【頂上戦争新聞配布後】592話
グランドライン航路にある「ボーイン列島」では、ここに飛ばされ、森の英雄ヘラクレスンと共にいたウソップが、その島の豊富な食物を食べあさって太っていた。
この島は、実は島ではなく学名を「食肉植物・ストマック・バロン」と呼ばれる巨大な食肉植物が海に浮かんでいるのだった。
ボーイン列島全体から漂う甘い香りに誘われて集まってくる巨大昆虫、鳥、海獣、海王類を、植物が食べるのだ。
植物の食事は、定期的に広げた葉を閉じては、島に上陸した動物を島中央にある口に放り込んで一気に食する。この島で生き延びる為には、島に集まる動物や虫と闘い、かつ「ストマック・バロン」の餌食にならないように昼夜問わずに気をつける必要があった。この島に入ったが最後、生きてこの島を出た者はいない、とヘラクレスンは言う。
だが、ルフィの頂上戦争敗北の新聞を見たウソップは、どうしてもここから出ると言って聞かなかった。
「ルフィが戦争で兄ちゃんを失ったって・・・!あいつがどれ程辛い思いをしてんだよ!辛ェ時に一緒にいてやんなきゃ・・・仲間じゃねェだろォーーー!!!!」と自分がもどかしく泣いた。
【16点鐘新聞配布後】596話
「16警鐘」の新聞記事を読んだウソップは、ルフィからのメッセージを受け取った。
それからのウソップはボーイン諸島に残って英雄ヘラクレスンを師と仰ぎ、強くなる為の技術を学び、本物の狙撃王となる事を誓った。
この島には「ポップグリーン」と呼ばれる、攻撃的かつ瞬発的な成長を遂げる植物が数多く存在した。まずはそれら植物の特製を覚えることから始めた。
思い返せば、突然故郷の島にやってきて、自分の敵である執事クラハドールを圧倒的な力で破り「おれ達もう仲間だろ」と海へ誘ってくれたのはルフィだった。その後もルフィは、クロコダイルを倒し、エニエス・ロビーを倒し、モリアを倒し・・・ウソップは心のどこかで、ルフィは見てるだけで勝手に海賊王になっちまうと思っていた。
だけど違った。ルフィにも敵わない敵はたくさんいて、ルフィだって敗けて、無理して、悲鳴をあげてんだ・・・。
だから、あいつにはおれ様の力が必要なんだ!!!!強くなりたい。誰かを守る為に強くなりたい、とウソップは思った。
グランドライン航路にある「ボーイン列島」では、ここに飛ばされ、森の英雄ヘラクレスンと共にいたウソップが、その島の豊富な食物を食べあさって太っていた。
この島は、実は島ではなく学名を「食肉植物・ストマック・バロン」と呼ばれる巨大な食肉植物が海に浮かんでいるのだった。
ボーイン列島全体から漂う甘い香りに誘われて集まってくる巨大昆虫、鳥、海獣、海王類を、植物が食べるのだ。
植物の食事は、定期的に広げた葉を閉じては、島に上陸した動物を島中央にある口に放り込んで一気に食する。この島で生き延びる為には、島に集まる動物や虫と闘い、かつ「ストマック・バロン」の餌食にならないように昼夜問わずに気をつける必要があった。この島に入ったが最後、生きてこの島を出た者はいない、とヘラクレスンは言う。
だが、ルフィの頂上戦争敗北の新聞を見たウソップは、どうしてもここから出ると言って聞かなかった。
「ルフィが戦争で兄ちゃんを失ったって・・・!あいつがどれ程辛い思いをしてんだよ!辛ェ時に一緒にいてやんなきゃ・・・仲間じゃねェだろォーーー!!!!」と自分がもどかしく泣いた。
【16点鐘新聞配布後】596話
「16警鐘」の新聞記事を読んだウソップは、ルフィからのメッセージを受け取った。
それからのウソップはボーイン諸島に残って英雄ヘラクレスンを師と仰ぎ、強くなる為の技術を学び、本物の狙撃王となる事を誓った。
この島には「ポップグリーン」と呼ばれる、攻撃的かつ瞬発的な成長を遂げる植物が数多く存在した。まずはそれら植物の特製を覚えることから始めた。
思い返せば、突然故郷の島にやってきて、自分の敵である執事クラハドールを圧倒的な力で破り「おれ達もう仲間だろ」と海へ誘ってくれたのはルフィだった。その後もルフィは、クロコダイルを倒し、エニエス・ロビーを倒し、モリアを倒し・・・ウソップは心のどこかで、ルフィは見てるだけで勝手に海賊王になっちまうと思っていた。
だけど違った。ルフィにも敵わない敵はたくさんいて、ルフィだって敗けて、無理して、悲鳴をあげてんだ・・・。
だから、あいつにはおれ様の力が必要なんだ!!!!強くなりたい。誰かを守る為に強くなりたい、とウソップは思った。
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