日銀券を増刷して日本国を救う村島定行のBlog

①日本は世界最大の債権国、お金がなければ刷りなさい②英語を多用すると次第に馬鹿になる③靖国参拝は日本人の義務だ。

外来語言い換えー基本に返ることが重要

2006年12月31日 | 日本語
 数年前から国立国語研究所が外来語言い換え提案をしている。4次に渡って計176語の外来語を取り上げ言い換え語を提案している。外来語言い換え辞書 EDOBEE 江戸兵衛というのも提案されている。そのいい換え語について納得のいく表現だとかおかしな表現だとか無理な表現とかさまざまに批判している。世田谷区役所区長室総務課は最初からかなりの外来語の日本語への言いかえを無理と判断して言い換え困難とか言い換え不要としているのが多い。
 問題は言い換え語の個々の内容ではなく基本を正すことが必要ではないだろうか。日本人は日本語を話す。日本語を話す人間が日本人であるという基本がおろそかにされ、何事につけても英語を使うことが問題である。本来日本語で言うべきことを英語で表現するところに大きな問題がある。日本人が無理に英語を使うことのおかしさを忘れているのである。その結果として多くの日本人が日本人の言うことがわからないという事象が発生しているのである。日本人がホワイトカラーエグゼンプションという表現を使うことのおかしさ無理さ加減を問題にしないのが間違っている。
 教育基本法が改正され伝統と文化を尊重するという文章が挿入された。このことに反対する勢力が多くてこれまで改正できなかった。日本語は伝統と文化の色濃く凝縮されたものである。伝統と文化そのものである。日本語を使わない、日本文化を軽視する、日本の利益を軽視する、日本より他国を上に置くという考え方がそもそもおかしいのである。
 そのことを一番主張しなければならない。日本人は日本語を使わなければならない。努力していい日本語表現を考えればいい日本語が浮かんでくる。日本人なら誰でもすぐに意味を理解できて、忘れないきれいな日本語表現が出来てくるのである。
 我々は基本に返ることが大事である。
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外来語言い換え辞書「江戸兵衛」について

2006年12月16日 | 日本語

外来語言い換え辞書「江戸兵衛」というのが公開されている。全ての外来語は日本語で言い換えることができるという考えで作られており、誰でも編集に参加できる。カタカナ語の氾濫は日本語による意思疎通の支障をきたすという考えからできるだけ日本語を使おうという文化運動のように見える。昨日教育基本法が改正され、伝統と文化の尊重が謳われるようになった。伝統と文化の塊が日本語であるから今後日本語が大事にされるものと思う。その意味で外来語言い換え辞書「江戸兵衛」が公開されたのは時宜を得ているように見える。 

面白い言い換え語を紹介しよう。いま流行のタウンミーティングは「街中(まちなか)会議」、トリビアの泉は「雑学の泉」、番号ポータビリティ制度は「番号引継ぎ制度」などが目をひく。驚くなかれジャパンの項目には「日本」と言い換えることが提案されている。例として「王ジャパン」や「なでしこジャパン」は「王日本」や「なでしこ日本」と言い換えられている。「メキシカンハット」は「メキシコ帽」である。当たり前であるが「放送センター」を「放送中心」というのはどうであろうか。長い間センターといい続けていると中心と言い換えることが受け入れられるであろうか。最初は中心の意味でセンターは使われていたことは理解できる。

この辞書を見ていると我々が余りに多くの英語を使っていることがわかる。タウンミーティング(TM)と書くのを誰も不思議に思わないが、我々は英語国民ではないことを忘れている。

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教育基本法の改正おめでとう

2006年12月16日 | 政治
教育基本法が改正された。伝統と文化の尊重、愛国心などを盛り込んだ教育基本法が改正された。これで大きく変わるはずである。さらに防衛庁が省に昇格した。戦後これほど国の防衛をないがしろにしていた国はない。自主防衛の方向に進んで欲しい。安倍晋三内閣だからこそ出来た改正であろう。求心力が低下したとはやし立てていたマスコミの報道はやらせであることがはっきりしてくるであろう。憲法改正もそう遠くないことを期待したい。
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道路特定財源を奪い合う愚について

