鈴木海花の「虫目で歩けば」

自然のディテールの美しさ、面白さを見つける「虫目」で見た、
身近な虫や植物の観察や飼育の記録。

急に駆け足な春

2017-04-18 07:39:13 | 日記

 今年は虫の出が遅い、1週間以上遅れている・・・・・・・こんな声があちこちから聞こえた今年の春ですが、いよいよと思ったら、いきなり駆け出した感が。

ま、まってぇ~

 

 近所の自家菜園の際に生えているクコに、今年もトホシクビボソハムシが姿を現したかと思うと、もう卵が。

 

 先週末の森林公園では、サクラの葉に食痕があらわれ始め、

 

葉裏をのぞけば、こんな幼虫。

疑似柵にも。

この時期の幼虫は、小さすぎて種を調べるのが困難です。

 

でも、これはわかるわね、ヒメヤママユの3齢くらいの幼虫。

 

ハンターたちも始動!

マミジロハエトリのオス。

 

ネコハエトリも。

 

おっきな獲物にじりじりと近づくサシガメの子どもは、ちょっと腰が引けてる。

小さな体で活発に歩き回るナナフシモドキのこども。

 

花にはアブがきている。

 

イチモンジカメノコハムシの姿もありました。

冷蔵庫の野菜室に、人間用ではない葉物がどんどん増えていく季節となりました。

1日、1日フィールドの様子は足早に変化していきそうで

目が離せないなあ。

 

 

 

 

 

 

 


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拙著新刊カバーです、ぜひ!手に取ってみてください

2017-04-03 17:31:34 | 日記

 きょうは拙著新刊『どんどん虫が見つかる本―虫の楽しみ365日』の入稿日でした。

いよいよ印刷にはいります。

これがカバー。

虫と、虫を見つけている人の写真でつくりました。

アマゾンでも予約受付がはじまったようです。https://t.co/S3TbaQZh7T

発売日が5月10日となっていますが、もう少し早いんじゃないか、と思います。

GW中だといいなあ。

  書店などでこのカバーを見かけたら、ぜひ手に取ってください!

そして、おりしも虫のピークシーズン、観察のお供にしていただけたら

こんなにうれしいことはありません。

 よろしくお願いいたします!

 


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ハンドブックシリーズ新刊は『落ち葉の下の小さな生き物」

2017-03-19 11:02:21 | 日記

 

 まだ、やってるの~?!と言われそうですが、・・・まだやってます。印刷物をつくるのは

時間がかかるんです。

最近ではまずはPDFの画面上で校正し、赤をいれていくので、私のようなうっかりものは、見落としが心配でびくびく。不安で胃がきりきり。

で、ここで初めて「紙」に出した状態で校正まできた、というところです。

このまま順調に進めばGWのはじめに発売となりそうです。

で、タイトルが決定。

なんと

『どんどん虫が見つかる本―虫の楽しみ365日』

「どんどん・・・」って・・・ほんとかね(auの三太郎CMじゃなし)、と著者も思っているけど

実用書のタイトルは版元の営業の意見もあるので、

まあ、こうなりました。

 

校正の打ち合わせの時に、文一さんからいただいた『ブンイチ』第2号とハンドブックシリーズの新刊『落ち葉の下の小さな生き物』。

『ブンイチ』のほうでは特に「ピンセットを使う愉しみ』と『山田、マラリアにかかったってよ~』が面白かった。

『ブンイチ』は無料の情報誌なので、書店などでもらえます。

 

 

『落ち葉・・・』の表紙、ふと手に取ってみたくなるかわいさ!ミミズもさりげなく下のほうでのたくっています。

 

表4(裏表紙)には吸われてもいいから一度見てみたいヤマビルの卵嚢。

 

さて、作業にもどります。(ちなみにこちらの本にはヤマビルの写真は出てきませんのでご安心を)

 

 

 

 

 


