ラポーレ駿河・居宅ケアマネの風景

日々、ケアマネの仕事で外を飛びまわってます。

24時間対応の定期巡回・随時対応サービス事業検討委員会出席予定

2011年03月25日 | Weblog
30分でかけつけられる範囲で訪問介護・訪問看護が定期・随時で対応。
施設の在宅版といった形を想定しているらしい。

現在 モデル事業であるが、理想はよいが現実事業としてなりたつか?
金額の設定を事業が見合うだけの設定であれば可能かも。
また この御時世 職員もあつまるかどうか?

前途多難だとはおもうが ぜひ実現をお願いしたいところです。

外部研修報告会 難病の基礎知識など

2011年03月18日 | Weblog
外部研修報告会

<研修名>
平成22年度難病患者等ホームヘルパー養成研修(難病基礎課程Ⅰ)兼 介護支援専門員難病研修
  
<概要・内容>
1難病の基礎知識Ⅰ  ・難病に付いての正しい概念
           ・パーキンソン病、脊髄小脳変性症、全身性エリテマトーデスの疾病の理解と看護介護上の留意点
2難病患者の在宅療法支援 
           ・痰の吸引での注意点
           ・医療処置を受けている難病患者の対応
<感想・意見>
難病は多くが原因不明で、治療法が確立していない。また、比較的患者数が少ないため、治療法の開発などが行われにくい。社会的にも解雇や就労に制限が起こりやすく、経済的負担も大きい。
その中でも比較的患者数の多いのがパーキンソン病である。70歳以上では150人に1人の有病率である。治療法の進歩により患者の高齢化がある。
  脊髄小脳変性では最終的には気管切開が必要になるが、そうなると施設等の受け入れ先が無くなる。
  クロイツフェルト・ヤコブ病は直接感染による発症もあるが、通常の日常生活ないでは感染が無いが感染ルートの理解が乏しい。
  筋萎縮性側索硬化症(ALS)では終末期には、眼球運動も含め全ての筋の随意的な活動が無くなるため、患者からの意思疎通の発現が不能になる。(完全閉じ込め症候群)
  また、溝口先生よりは今回の震災の事もあり、災害時の支援についての言及があった。
 ・ 疾患ごとの患者数が少ない。 ・疾患ごとに特殊な症状があり、一般に理解されにくい。
・ 神経難病患者は、運動障害を伴っている事が多く、日常生活上、看護や介護が必要な事が多い。
・ 医療機器などの依存度が高く、中断すると生命や日常生活に重大な影響がある。
  自宅での生活が継続できるのが良い。自宅の安全が確保される事が大切である。自宅をシェルターに!
  とも、話されていた。
   今回の研修で難病への理解も深まったが、患者本人、家族への支援は、医療と介護、行政が一体にならないと出来ない。今回の災害時のような場面で弱者が取り残されないよう、私自身もどんな援助が出来るか考えていきたい。

