ワンピースまんがぱうち(レビュー・ネタバレ)

ワンピースをまとめながら、フラグとなる詳細を記録しつつストーリーを追っていきます。

559話 天命  (マリンフォード-11)

2017年01月19日 | 頂上戦争編



エースは処刑台の上で、身動きのとれない体で苦悩した。
自分一人の身勝手さで、大勢の仲間が、尊敬してやまない親父が、守るべき弟の命を危険に晒している。
彼等は皆、命を捨てる覚悟が出来ている・・・・!!

暫くしてエースは、パチッと目を開くとゆっくりと頭をあげて、目の前の現実をまっすぐに見て言った。
「・・・もうどんな未来も受け入れる。差し伸べられた手は掴む!!おれを裁く白刃も受け入れる・・・、もうジタバタしねェ、みんなに悪い」





死に直面した若き人のその言葉を、ガープとセンゴクは黙って聞いた。
エースの目の前の現実は、悲惨なまでに激化し、混乱を極めていた。



白ひげが動き出した。
まずは、ロジャーの船の見習いだった「赤っ鼻」ことバギーに声をかけた。
バギーは白ひげにびびりあがったが、白ひげはバギーを認め、手を組まないかと申し出た。
バギーは驚いたものの、インペルダウンから連れてきた囚人達の尊敬を集めるにはいい機会だと、その口車に乗って、手を組むことを承諾した。
白ひげは、実はバギーなどどうでもよかったが、囚人達のメンツが厄介に強い奴らが多く、彼等を味方に引き込むのにバギーを利用するのが得策だと考えたのだ。




次に、スクアードに連絡をとったが、スクアードが見当たらないので、ディカルバン兄弟に全海賊の指揮をとって、左右に分かれて軍艦を攻め落とすようにと指示した。






その白ひげの動きに、ガープとセンゴクは勘づいたと感心したが、時代は勘づいた程度ではどうにもならない。海軍の本拠地である本部を襲うということは、そういう事なのだ。


そんな白ひげの指揮下に属さずにつっぱしるルフィを止めたのは、ローグタウンとアラバスタで因縁のあるスモーカーだった。スモーカーは、”麦わら”を捕まえる事を自分の責務だと思っていた。
ルフィの攻撃は、ロギア系のスモーカーには効かないし、スモーカーの持つ海楼石入りの十手はルフィの力を奪い取っていく。






”麦わら”を抑え込んだスモーカーは「ローグタウンでなぜドラゴンがおまえを助けたか、よくわかったぜ」と言うが、ルフィには何の事だかわからなかった。

以前、スモーカーの手からルフィを逃がしたのはドラゴンだったが、今回は王下七武海の女帝ハンコックがルフィを助けた。

ハンコックは九蛇の”覇気”を纏うことで、ロギア系能力者にも対抗できる力を持つ。
そのハンコックが「愛しいルフィを傷つけた」とかつてない程に激怒していた。
七武海が相手では、スモーカーも不用意に手出しできない。



ハンコックが、事前に盗んでおいたエースの手錠の鍵をルフィに手渡すと、ルフィは歓喜してハンコックに抱き着いて礼を言った。
愛しきルフィに抱かれたハンコックは、ドキドキが止まらずにその場にへなへなと座り込んで幸せに浸っていた。






スモーカーが再びルフィを追おうとすると、ハンコックは立ち上がってその前に立ちはだかった。
























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