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やっと峠を越えたかな

2017-02-25 09:37:55 | 日記

 4月末、ゴールデンウィーク直前の発売を目指して、暮れから取り組んでいた新著の制作。

やっと峠を越えたかな、というところまで来ました~

ちょっと気温が上がると心もそぞろ。

 本のタイトルはまだ迷っているのだけれど、テーマはいろんな虫の見つけ方。

この、「いろんな」というところが曲者。

さまざまな分野の虫を取り上げているので、自分の経験不足や観察不足に自信をなくしたり。

 この本には、今までいろんな場面でいっしょに虫を探してきた方たちの写真がたくさん載ります。

みなさんの虫探しの様子をたくさん並べてみると、そこからは虫を楽しむ喜びのオーラが!出て、

読む人に感染するといいなあ、と思いながら。(お顔がはっきり写っている方には事前に掲載のご承諾をいただきます)

 

 一足先に、先日発売になったご存じ山口進さんの『珍奇な昆虫』(光文社新書)。

山口さんは、昆虫探検写真家。

この「探検」っていうところが、凝縮されているのがこの本。

美味しい飴をちびちび舐めるように、自著制作の合間に読んでいます。

 

 でも、本の制作に忙殺されるのは冬でよかったかも。

他の季節だったら、フィールドに行きたいのを我慢するのがどんなに辛かったかと思うと。

「プレミアム・フライデー」って、なにそれ?

もの書きは、自分で仕事の時間を厳しく(笑 ごとじゃない)管理しないといけないので

全く関係ない世界だなあ、なんて思ったきのうでした。

 

これは去年3月はじめの、よく行く里山の様子。

 

 えーと、あとコラムを3本、小コラムを2本、まえがきと謝辞を書いたら・・・出かけよう~

 

 


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オオキンカメムシを見に海の方へ

2017-01-21 08:36:29 | 日記

 連日、リストとにらめっこ。

4月に発売予定の本の制作に追われています。

野外で見つけるとうれしい(と私が勝手に感じている)、これだけは見ておきたい、見つけるともっと見つけたくなる・・・そんな虫たちをリストアップして、写真と解説でつくるページに予想どおりの苦戦。

でも、やっと終わりが見えてきたかな?

 欲求不満になるので、今月中旬には、神奈川県の南のほうへ

12月に見つけることができなかったオオキンカメムシの越冬集団をさがしに。

いろんな照葉樹が雑然と生えていて、いかにも、という場所。

 

カメムシの越冬はだいたい集団をつくるのですが、

ここのは、あちこちに2、3匹と、散乱している感じ。

真冬にこんな大きさのある、しかも派手な色合いの虫をみると、元気が出ます。

 

 しかし、ほとんどのオオキンカメムシは枝の上のほうの葉裏に。

こういうときは、背が低いのがうらめしい・・・・。

あ、でも、私向けに、足元の草の上にも1匹!

 

 この日はアロエが花盛り。

誰が花粉を媒介するのか、とみていると、アブでした。

 

 

 でも、ああ遠き春よ・・・

 

 

 


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cancanライトで遊ぶお正月

2017-01-03 12:21:56 | 日記

あけまして、おめでとうございます。

去年お世話になったカメムシと宮崎で買ったタイ製のツノゼミの置物を飾りました。

 

 穏やかないい気候のお正月、いいですね。

45年間実家のある鎌倉の銭洗い弁財天に初詣にいってお札を洗ってきたけれど、

あまりに混むし、ご利益も感じられない(笑)ので、

今年は九品仏の浄真寺へ。

おみくじはひかない私ですが―
娘:あら、オマケついてるよ
私:じゃあひいてみるか・・・オマケ、熊手だった
娘:わたしとおなじだ、8種類あるみたい。だるまがほしいなあ~
私:もういっこ、やってみようか?でるかもよ。...
娘:ガチャじゃないんだから 笑

 仕事で外出がままならないので、

例の「cancanライト」でつかの間、虫撮り。

光がきれいにまわる虫撮り必携ライト

 

2ミリのジュウジチビシギゾウムシ。もう2か月もリンゴを食べて元気です。

 

ちょうど出てきたハエトリグモの幼体の目に、ハート~

 

 来週は越冬オオキンカメムシを見に行く予定。

楽しみです。

 

 今年も、よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 


 

 


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クリスマスも正月も

2016-12-25 07:54:53 | 日記

 昨夜、大阪の虫友だち Iさんから、小さな声で電話が。

「あのぉ・・・最近ブログが更新されていないけど、お元気なのかなあ、と心配になり」と。

ほんとに、もう1か月くらい更新していない・・・・のに、訪れてくれる人はたくさんいらっしゃる・・・

ご心配くださっている方々、ほんとうにすみません!