外部研修報告会

2011年03月15日 | Weblog
外部研修報告会

<研修名>    
高齢者の権利擁護に関する研修会
     
<概要・内容>  
 講演 「安定した地域生活を支える為に ~高齢者の権利擁護の視点から~」
    <感想・意見>
講義全体が高齢者虐待防止法に基づく対応状況調査など現況データの解説、権利侵害、虐待の家族及び援助者(養介護施設従事者等)による具体例を通し、現況や課題、基本的考え方が整理され、多くの内容が整理され、比較的理解しやすい講義だった。
権利侵害、虐待は、本人の状況、精神的な障害、社会的・家庭的孤立状態、経済的自立ができず生活できないなどの問題とともに、本人の身近な存在である家族間の葛藤や経済上の問題及び事業者・介護従事者の業務上の技術的問題や職場環境の問題など、養護者それぞれの課題があるが、それと同時に、それらを取り巻く地域社会の役割、課題の重要性を改めて考えさせられた。身近な相談者がいない孤立した状況、判断能力のない養支援者の一人暮らし、などの現状の課題を把握し、それに対し何らかの支援をしていくことが地域社会の役割であり、抱える問題を「放置」している状況は、地域社会が権利侵害している状況といえると話されたことが印象的であった。
権利擁護とは、本人の自己決定の尊重と本人保護の上にたち、1.本人が持つ生活上、財産上の権利侵害の予防と救済を行う、2.本人が持つ権利の行使を援助する、2つの側面を持っている。本人の立場に立ち、「自己決定の尊重」することと、自己決定の困難な方については、専門家が介入して本人保護を行うことが求められる。本人が持つ権利が行使できない状況として、1)放置、孤独、2)サービスの不足(量と質)、3)不適切なサービスの提供、4)情報不足、5)手続きの煩雑さ、6)スティグマ(恥辱)があげられていたが、権利侵害は本人に身近な人が犯し易く、権利の行使には、本人に身近に接する専門家として気付きが必要であるという。私たちが日々の業務の中でいえば、たとえばケアプラン作成をご本人の置かれている状況や意向をどれだけ的確に把握し、必要な情報提供や説明をしているのか、ご本人の自己決定を尊重し作成しているのか、家族の意向だけで作成していないか、きちんと説明し、確認の印をもらっているのか、などが問われている。さらに何より、認知症だからとかなど固定観念で見てしまいがちである。「いかにご本人と向き合うか」が私たちに向けられた課題であるという言葉に改めて、ケアマネとしての姿勢を問われた気がした。
今回の研修を通し、日々の業務における姿勢、またケアマネとして求められる課題、さらに、まだ未整備な虐待を予防、解決するための地域におけるネットワークづくりへの参加などについて、自分自身への課題として、日々の業務に生かしていきたいと思う。

外部研修報告 高齢者の医学基礎知識 疾患の各論

2011年03月14日 | Weblog
外部研修報告

<概要・内容>
講師 ○○医師
・高齢者の特徴
・高齢者に多く見られる疾患の原因と症状、早期発見のポイント、介護職が留意する点
 「脳血管障害」「糖尿病」「肺炎」「心疾患」など
・質疑応答
<感想・意見>
 糖尿病及び高血圧についての解説から始まり、その後に脳血管障害や心臓疾患についての解説があった。 脳血管障害や心臓疾患の大きな原因が、糖尿病と高血圧であることを、とてもわかりやすく説明をしてくれた。

 受講対象者が、老人福祉施設又は介護保険事業所に勤務する者、となっていたためか、とても細かい部分にまで説明をしてくれていた。
・糖尿病の検査方法は?
…糖尿だからといって、尿検査ではなく、血液検査によって数値を測定しています。
・糖尿病はなぜ体に悪いのか?
 …全身の血管の病気です。頭の血管では脳梗塞。心臓の血管では心筋梗塞。また失明等。
・高齢者高血圧の特徴
 …血圧測定では、手首で測定すると、末端等は動脈硬化等によって、正しい数値が出ないので、必ず上腕で測ること。血圧の変動も激しく、季節や5分前と比べて等の数値が一定しない。

 また、高齢者の疾患で死亡原因の一位が肺炎であり、原因が3種あるとのことだった。ウイルス性と誤嚥性の肺炎は知っていたが、「嚥下性肺炎」という言葉を初めて知った。眠っている時に口腔内にある物を、呼吸と共に吸い込んでしまう肺炎で、意識のない寝たきりの患者に多いと言う。寝る前に口腔ケアがされていないことが原因の一つとのこと。

 知っている疾患については再確認ができ、新しい知識を得ることができた講演だった。

施設内事例検討会・状態改善・サービス調整難航

2011年03月09日 | Weblog
施設内事例検討会
テーマ
 「状態が改善し自立に向けてサービスを調整したいが、本人の同意が
  得られないケース」


アドバイス
・床ずれの再発を防止する。
・担当者会議等でケアマネ、事業者、本人の意見をすり合わせ
納得できるまで何回でも話し合いが必要。
・訪問看護の管理が週1回は必要ではないか。
・本人が頑張って回復した。頑張りを支えてきたのが事業者なら
そのままでも良いのではないか。
・新しいプランを検討する良い機会。精神面でも安定しているので
提案してみても良い。(通所系のサービス)
・サービスがあって今の状態が維持できている。
・ケアマネがアセスメント、評価をして必要なサービスを提供していく。
・制度については保険者から情報提供してもらうのが良い。
・必要なサービスを必要なときに利用する。という介護保険の制度を
理解してもらう。