ワンピースまんがぱうち(レビュー・ネタバレ)

ワンピースをまとめながら、フラグとなる詳細を記録しつつストーリーを追っていきます。

297話 大地讃称    (おれ達はここにいる-5)

2016年04月27日 | 空島編




ゾロ、ノラ、ワイパーが決死の思いで倒した「巨大豆蔓ジャイアント・ジャック」を伝って、ナミとルフィが、エネルの方舟へ飛んだ。

エネルは【超巨大万雷ママラガン】で、「神の島アッパーヤード」を破壊して沈めてしまおうとした。
そうすれば「巨大豆蔓ジャイアント・ジャック」は根ごと青海へ落ち、もう二度とエネルのいる高みまで到達する者はいなくなるからだ。




無数の落雷が「神の島アッパーヤード」を集中砲火にし、シャンドラの遺跡は無残に破壊されていく。
だが、ワイパーは立ち上がって言った。
「ムダだエネル・・・お前にはシャンドラの地に生きた誇り高い戦士達の歴史を落とせやしない・・・。
どこにあろうが力強く生み出し、育む!!!この雄大な力を!!!お前は絶対に落せやしない!!!
お前がどれだけの森を燃やそうと!!!どれだけの遺跡を破壊しようと!!!大地は敗けない!!!」 




元神ガン・フォールは、このワイパーの言葉に愕然と崩れた。
大地はこんなにも雄大で、大地は奪い合える様なものではなかったというのに、なぜ400年もそれに気づかなかったのか!!!

ワイパーの言葉通り、エネルの落雷をどんなに受けても、大地は揺るがなかった。


「いけ・・・麦わら」
ワイパーがそうつぶやいた時、ルフィは飛んだ。

ルフィの攻撃を前に、エネルは【巨大雷迎】を落とした。これで全てを無に帰す!!!




ルフィは、ナミをウェイパーごと下に突き落とすと「ナミありがとう、絶対ムダにしねェから!!」
一人で【巨大雷迎】の中に飛び込んで行った。

【巨大雷迎】の中でルフィは金玉のついた腕で【ゴムゴムの花火】【黄金牡丹】を炸裂させた。



それを撃ったならどうなるのかの計算は、ルフィにはない。
ただ、せっかくの青空のきれいな空島の天気を悪くした黒い雲が気に入らなかったのだ。
エネルは、ルフィの手には電気を伝導する黄金がついていることに気づき、【雷迎】の落下を急いだ。


人々は、今にも落ちようとする【巨大雷迎】に逃げ場すら失い、ただ目の前で起こる現実・・・この空の国の全てを消し去ろうとする恐怖の事態を、呆然と見ているだけしかできなかった。

何もすべき事がなくなったその時、ホワイトベレーのマッキンレー隊長は神に祈りだした。
もうこの国に神などいない。
その言葉をマッキンレーは打ち消した。
生死の淵に建たされた人間に出来ることなど、祈るより他にないじゃないか・・・。

コニスも祈った。
「神様がいたら・・・助けてくれるかな・・・あの人達を守って!!神様ァ!!!!」



気付くと人々は皆、ただただ祈っていた。
いるとも知れぬ神に、エネルでもなく、ガン・フォールでもない、もっと大きなものに向かって祈った。
どうかこの国を守ってください、と。



「晴れろーーーーーーーーーーー!!!!!!」
パァァァァン!!!という破裂音と共に、【巨大雷迎】ははじけとび、美しい青空が顔を覗かせた。



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