここで見つけて飼育しているカバイロモクメシャチホコの幼虫も

そろそろ終齢となり、すごい食欲。

今年はシャチホコガの幼虫をもっと見つけたいです。

 

 

 

 


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あれもこれも見ないうちに、春が過ぎていく

2017-05-01 08:15:56 | 日記

 きのうは去年必死に探して1匹しか見つけられなかったヒロバツバメアオシャクの幼虫にフォーカスして、新梢を伸ばしてきたサクラ並木を見に行きました。

これこれ!

 

でも、見つからなかった・・・

夫と手分けして並木の両側を50本くらい見たのだけれど。

去年見つかった木はそのなかでも特に新梢が赤っぽい木でした。

でもこの時期のサクラは幼虫レストランだから、いろいろ。

縦のすじがある幼虫が気になったけど名前がわからない。

 不明幼虫。

 

チャエダシャク。

 

オカモトトゲエダシャク。

 

 

エゴではもうオトシブミが揺籃を巻いていた。

 

イチモンジカメノコハムシも盛んに交尾。

 

ほどなく羽化しそうなアカスジキンカメメムシの終齢幼虫。

 

 

これでもか、というほど野菜の乗っている野菜ラーメンで遅い昼食。するとその中華屋さんの庭にフジ!!!

ウラギン!と思って花を見たけど見つからなかった。

幟をしまいに来た中華屋さんの奥さんが、異様にフジに執着している私を不思議そうに見ていました。

 

いろいろ見つからなかったけど、いろいろ見つかった一日でした。

タイトルの「あれもこれも・・・」は、去年の今頃、昆虫写真家Sさんのブログのつぶやき。

身に沁みるなあ・・・・・・。


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江刈小学校新校舎にカメムシコーナー

2017-04-26 08:21:42 | 日記

 去年秋に上梓した『わたしたちのカメムシずかん』制作でなんどもお邪魔した岩手県葛巻の江刈小学校。新校舎になりました。おめでとうございます!

 地元の木だけを使った総木造の新校舎にはこんなコーナーも。

 

いっしょにカメムシ調査をした子どもたちもどんどん巣立っていき、先生たちも異動に。

万物は流転す、なのです。

 

 


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