研修会に参加してきました
研修名
24年度「ケアマネ全体研修」
~本当にわかっていますか?認知症~
<内容・感想・意見>
講演者・先生の話は、医者レベルでは 認知症はまずは治療可能な認知症を鑑別することが大事である。治る認知症(例えば、正常圧水頭症など)でも、早期に治療しないと脳細胞が死んでしまってからでは、治るものも治らない。治療に期待がもてないとのこと。おかしいと思ったときは早期に医者にかかることが大切とのことでした。
しかし、早期の診断が早期の絶望となって「うつ」となる場合がある。最初の喪失体験である。ゆっくりとかかわることが大切。
ここ10年で認知症ケアがかわってきた。介護保険ができ、良いケアが手ごろの価格で受けれるようになった。また、認知症本人が声をだせるようになった。診断は必要であるが、地域で支える・良いところをみつけだしてそれを伸ばそうとする考え方・残された能力をみつけのばすことが大切である。さらに薬は副作用がでない程度に使用することがのぞましいとのことであった。
国では 今年6月に初期集中支援チーム・オレンジプランを作成。全国で今年3~4ケ所。平成27年には全国展開を予定。早期診断・早期治療もあるが、メインは、本人の能力がある時に本人からおもいを沢山聞き取っておく。そうすれば、能力が低下しても聞き取っているのでその人の能力を高めることができる。その人を支えていくためのたくさんの情報を知っておくことが良いケアにつながるからとのことであった。
このプロジェクトは「認知症の人は、精神科病院や施設を利用せざるを得ない」という考えを改め、「認知症になっても本人の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域のよい環境でくらし続けることができる社会の実現」を目指しているとのこと。本人の意思尊重が特に大事。本人の自己決定権が保障された環境こそが最大の癒しになる。また、自己決定権、本人の意思が尊重された環境こそが大切。認知症も同じであるとの話しであった。
本人にとっての 譲れない価値を知ることが大事。本人の言葉をよく聴いて、どのように生きてきたか。
今後、さらに 本人に寄り添ったケアをおこなっていきたいとおもいます。
研修に参加させていただきありがとうございました。