民主党岡田克也幹事長の馬鹿っぷりが恐ろしい

　民主党の岡田克也幹事長が東北アジア非核地帯構想を提唱した。その内容は南北朝鮮に、日本を加えて、非核地帯を作り、中国、ロシアに核攻撃しないことを保障してもらうというのだ。よくこんなデタラメな構想を出せるものだ、その馬鹿っぷりが尋常ではない。問題点を指摘しよう。
１．北朝鮮は必死で核武装をやっているのだ。核武装を放棄するはずはないから実現性がない。
２．ロシアを信用して大失敗したことを忘れている。昭和２０年８月ソ連は日ソ中立条約を破って、日本を攻撃してきた。その結果、樺太の南半分と千島列島を奪われたのである。さらに１００万人が強制労働で抑留され、３０万人が飢えと寒さで命を落とした。岡田幹事長はこういうことをやったロシアに日本の安全を保障してもらおうというのである。
３．日本の安全保障理事会の常任理事国入りに反対する中国人のデモで必ず掲げられるプラカードがある。それは「原子弾滅日本」である。日本語に訳すと「核兵器を日本へ落とすぞ」である。このデモは中国政府の公認だから中国政府の意思と思わなければならない。日ごろ「核兵器を落とすぞ」と公言している国が落とさないことを保障するはずがない。もし保障したとしてもそれは信用できるはずがない。
４．日本は戦後日米同盟を安全の基本においてきた、それに新しいパートナーを加えるのであれば信用できる国を選ばなければならない。ロシアと中国は強盗と同じである。

四川大地震の死者数はもっと多い

四川大地震から１年である。死者数は８万７０００人となっているがこんなものではないという感じがする。大きな町が１年たっても全く復旧が出来ないほど破壊されている映像をみると声を失う。学校の破壊され方など痛ましい。死者数はもっと多いのではなかろうか。死者数を正確に報道すると社会不安を引き起こすということで少なめに報道されているはずだ。１９７６年の唐山地震のときはほとんど報道されなかった。大きな地震が起こったことは外部からわかるが規模はマグニチュード７．８であった。直下型で壊滅的な被害がでたことだけ断片的な報道があったが死者数などは全く報道されなかった。大きな被害が出ているはずだとやきもきしながら新聞報道を拾っていったが全く見つからなかった。それから２０年ほどたった頃であったか世界の大地震の一覧表の中で死者数が３０万人を超えていることを知った。最近では２４万人という数字が新聞に載っていたがどれが本当なのだろうか。多数の小学校や中学校が手抜き工事のためにもろくも崩壊してたくさんの被害が出たことについて実数を報道する勇気がもてないのであろう。