2006年12月06日 | 経済
道路特定財源を奪い合っている。安倍総理は一般財源にも使いたいといい、道路族は使わせないとしてやりあっている。こんな馬鹿なことで時間をつぶすのはもったいない。道路特定財源はわずかな金である。これを一般財源化しても必要な資金の数%しか入らない。一般財源化したところで問題解決にはならない。
日本経済の不調はお金を使いすぎたからではなく、お金を使わなさ過ぎた結果うまく行かないのである。日本経済の生産力に見合った消費がないことである。
長年政府が緊縮財政を行って、消費を抑制した結果内需が小さくなって長期的なデフレ、慢性的な不況に陥っているのである。長期的なデフレを止めるためには日銀券を増刷しなければならない。増刷した日銀券は政府が自由に使えるのである。私の推定では40兆から60兆毎年刷ってもインフレにはならない。そうすると道路特定財源などに目を付けなくともお金はいっぱいあるのである。増税も、歳出削減も必要ない。2011年にプライマリーバランスを回復するという不可能な目標など気にする必要なない。
 日本はいくらか好景気といわれているが内需はしぼんだままである。日本ほどの豊かな国が外需に頼って息をついているのは異常である。日本は米国のように豊富な内需に頼って確実な成長をしなければならない。そのために政府がやるべきことは緊縮財政ではなく、景気拡大政策である。馬鹿な人間がインフレになると言うが日本はデフレの最中にある。日本の土地の平均はコンスタントに3%づつ値下がりをしている。これは日銀券の刷り方が少ないことを意味する。これを修正するだけで毎年50兆円のお金が出てくるのである。
 道路特定財源を奪い合うのは愚かである。
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日本の歳出削減は破滅への道

2006年12月03日 | 経済
日本は世界最大の借金国と新聞に書いてある。しかしながら日本の貿易黒字は10兆円、利子配当が10兆円である。単純に言って1年間に20兆円の黒字がたまるのである。その国が毎年借金が減らないで30兆円ずつ借金が増えているというのである。
どう考えればいいのか。
日本は世界最大の債権国である。世界に最も金を貸している国である。だからこそ国連分担金の20%を負担しているのである。
日本政府の国債は96%が日本国民が持っている。日本政府の借金は国民に対する借金である。これは言ってみれば旦那が奥さんに借金しているようなものである。これは借金であろうか。私はうちのかみさんに借金がある。しかし借金と考えたことはない。日本政府の借金は普通の借金とは違うのである。これに縛られて緊縮財政をするのは筋が通っているのであろうか。
 貿易収支が10兆円の黒字であるというのは10兆円分日本人が外国人のために働いているということである。日本政府はここ10年近く支出削減に取り組んでいる。それによって歳出削減の分だけ日本人が日本人のために働かなくなるのである。日本人が外国人のために10兆円分働いてやっているのに対して、日本人が日本人のために働くことを政府は歳出削減により抑制しているのである。多くの日本人が日本人のサービスを受けられなくなっているのである。これは差別ではなかろうか。高速道路を作るのを止め、公務員の数を減らし、警察官の数を減らし、日本の治安は悪化し、教育の質は低下し、医療の質、福祉サービスは悪化する。これにより外国人の暮らしは良くなり、日本人の暮らしは悪化する。外国人のために10兆円分余計に働いている日本人にもっと働いてもらって日本人の暮らしを良くするのはどうしていけないのか。
 ここ10年で中国の経済は3倍になり、インドは2倍になり欧米の経済は5割大きくなった。その間日本の経済は同じままである。これこそ政府の歳出削減、緊縮財政の成果である。日本人が日本人のために働いて日本人の暮らしを豊にすることを禁止する政策、それがこれまで日本政府が取ってきた政策である。
 毎年20兆円の黒字が出る国が必死に節約することは筋が通っているであろうか。なぜ節約しなければならないのか。毎年20兆円も黒字が出る国はもっといい暮らしをしていいはずである。国内の経済活動で大量に石油を消費し、石油代金の支払いに苦労しているわけではない、外国車をたくさん輸入して赤字になるわけではない。材木を使いすぎて日本の山が禿山になるから抑制しなければならないというわけではない。日本人が働きすぎて健康のために働かないように抑制しなければならないのではない。
 毎年20兆円も黒字がでるのである。節約しなければならないというのはおかしな話である。働きたいけど働く機会がなくて困っている日本人がたくさんいるのである。
 働く気のある全ての人に働いてもらって日本人の暮らしを豊かにするのがどうしていけないのか。政府はもっと思い切った歳出削減をやるという。日本人の暮らしはもっと悪化することが約束されているようなものである。
 アルゼンチンは17兆円の対外債務で破産した。ロシアのルーブルは1万分の1に下落した。こういう国と日本は違うのである。両国はGNPの数倍の対外借金があったが日本は多額の対外債権がある。政府も日銀も財界も学会もアルゼンチンやロシアのようにならないために必死に節約をしている。馬鹿げたことである。日本はここ20年以上、世界に最先端の工業製品や生産財を供給してきた国である。毎年10兆円の黒字を記録してきた国である。世界で最も豊かな国である。日本は最も破産しにくい国である。
 ただし日本を唯一破産させる方法がある。それは日本政府が現在やっている緊縮政策である。公的債務を借金と思い込み、借金を減らすために内需を一つづつつぶしていく方法である。日本政府の政策が功を奏して日本人の平均的暮らしは確実に悪化してきている。
 日本の現在の好景気は外需に依存している。日本ほどの経済大国が外需に依存することは間違っている。外需は多寡が知れているし不安定なものである。確実な内需に依存してコンスタントな成長をしなければならない。見本は米国である。米国のように内需に引っ張られてコンスタントな成長をしなければならない。
 そのためには歳出削減でなく国債の日銀引き受けによる拡大政策をしなければならない。日本はここ15年ほど長期的なデフレ状態が続いている。デフレはお札の流通量が少ないからものの値段が下がるのである。これは日銀券のすり方が少なかったことを意味する。800兆円の公的債務は過去10数年の日銀券の不足額をあらわしている。これは借金ではない。プライマリーバランスを2011年までに回復するという目標は公的債務を借金と誤解したことから起こったことである。これは借金ではないので節約して金を貯めて返済する必要はない。これは印刷して返せばいいことである。税収50兆円と歳出額80兆円の差額30兆円は歳出削減で生み出す必要はない。これは日銀券を増刷してまかなえばいいので歳出削減の必要はない。不足額30兆円の他に景気刺激に必要な20兆円を合わせて毎年50兆円を増刷してもインフレにはならないであろう。長期的に続いている頑固なデフレが止まる程度ではなかろうか。毎年50兆円を増刷して日銀引き受けで消化し、必要なところへ必要な手当てをする。15年ほどすると借金を返済してしまって、無借金の健康体がもどってくるであろう。もちろん政府の日銀に対する1000兆円近くの借金は返さなくてもいい。
 これと似たようなことは米国がやっていることである。
 米国は毎年10兆円以上の借金を垂れ流している国である。毎年10兆円以上の黒字の出している日本の経済がうまく回らないというのはおかしな話である。
 
