ワンピースまんがぱうち(レビュー・ネタバレ)

ワンピースをまとめながら、フラグとなる詳細を記録しつつストーリーを追っていきます。

577話 畳み掛ける大事件  (マリンフォード-29)

2017年02月07日 | 頂上戦争編




享年72歳、かつてこの海で”海賊王”と渡り合った男、白ひげ海賊団船長”大海賊”エドワード・ニューゲート、通称”白ひげ”
マリンフォード湾岸にて勃発した、白ひげ海賊艦隊 VS 海軍本部・王下七武海連合軍による頂上決戦にて死亡。

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”白ひげ海賊団”の隊長でロジャーの息子であるエース救出失敗、そして船長”白ひげ”の死
この大ニュースは瞬く間に世界を駆け回った。末々まで語られるこの歴史的大事件を、その目に映した者達は、今はただ、声を呑むだけだった。

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”海賊王”の親友にして副船長だった、”冥王レイリー”は、かつての海で戦った偉大な戦友の死を、シャボンディ諸島で見送った。その目に光るものがあったことは誰も知らない。

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白ひげの”最期の命令”で生き伸びることと、麦わらのルフィを守り抜くことを命じられていた白ひげ海賊団の者共は、涙を呑んでエースとオヤジの遺体を海軍本部に残して退却を始めた。
その”白ひげの遺体”に用があったのが、黒ひげ共であった。

黒ひげは「さァ始めるぞ!!見せてやるよ、最高のショー」と言うと、白ひげに黒い幕を被せて、自分もその中へと入ってナニカを始めた。そのナニカが終わるまで、白ひげと黒ひげを、黒ひげ海賊団の部下達が守った。

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どの位時間が経ったのか、白ひげ海賊団と海軍が戦っている最中の黒ひげの企てが、完成した。
黒幕の中から出てきた黒ひげにも、白ひげの遺体にも特に異変は見受けられなかったが、黒ひげが嬉しそうに「海軍ん~~、おめェにらにおれの”力”ってもんを見せておこう、晴れて再び敵となるわけだ、ゼハハハ!!」と笑うと、【闇穴道(ブラックホール)】で闇をその体から沸き立たせると、地面を溶かして海兵達を引きずりこんだ。

そして、グググと拳に力を込める・・・このポーズは白ひげがよくする構えであり・・・その拳からたたきだされたのは、紛れもなく”白ひげ”の【グラグラの実】の能力であった!!!!黒ひげの放った拳は、白ひげと遜色ない破壊力を発揮して海軍本部の要塞を粉々にしてみせて、また高笑いした。
「ゼハハハハ!!全てを無に還す”闇の引力”、全てを破壊する”地震の力”!!!手に入れたぞ、これでもうおれに敵はねェ!!!おれこそが”最強”だ!!!!」
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黒ひげティーチは、電電虫を通じて全世界に宣言した。
「平和を愛するつまらねェ庶民共ぬ!!海兵!!世界政府!!そして海賊達よ!!!この世界の未来は決まった!!!
ゼハハハハ!!!そう、ここから先は!!おれの時代だァ!!!」

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その宣言に、世界の全ての人は絶望を感じずにはいられなかった。
【グラグラの実】の絶対的な力を、白ひげの老化を待って、この総力戦でやっと終わらせたというのに、まだ【グラグラの実】の
脅威が最悪の形で続くというのか・・・・。

本来【悪魔の実】はその能力を一人の人間が二つ得ることは不可能である。
マルコは、苦虫を噛み潰したような険しい顔で言った。 「”普通の人間”ならば絶対に無理だよい。だがティーチは少し違う!!体の構造が”異形”なんだよい!!それがこの結果を生んだのか・・・!?」


白ひげの死によって、白ひげの脅威で均衡を保っていた白ひげのナワバリエリアの剥奪戦がおこるはず。
白ひげが最期に残した「ワンピースの実在宣言」によって、世界中の海賊達が再び活発な動きを見せるはず。
ドラゴンの血をひき、白ひげとエースの”意志”を継いだ麦わらのルフィも後々脅威となるだろう。
それに加えて、黒ひげとインペルダウンの凶悪囚人達が暴れるとは・・・・!!!

次々と湧き出すように噴出する問題に、センゴク元帥の顔は引きつった。


















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