goo blog サービス終了のお知らせ 

ラポーレ駿河・居宅ケアマネの風景

日々、ケアマネの仕事で外を飛びまわってます。

外部研修 高次脳機能障害の基本的理解

2011年12月16日 | Weblog
外部研修

<テーマ>
 高次脳機能障害の基本的理解

<概要・内容>
  ①高次脳機能障害とは 
  頭部外傷、脳血管障害等により後遺症として、記憶障害・注意障害・遂行障
  害、社会的行動障害などの認知障害が生じ、日常生活・社会生活への適応が
  困難となる障害である。
  ②高次脳機能障害の特徴  目に見えにくい障害。本人が自覚しにくい障害。ある  特定の場面にしか現れない障害。障害が重複している事が多い。
  ③高次脳機能障害への対応の基本的な考え方
  周囲の人が障害を理解する。目に見えない障害を理解する。忍耐力を持って
  接する。環境を整える。代償手段を身につける。

<感想・意見>
 脳血管障害者に接すると、高次脳機能障害に関わる事は多い。脳ドリルなどの紹介もあり、本人への働きかけも必要であるが、介護者の理解と忍耐強い対応が不可欠と思えた。
 また、講師の丸山氏は、病院から自宅へ帰った時に障害が見えてくると述べられていた。先日、以前関わっていた利用者と静岡駅のJRの窓口で会った。その方はジャーゴン失語があり、言いたいことと全く違った事を言う障害を持っていて、私の前で長く係員と話していた。大きな声で話しており、内容を聞くとはなしに聞きながら私はイライラしていたのだが、途中で以前の利用者と分り声を掛けた。無事切符も買い、おそらく電車にも乗ったと思われるが、その後係員に少し障害のある方だと話した。係員も当惑していたが、障害があると分り少し納得しほっとしていた。高次脳機能障害の特徴が見えずらく、本人が自覚していない、特定の場面で現れるであり、基本的な対応が、周囲が理解するであるが、社会に出た時にはそれが通じないように思えた。特定の場面では理解されても、社会一般での理解は困難である。
  先ずは家族や介護者が高次脳機能障害について理解し対応していくことが大切で、それから社会への働きかけを行っていくことだと思う。
今回の研修で高次脳機能障害についての理解が深まり、研修に参加させていただきありがとうございました。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。