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日本の借金800兆円は借金ではない

2006年12月03日 | 経済
現在好景気が続いているという。しかしながら日本の借金は800兆円に達している。しかも毎年30兆円づつ増加する。こういう状況は今までなかったことである。
今までと違うところを列挙してみよう。


1 好景気が5年続いているのに庶民には実感できない。むしろ平均的には生活レベルは下がっている。現在の好景気は中国や米国への輸出に支えられている。これは誤りである。外需に支えられる景気は多寡が知れているし、長続きしない。日本が成長するためには内需に支えられなければならない。
2 中国は3倍、インドは2倍、欧米はここ10年で30%から40%経済は大きくなっているのに日本は全く成長していない。日本は成長力はないのか。
3 日本人は贅沢をしていない。むしろ質素な生活をしている。何故借金が増えるのか。
4 日本は年間10兆円の黒字を30年間続けてきた国である。最近は利子の配当が年間10兆円にのぼる。こういう国が何故世界一の借金国なのか。
5 日本が世界最大の債権国であることはどの国も否定しないことである。
6 世界一の黒字国が必死に節約生活をしていて毎年30兆円も借金が増加する。これが21世紀初頭の政府、日銀、学会、マスコミが描く日本である。


 以上の矛盾点は公的債務800兆は借金でないと考えないと解けない。世界一の黒字国が必死に節約して生活をしているのであるから大幅な貯金が出来るはずである。それが毎年30兆円ずつ借金が増大するのである。そんなはずないではないか。毎年30兆円ずつ借金が減っていってもおかしくない。何故30兆円ずつ借金が増大するのか。誰かが毎年60兆円づつ国富を盗んでいるのではないか。

私の考えを述べよう。
 日本は外需に依存せず内需に依存して成長しなければならない。
 緊縮政策ではなく、拡大政策を実施しなければならない。
 800兆円の借金はこれまでの日銀券の増刷の不足額を表し、借金ではない。
 借金は日銀券を増刷して返せばいい。これは短期間でやればインフレになる恐れがあるから10年ないし15年で実施すれば全くインフレの心配はない。
 日本は借金ゼロのまま4%から5%の成長ができる。それが世界一の債権国、技術大国、文化大国の力である。

インフレの心配がないという根拠は
 日本は現在15年ほどデフレが続いている。土地の値段は毎年3%づつ下落している。これは民間がもっているお金が少ないことを意味している。お金の価値が上がる必要はない。お金の値打ちが上がらないようにするためには日銀券を増刷しなければならない。増刷した日銀券は政府が自由に使えるのである。従って歳出削減や増税は必要はない。デフレを抑えるために日銀券を増刷し、それで借金を返済し、景気刺激を行うのである。デフレを抑えるためにどれだけ印刷できるかというと40兆から80兆ぐらいは毎年増刷できると思われる。
 このあたりの議論はこのブログの他の論考で述べている。もちろん質問やいちゃもんなんでも歓迎。
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