むじな@金沢よろず批評ブログ

台湾、国際情勢、アニメなどについて批評

台湾と断交した後のセネガルは、中国の言いなりに

2005-11-28 00:08:57 | 世界の政治・社会情勢
 セネガルが外交関係を台湾から北京に乗り換えたことについて、前回このブログでも憂慮をもって論じたが(題名:台湾とセネガルの断交は、日本外交にも警鐘)、その後のセネガルの言動は私が心配したとおりの展開となっているようだ。 たとえば、次のニュース。セネガル人の国連職員が日本の人権状況について視察して、11月に特別報告を発表しているのだが、中国と口裏を合わせるように、日本の外国人の人権抑圧がひどいと主張している。

人種差別禁止法制定を 国連報告者、日本に要請
http://www.sankei.co.jp/news/051108/kok030.htm
(末尾に全文)

たしかに日本の外国人への人権は先進国の中ではそれほどほめられた水準にないが、それでもセネガルや中国に非難されるいわれはない。西アフリカの中ではセネガルはまともな国だが、それでも周辺諸国とくにガンビアを武力で併合すべく最近は軍拡に余念がないようだし、言論の自由もまだ完全に及第点ではない。それをさしおいて、日本を批判する裏には、中国との国交とその世論工作が奏功しているからだ。
 つまり、このセネガル人の報告から見えることは、中国がセネガルと国交を樹立した裏に、台湾封じ込めだけではなく、日本封じ込めの遠大な戦略も働いているということである。一部の台湾独立派は、セネガルが台湾と断交したことを「中華民国が認められなくなったことはいいことだ」と手放しで喜んでいるが(しかも、いずれも私がよく知っている人だが(末尾に全文)、それこそ中国の思う壺になっていることがわからないのだろうか?
 セネガルには日本が多額の援助を行い、西アフリカにおける日本外交の拠点になっていて、日本人はノービザ待遇になっている(セネガルに囲まれているガンビアはビザ取得が必要)。それが可能となったのは、セネガルが台湾と外交関係があったからである。台湾と外交関係があるということは、逆にいえば中国が影響力を行使することはできないということである。セネガルは台湾と関係があったときには、日本に対しても友好的だった。
 ところが、セネガルが中国と国交を持ったとたん、台湾を裏切っただけでなく、実は日本にも害を及ぼす存在になっている。それは、中国が援助外交を活用して、中国の勢力を拡張することで、日本を封じ込めようと図っているからである。
 また、新華社も早速セネガルのダカールに支局を置いて、フランス語を含むニュース配信も行っている(参照: La Cour d'Appel de Dakar DAKAR, 25 novembre (XINHUANET) )。
 西アフリカにおける要ともいうべきセネガルが中国と関係を持ったことは、「中華民国が承認されなくなって台湾独立には有利」どころか、台湾と日本を害する効果になっているのである。中国の台頭は、外交的に日本が相対的に弱体化することになっている。それが現在の世界情勢である。「中華民国」がどうだという狭い視野だけで論じている一部の台湾独立派は、逆にいえば中国を助けているだけである。中華民国だろうがなんだろうが、中国の勢力を排除することこそが、台湾と日本にとって有利となる構図を知っておくべきだろう。

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人種差別禁止法制定を 国連報告者、日本に要請
http://www.sankei.co.jp/news/051108/kok030.htm

 国連人権委員会のドゥドゥ・ディエン特別報告者(セネガル)が7日、国連総会第3委
員会(人権)で日本における差別の状況について報告、同和問題やアイヌ民族、在日韓国・
朝鮮人らに対する差別が実在しているとして、包括的な人種差別禁止法の制定を訴えた。
 ディエン氏は来春の国連人権委に具体的な対日勧告を盛り込んだ報告書を提出する予定。
日本は憲法で人種や信条などによる差別を禁じているが、同氏は人種、外国人差別に特化
した法律制定を求めている。
 ディエン氏は7月の訪日調査を踏まえ、日本では在日韓国・朝鮮人や在日中国人のほか、
アジアや中東、アフリカから来た人々も「差別や嫌悪の対象になり被害を受けている」と
述べた。
 また具体的な内容には踏み込まなかったものの、日本の一部政治家による人種差別的な
発言を批判。中国代表はこれを受けて「特定の政治家が繰り返し人種差別的な発言をして
いる」と語った。
≪人種差別のない国はまれ 日本の国連公使が主張≫
 高瀬寧(たかせ・やすし)・国連代表部公使は7日、国連総会第3委員会(人権)で、
国連人権委員会のドゥドゥ・ディエン特別報告者(セネガル)が日本に人種差別が存在す
ると指摘したことについて「われわれは、何らかの形の人種差別が存在しない国は世界に
ほとんどないと考える」と主張した。
 高瀬公使はその上で、日本は教育分野で学生が歴史を正しく認識できるよう努めるなど
自己改革を進めていると強調する一方、今後も特別報告者の活動に協力していきたいと述
べた。(共同)


