ワンピースまんがぱうち(レビュー・ネタバレ)

ワンピースをまとめながら、フラグとなる詳細を記録しつつストーリーを追っていきます。

41巻-391話 悪魔と呼ばれた少女 (ロビンの過去-1)

2016年08月01日 | エニエス・ロビー編





世界政府機関、海軍本部のお膝元の司法の島の「裁判所」屋上に居並ぶ、海賊”麦わらの一味”は、ロビンの出方を見守っていた。

ロビンは、何も答えなかった。応えられなかった。
フランキーは、始めこそロビンの強情さにいいかげんにしろと思ったが、ロビンの苦渋の顔にロビンの背負うものの重さを感じ始めていた。





海賊達を見下ろす『CP9』は、今度は殺しの許可が出て、殺してはならないという手加減をしないでいいのは楽だ、と
戦闘を楽しみに出撃命令を待ったが、スパンダムは、「司法の塔」を出るなと命じた。
『CP9』が自分から離れては、自分を護る者がいなくなるというのが理由だった。

スパンダム長官は、何を置いても自分の命、そして自分の昇格を死守する為の行動に移った。
海賊達に向かって挑発した。
「このタコ海賊団!!粋がったところで何も変わらん事を思い知れ!!
殺し屋集団『CP9』の強さ然り、『正義の門』の重さ然り、何より今のおれには『バスターコール』をかける権限がある!!!!ニコ・ロビン、20年前にお前の故郷を消し去った力だ!!!
”オハラ”という文字は、地図から消えてたっけなァ」


その言葉に今まで黙っていたロビンが激しく反応した。
「やめなさい!!!それだけは!!!それを押せば何が起こるかわかってるの!!?
地図の上から人間が確認できる?あなた達が世界をそんな目で見てるから、あんな非道な事ができるのよ!!!」


 







『バスターコール』は目的さ見失う無情の力・・・、それたけは使ってはならない・・・とロビンはその場に膝をついてへたり込んだ。思いだしたくない辛い過去が、強制的に思い起こされる。
故郷が消えた地獄のようなあの日の事を・・・。



------------20年前の「西の海・オハラ」-------------------




当時8歳だった少女ニコ・ロビンは、すでに【悪魔の実の能力者】で、それ故人々からは妖怪、化け物と忌み嫌われていた。しかも、自分を守ってくれる両親はいない。









親族の家に身を寄らていたが、そこでも疎まれ、家事にこき使われながら孤独に生きていた。
一人になると寂しくて、辛くて泣いてしまう事があったけど、人前で決して涙も笑顔も見せない子供だった。
それをしても何も解決しないから。




だけど少女には生き甲斐があり、目標があり、受け入れてくれる仲間がいた。
それがあるから、1人で生きてこれたし、自分は一人ではないと思えて頑張れた。
それは、”オハラ”図書館兼考古学研究所で『全知の樹』と呼ばれる場所であった。





そこには自分を受け入れてくれる人達がいた。





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