 ブログを更新できていませんが、私はいたって元気です。

9月~11月までつづいた『わたしたちのカメムシずかん』発売、ジュンク堂でのフェア、2つのトークセッションなどなど、忙しくも楽しい秋を過ごしましたが、その後ちょっと休息。

そして今は、来年2017年4月(予定)発売を目指して、新しい著書の制作に没頭しています(というか、遅れている原稿書きとか画像さがしを編集者から催促されている)。

 この本は今までの私のエッセイ中心の虫本とはちょっと違って

虫の楽しみの世界に足を踏み入れようか、どうしようか・・・躊躇している(笑)方々から

一般愛好家までを対象に、「虫の見つけ方」について、いつ、どこで、どんな季節に、どんな時間帯

に、どうやって見つけるか、をいくつかの目ごとに掘り下げた内容です。

 でも一般愛好家の端くれである私が作る本、ということで、虫を楽しむためのあれこれを盛り込んで、今までにない虫の本を目指して、現在、鋭意制作中、というところ。

つまり、あ、きょうはクリスマスですが、クリスマスとかお正月とか、あまり関係なくがんばらなくてはならないハメに陥っています・・・・・・。

 約300種を取り上げるこの本にはもちろんたくさんの写真が必要なので、昆虫写真家 尾園暁さんに絶大なご協力をいただいています。

 また目ごとの、「その道の達人たち」と、実際にごいっしょにフィールドを歩いて、その見つけるための振る舞いに密着取材した「達人とフィールドを歩く」というページのために、6人の達人にたいへんお世話になりました。仕事とはいえ、もうね~楽しかったよ!読んでくださる方々にも、いっしょに虫探しをしている感じで楽しんでいただけるようなページにしたいと思っています。そして、誌面に入らなかったこぼれ話は、このブログに載せていきたいと思っています。

 越冬幼虫、フユシャク、オサホリ、とか、いろいろ気になるので、あたたかく穏やかな日には

心が激しく動揺しますが、ここはがまん。

 ところで来年、オドリコソウが咲いたら春一番に探しに行きたい虫は、このミツボシツチカメムシ。

わりと身近にも見つかるカメムシですが、ベニツチカメムシと同様、保育行動をする、

と教えていただいたので、それをぜひ観察したいと今から、心がはやります。

 

 ひとりひとりの頭の中には、来年の虫カレンダーができあがっているのではないでしょうか。

 その楽しいカレンダーを思い描きながら、

どうぞ、よいお年をお迎えください。

 

 

 

 

 

 


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11月25日のトークにご参加のみなさまに「緊急かつ、うれしい」お知らせです!

2016-11-20 18:36:47 | 日記

 おかげさまで、25日のトークセッションは、満員御礼(50名)となりました。

ところで、

 トーク開始に先立ち、先日、向井裕美さんが研究のため佐賀のフィールドより採集してきたばかりの、

イキイキのベニツチカメムシ現物を持ってきてくださることになりましたので、

関東ではなかなか見る機会のないこのカメムシをぜひみなさまにも観ていただきたく、

25日18:30~19:00までの30分間、私が虫かごをもって、

ジュンク堂のスタバ側の出口に立っております(笑)。

ご覧になりたい方は、ぜひ少し早くおいでいただき、声をかけてください。

(店舗内には生き虫は持ち込めないので、苦肉の策ネ)

 ぜひこの機会に、大きくて美しくておもしろいカメムシの実物をご覧になってください!