共匪,爭氣點行不行?!◎謝謙
原載於2005/11/01台灣日報)
最近,新聞媒體密集報導「塞內加爾與台灣斷交」,然後就有一些人鐘p緊替阿扁政權辯護,甚至說「台灣」的外交關係已有改善等等,令人噴飯!
稍具常識的人都知道世界只有一個China,而台灣自古不屬China。近年來,尤其在台灣日報的「民意論壇」,沈建、林志昇及何瑞元等人的 文章,一再跟大家提醒此事。但是,很多人還是看不緒・B我不得不再次強調,「台灣是被當年同時殖民China的滿洲帝國併吞後再割讓給日本的。而且,滿洲帝 國殖民台灣時並不包括中央的山地。山地原住民是被日本人併吞的」。因此,China驅除滿洲帝國後當然無權擁有台灣。
當然,台灣人因承擔二次戰後以美國為首的盟軍錯誤處理台灣問題的後果,被迫再次受傷U政權殖民。傷U氏更在國際間以 「RepublicofChina」招搖撞騙,侵害真正的「China」之權益。不過,「China」代表權的問題聯合國已經以2758號決議(1971 年)處理。只是,台灣不僅仍未獨立,更繼續受傷U政權脅持以「RepublicofChina」在國際間苟延殘喘,更得花大把鈔票去買外交關係。這就是傷U家 餘渚ツ自己也知道的小朋友、朋友。其實,對傷U家而言花錢維持「RepublicofChina」之幽靈的逢場作戲是必須的。反正,錢也是由台灣人買單。
然而,打從李登輝(新聞)時代開始,國際社會更清楚這個「RepublicofChina」就是台灣。只是,他們一直想不通為什麼台灣要戴這個「假面具」。說穿了,其實是因台灣人懦弱、無能,只得繼續接受精神分裂的傷U家餘渚ツ恕瀦[。
遺憾的是,阿扁政權仍然繼續花錢強迫友邦承認我們是「RepublicofChina」,繼續侵害「China」的權益。說真的, 「China」當然會生氣,因為「土匪還是有人權」。而且,這會誘使共匪認為,連「敗兵殘將」的餘渚ツ到現在都還能肆虐台灣。當然會想取而代之,從而併吞台 灣了。
個人很感謝Senegal(塞內加爾)與Republicof「China」斷交去承認真正的「China」。我要是塞國總統我就會說﹃既然是 朋友就不應該強迫我們承認早不存在的「RepublicofChina」政府﹄。當然,這也是在庶サ台灣人消滅連傷U家餘渚ツ都已「食之無味,去之可惜」的 「RepublicofChina」。(他們早投共了!)
個人更希望,以胡錦濤(新聞)為首的China當局爭氣點,早日消滅「RepublicofChina」這個幽靈,讓台灣人早日思考走向獨立自主的正途。同時,少了Senegal,我要很高興地告訴台灣人民「RepublicofChina已經被消滅1/26了」!(作者為媒體工作者)


承認中國或讓世界承認台灣國◎多田惠
原載於2005/11/01台灣日報
二十五日塞內加爾宣処趾o中華人民共和國復交。根據中華民國外交部網站,有邦交的國家只剩二十五個(中南美十二,非洲六,亞太地區六)。中華民國 駐外使館沒有例外都叫做EmbassyoftheRepublicofChina就是,「支那共和國大使館」。僅有三個支那共和國大使館名稱有「加註台 灣」而已。
塞內加爾為何不能與中國建交同時維持與台灣邦交?是因為國際社會採用「政府承認」而不是「承認新國家」模式。國際法架構是一個國家只有一個合法 政府。國際社會過去承認中華民國政府為支那國的政府,現在換中共政府為支那國的政府。所以中華民國外交部聲明「中止與塞內加爾共和國之外交關係」無什路 用。因為從塞內加爾來看中華民國政府已經不代表國家。這処ヘ聲明只有給自己個面子或收騙納稅人的效果。
誰都知道中華民國憲法所謂「固有之疆域」已經被中共政府有效統治五十六年了。所以台灣政府主張自己是支那國都沒有公信力。這不是外交能力問題而是整個架構的基本概念錯誤造成的。斷交那天陳水扁(新聞)總統表示「光復最重要的意義應該是台灣人民終於可以自己作主人」。問題是中華民國架構在束縛台灣的外交空間。
總統又說「光復絕對不等同回歸中國」,表明台灣不屬於中國。如果台灣還需要繼續用中華民國架構,唯一的外交突破是不是要先宣処謠ウ認中共政府為新生國家「中國」的政府?這樣中國外交不用透過民間組織海基會(新聞),外交部可直接談判,這叫「國家承認」。再鼓勵邦交國新承認中華人民共和國,同時維持與台灣邦交就可。
如果台灣走向建國,這次或以後中華民國「斷交」不要難過。國際社會目前還沒有任何「台灣國大使館」,所以不可能會有任何斷交。中華民國若無邦交 國,台灣正名也沒有障礙。台灣才有外交空間。徵求國際社會承認新生國家「台灣國」就可。這兩種「國家承認」模式都不需要對方與台灣或中國斷交。國際社會是 不是透過「斷交」告訴台灣可以卸下中華民國這個重擔?(作者為日本人,中文電子報﹃日本之聲﹄編輯)

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