癌と生きる 依存症と生きる

命がある限り希望を持つということ

通院日に判明 正式な病名は蜂窩織炎

2017-09-10 16:27:37 | 癌のこと
火曜日は通院日でした。
が、その前の週の土、日に、また38度超えの熱が出て
左腕がパンパンに。

このところ毎月1回と言わないくらい繰り返すリンパ管炎。
さいわい今回は、通院日直前だったので
急患で駆け込まずにすみましたが。

前回看護師さんに教えてもらって
腫れが引いたら、優しくマッサージするとか
水仕事をしない時間帯は、伸縮する包帯で、軽く腕を圧迫するとか
多少努力はしていますが、なかなか効果があがりません。

そこで、いつものお薬セットプラス抗生物質の処方。
PCの電子カルテをチラ見していたら<蜂>の文字が。
やっぱりそうかと思いました。
他の方のブログを見ていて、時々出てくる<蜂窩織炎(ほうかしきえん)>
私の症状に似てるなぁと思っていたのですが
どうやら正式な病名は、やはりその蜂窩織炎のようです。

たしかに「ほうかしきえん」と言われても「???」って感じですもんね。
主治医の先生は、比較的症状が似ていて
ド素人でもすんなり理解しやすいリンパ管炎と説明されたようです。
でもって、診察の最後に「あの、今月は血液検査をお願いできますか」

今の病院の治療は、ほぼほぼオーダーメード。
だいたい3か月おきに血液検査、半年ごとにCTという感じで
自己申告して、検査をしてもらっています。
もちろん、突発的な症状(腹痛とか腰痛なんか)が出れば
その都度、先生から検査の指示がでるという感じです。

熱と赤みは引いたのですが、腫れはまだ続いていて
手の甲まで丸々としています。
腋の下が、完全にしこりに占領されているので
蜂窩織炎との付き合いは、これからもずっと続くような気がします。
朝夕は少し涼しくなったとはいえ、日中の福岡はまだ真夏日。
ことわざの通り、お彼岸くらいまでは我慢せざるをえないようです。

去年、おととしと比べると、体力は確実に落ちてきているので
とにかく日常生活に影響が出ないように、極力体力を温存しています。
けれど、頭の中は結構忙しくて
ミサイルの避難訓練で、子供たちが防空頭巾みたいなのをかぶってるニュースに
「あれはいったい誰のセンスなん。あの時代錯誤感はなんなんだろう。
まだしもヘルメットでも準備してかぶらせるとかできんものかしら」と怒ったり
「読書感想文を電子書籍で書くのはだめ」というニュースにも
自分がたっぷりキンドルの恩恵にあずかっていることもあって
「またそんな時代遅れなことを」と怒ったり、まあ要するに怒ってばかりいます。

ダンナが夜仕事のことが多いので、一人でご飯を食べるのですが
映画を観ていると2時間かかるので、アメリカのドラマを見ることが多いです。
シリアルキラーや連続殺人物も結構好きなので
わりと見ている「クリミナル・マインド」
たまに「何で私は、いつも死体の解剖シーンを見ながら
ご飯たべてるんやろう」と思いますが。

その中に、ギャンブル依存症を扱った話がありました。
アメリカなので、カジノ依存症の男なのですが。
故意にではなく、たまたま人を撃って殺してしまい
その後にカジノに行ったら大勝する。
ギャンブラーというのは、いわゆるゲンを担ぐわけで
「人を殺したら勝つ」と思い込んで、また人を殺してカジノへ。
ところが、今度は負けてしまう。
ところが最初に殺したのが親戚の男だったことから
「そうか、近親者を殺せば勝てるんだ」と、元の妻を殺そうと
元妻の家に侵入したところで、プロファイリングによって
男の行動を分析したFBIに逮捕されると、まあそんなお話です。

日本では「ギャンブル依存症」をドラマにちょこっと織り込むだけでも
なんかはれ物にさわるみたいで、ほんと、おそるおそる
「これなら大丈夫かなぁ」みたいな空気がまんまん。
でもアメリカのドラマは、ギャンブル依存症に限らず
薬物でも、アルコールでもばんばん出てきますし
当然自助グループのシーンなんかも普通にいっぱい出てきます。
この差って一体なんだろう?文化の違い?

