少年18歳死刑適応

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120220-00000123-jij-soci

山口県で起きた母子殺人強姦事件。

その残虐な少年は、30歳となり死刑宣告を受ける。

この少年の社会環境もまた、波乱万丈である。
母親は幼き頃に再婚相手の夫に暴力を受け、自殺している。
卒業文集には、虐待を受けた義理の父に対し
「お父さんがなぐさめてくれたので・・・・」と嘘の文章を残す。

そして、自身も18歳になるまでに多くの非行になり、
歯止めがきかなくなり殺人、強姦という犯罪を犯すに至る。

社会正義が貫かれた・・・・。

本当にそうだろうか？社会に正義があれば、この母子は死なずに済んだのでは？
この少年も犯罪に手を染めるようにはならなかったし、彼の人生は何だったのか？


社会正義・・・。

これの意味するのは、恐らく社会に正義があるのではなく、被害者の主張が認められた。
そこに意味があるのだろう。


しかし、社会は何も犯罪を食い止めるようなシステムを有していない。
毎年起こる卑劣な犯罪の数々は正義という文字が濁ってしか見えない。
正義という言葉をこの事件で使うべきかも微妙だなと思った。

13年にも渡り念じた被害者の思いが成就した・・・こう言うべきではないか。



話は変わるが、今からの日本は1200万人の労働人口が退職を迎える。
当然、第2の人生といきたいところだが、その働くことを卒業される方々も
また両親がいるため介護やケアに奔走しなければならない。

日本は防衛機能の低下も約束されており、治安力も低下、
生産力も低下、そして社会保障の低下もほぼ確定的である。
そんな暗黒、暗礁の時代に日本という船に乗った国民は、
魔の岩礁地帯を航行しようとしている。

こんな危機感を持つのは私だけだろうか？
いつ何時、木村さんのような人生が待っているとも分からない時代が来るかもしれないのに・・・。
私達は、自分のことより人のことを考えることがもっと大事になると思った寒い今日だ。


しかし、そんな動きとは別に人生の多くを捨て、生活保護を受け、
パチンコや病院に通いつめているという歪んだ人生を送っているやからも五万といる。
社会には腐った部分が必ず用意されており、それは常に狙われている。

社会正義などという幻を見るべきではない。