 


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『秋の昆虫展』後半のトークセッション間近か

2016-11-20 09:21:34 | 日記

 

 ジュンク堂池袋本店7Fでの『秋の昆虫展』、たくさんの方のご来場、ありがとうございます。

前回のはたこうしろうさんとのトークにも多くのご参加をいただきました。

ジュンク堂の催しは1か月の長丁場ですが、いよいよ後半にはいり

2回目のトークセッション、カメムシ学者向井裕美さん、新開孝さん、と私の『カメムシがこんなことするのか?驚異の保育行動』も、残り席数が1席となりました。参加ご希望の方はお申込みをお忘れなく!

 

 11月は講演やトークでけっこう忙しく、なかなかフィールドに出る時間がなかったのですが、

先週は、立川市のお招きで講演のあと、矢川緑地で行われた観察会に参加できました。

11月にはいると、虫はぐっと少ないだろう・・・…という心配をよそに、

驚くほどたくさんの虫を観ることができ、参加者も終始笑顔。

 

まだぴくぴく動くイモムシをむさぼるチョウセンカマキリ!

 

虹色の眼をもつアミメクサカゲロウ

 

カネタタキのメス

 

オオホシカメムシ。

 

ムーアシロホシテントウ

 

クロスジホソサジヨコバイ。たいていヤツデの葉裏にいます。

 

クヌギカメムシ

 

くすぐったい

 

ガ類のたまご

 

テリアの顔みたいにも見えるケムシ

 

あのころっとした体形の成虫からは想像もつかないトホシテントウの越冬幼虫。来春までこの姿。

 

ハバチの幼虫

 

私的にはいちばんうれしかったミミズク。ヨコバイの仲間です。

 

 きょうはあたたかい一日になると予報が出ているので、これからひとりで

近場のフィールドへ行ってきます。

狙いは、ササの葉裏のヒカゲチョウ、フユシャク、土にもぐっているアオオサムシ、あとは手すりのハエトリグモ。

まだまだフィールドも楽しい~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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トークの次は「壁」のご紹介

2016-10-30 09:19:21 | 日記
トークの次は「壁」の話。
あさって11月1日からのジュンク堂池袋本店7Fの壁面の展示の充実ぶりがすごい。
 
 ジュンク堂の各フロアの壁面はL字形になっているのはご存知ですね。
まずエスカレーターを降りていちばんに目につく正面の壁には、『わたしたちのカメムシずかん』であのすばらしい絵を担当してくださったはたこうしろうさんの原画がずらっと展示されます。
人気絵本作家のはたさんの原画ですから、福音館書店の社員3人が膝に抱いてタクシーに分乗して搬入する、というとになるそうです。これは私もまだ見たことがないので、すごく楽しみ。
 
 
 でも正面の壁を見てそこで止めてはいけません!
L字の角を曲がりましょう。
そこには長島聖大さん、石川忠さんの、葛巻でのカメムシ調査の課程と調査報告のパネルがどーんと。これを見れば葛巻でのカメムシプロジェクトの全貌がわかります。
 
 そしてその先には新開孝さんの『みんなカメムシのたまご!』パネル。この夏、セミの撮影で上京された新開さんと銀座でチャーハン(なぜに銀座でチャーハンを?とお思いでしょうが、外国人観光客で超混雑している銀座では裏道の中華屋さんくらいしか空いていなかったんです。「チャーハンなんかですみません・・・」という私に「ぼくチャーハン大好きですよ、ほんとですよ」と言ってくださる新開さん。ほんとに優しい方です)を食べながら、「カメムシのかわいくてきれいなたまごをずらっと並べられたらいいなあ・・・」と話したら、すぐのってくださって、こんな素晴らしい展示になりました。
 
 
 さて、カメムシのたまご美を堪能したら、ずずーっと奥に進みましょう。そこには向井裕美さんのベニツチカメムシ研究の成果が迫力で迫ってくる展示が。一般向けの展示は初めてという向井さん。何に対しても真摯に全力で、しかも楽しみながら取り組む向井さんの姿勢が見る者の胸に響きます。ああ、こういう姿勢があのツチカメムシ類の「振動」という行動を世界で初めて見つけることにつながっているのだ、ということが納得できるでしょう。
 
11月はぜひ池袋のジュンク堂へ足を運んでください。
 
 
 

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