ワンピースまんがぱうち(レビュー・ネタバレ)

ワンピースをまとめながら、フラグとなる詳細を記録しつつストーリーを追っていきます。

552話 エースと白ひげ   (マリンフォード-4)

2017年01月12日 | 頂上戦争編





エースは、ルフィより3年早く海賊になる為に一人で海へと漕ぎ出した。
「気をつけろよエース!!」と見送る小さなルフィに「ああ!おれは先に行くぞ!!」と別れを告げた。




ロギア系の【悪魔の実】の能力を手に入れたエースは、『スペード海賊団』を旗揚げして、船長としてメキメキと頭角を現していった。海軍本部より、王下七武海への誘いもあったが、そんなものに興味はなく、断った。



エースは、ある時”四皇・赤髪のシャンクス”を尋ねたことがあった。
弟ルフィの命に恩人に、一度ちゃんと会って挨拶と礼を言っておきたかったのだ。ルフィの兄が会いに来たとあって、シャンクスはエースを大歓迎した。




その後、エースは世界の海を支配すると云われる”四皇・白ひげ”の首を取ろうと模索するが、白ひげに恩義のある魚人海賊団のジンベエにその計画を邪魔されたことがあった。ジンベエとエースの戦いは5日にも渡って続いたが、力が互角で一向に勝負がつかない、そんな時だった。




「おれの首を取りてェってどいつだ?望み通りおれが相手してやろう!!」とエースの目の前に白ひげが現れたのは。
一目”白ひげ”を見たエースは、ヤバいことを直感で感じ取り、まずは仲間を白ひげの前から引き離した。
「仲間達は逃がして貰うが・・・おれは逃げねェ!!!」と、圧倒的力量差をわかってエースは白ひげに真っ向戦いを挑んだ。もちろん、敵うはずなどない戦いである事はわかっている。



倒れても倒れても、血を流して立ち上がってくるエースに、白ひげは手を差し出した。
「今死ぬには惜しいな小僧。暴れたきゃおれの名を背負って、好きなだけ暴れてみろ!!おれの息子になれ!!!」





エースは白ひげの船に乗ることを承諾してはいなかったが、仲間ともども気絶している時に船に乗せられていた。
イラつき、隙あらば白ひげの首を取ろうと殺気立つエースに、初めに親しげに話しかけてくれたのは4番隊隊長のサッチだった。



白ひげの船に乗せられたエースは、100回以上白ひげの首を獲ろうと挑んだが、蚊が止まったほどにも相手にされない。この海にこれほど強い男がいたこと愕然とした。



落ちこむエースに食事を運んでくれたのが1番隊隊長のマルコだった。エースはマルコに訊いてみた。 「お前ら、何であいつのこと”オヤジ”って呼んでんだ?」
マルコは満面の笑みで「あの人が”息子”と呼んでくれるからだ。おれ達ァ世の中じゃ嫌われ者だからよい、嬉しいんだなぁ、ただの言葉でも嬉しィんだ。」






それからだった。エースが白ひげ海賊団の一員として、その背に白ひげのマークを背負って、白ひげの為に海に出るようになったのは。屈強な白ひげ海賊団の中でも、極めて高い資質を見せるエースに、皆は2番隊隊長に相応しいと言ってくれた。
自分よりずっと古株のティーチも「やってくれ、エース隊長」と認めてくれた。



この頃だ、海軍本部から、エースが海賊王の子に違いないと目を付けられていたのは。

エースは、隊長を引き受けるに当たって、白ひげに言っておかねばならない秘密を打ち明けた。
自分が、白ひげのライバル、ゴールド・ロジャーの息子であるという事実を。
だが白ひげの反応は拍子抜けするものだった。 「グララララ、そうか大事な話ってェから何かと思えば、小させェ事考えやがって、誰から生まれようとも、人間みんな海の子だ!!グララララ!!」




その後、事件が勃発した。
エースの部下であるティーチが、仲間のサッチを殺して逃げたのだ。
白ひげは、今回だけは妙な胸騒ぎがする・・・として、ティーチを追うことを禁じたが、エースは我慢ならなかった。
「あいつは仲間を殺して逃げたんだぞ!!何十年もあんたに世話になっといて、その顔にドロを塗って逃げたんだ!!何より親の名をキズつけられて黙ってられるか、おれがケジメをつける!!!」と言って、皆が止めるのも聞かずに飛び出したのだった。






それ以来だ、仲間と・・オヤジと顔を合わせるのは。
エースは処刑台の上から仲間に話しかけた。
「オヤジ・・・みんな・・・おれはみんなの忠告を無視して飛び出したのに、何で見捨ててくれなかったんだよォ!!!おれの身勝手でこうなっちまったのに・・・!!!!」

白ひげはどんと答えた。 「いや、おれは行けと言ったハズだぜ、息子よ。そうだろ?マルコ」マルコも続いた。 「ああ、おれも聞いてたよ、とんだ苦労かけちまったなぁエース!!この海じゃ誰でも知ってるハズだ。
おれ達の仲間に手を出せば、どうなるかって事ぐらいなァ!!!お前をキズつけた奴ァ誰一人生かしちゃおけねェぞ、エース!!!待ってろ!!!今助けるぞオオオ!!!!!」








その時、先ほど白ひげがしかけた【海震】が地鳴りと共に津波となって、島を襲ってきた。
不気味な音と揺れる地面に、海兵達が動揺した時、センゴク元帥が叫んだ。
「勢力で上回ろうが勝ちとタカをくくるなよ!!あの男は世界を滅ぼす力を持っているんだ!!!!」



今、戦争が幕を上げる。








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