話があちこち飛びますが、十年くらい前までは
お茶の間に、エロもグロも、それなりにあったような気がします。
「13日の金曜日」なんて、洋画劇場とかで放送してたし。
それが何だか、なにもかもがタブーになった。
エロはだめ、グロや残虐シーンはだめ、喫煙シーンはだめ
政治や宗教に関するものはもちろんだめ、暗すぎる話もだめ。
結果、ドラマだったら、NGが入らない範囲での刑事もの、医療もの。
または、おとぎ話なんだか、ファンタジーなんだかみたいな
可もなく不可もないような感動話。
けれど、一方、ネットの中では、ほぼほぼ規制がない状態で
アダルトでも、ネットギャンブルでも何でもかんでも垂れ流し。

こんなにアンバランスで、大丈夫なのかと
結局心の中で、火のように怒っているわけです。
体に悪いことは重々分かっているのですが。
やはり、怒りを生きるエネルギーにするという思考回路は
もはや変えることはできないようです。



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4 コメント

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ずっと怒っていてください (があこ)
2017-09-11 08:15:00
蜂窩織炎調べさせていただきました
発熱も仕方がないような、腫れですね
痛みも結構ありそうだし、指とか関節を動かすと違和感がありそうですね
家事もキーボード打つのも大変そう

30年くらい前読んだ本で千葉なんとかさん、という女性ジャーナリストのがん闘病記を読みました

当時は自分の病気を公表して、治療について語ることが珍しく、話題になったり、批判もされていた記憶があります

最後の本のあとがきで、ジャーナリスト仲間さんが
「思考できないこが何より辛い」と語っいたことが書いてありました

りょうさんは、りょうさんなので、私がどうこういわなくても
ずっと怒っているんだろうなと思います(笑

最近のドラマは面白くないですね
(何も見てないけど)
深夜アニメのほうがよくできています


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ごまめの歯ぎしりとも言いますが (りょう)
2017-09-11 12:10:05
こんにちわ!

があこさんもずっと足の不調に悩まされておられますよね。どこかに痛みとか腫れがあると、変なところに力を入れて、悪くないところまでこわばってきますね。それでも左手だったのが幸いでした。

依存症とか、いろいろ心の問題を勉強してると、勝つか負けるか、白か黒かではなく、グレーであいまいな部分が多いほうが、人は生きやすいっていう話になるんですね。でも、そういうゆるさが、どんどん少なくなっているような気がします。

犯罪とかでさえなければ、いろんな生き方や考え方を許容してくれる社会じゃないと息苦しいし、逆になんかアブナイですね。正論ばかり声高に言う人たちと、沈黙する人ばかりになってしまったら。

というわけで、小さな声でぶつぶつ言い続けることにします。があこさんの応援、心強いです(笑)
返信する
「24時間SP、愛は地球を救う」という規制 (がぶ)
2017-09-13 02:07:15
りょうさん、高熱や腫れなか、家事やブログ更新とか、すごいです。私なら、たぶん、もんもんと寝てただろうな~仕事いきたたくない!明日から辞めよう、と、毎日思う軟弱な私めも、見習わないとなりません!
おっしゃる通り、つい10年前までくらいは、バラエティー番組で、タレントさんたちが
愛は地球を救わないが「エロが地球を救う」とか「下ネタは、地球を救わないが、人を笑わせてくれる」とか。余裕ありましたよね。「身体障害の人がスポーツ活躍シーンある。なんで、知的障害者や精神障害者は出演しないのか?」
また子供教育番組で「なんで、テレビの障害者は、みんな明るいねん?」
つい昔の方が、自由だったなあ。思考停止ならずにすみました。
今の私たちは、愛よりも、お金=経済システムこそが世界を効率よく救うと、諦めきっているのかもしれません。あの番組はみない!という人たち増えてます。
「もし身内に障害者いたらあの番組には出したくない」当り前の感性だと思う。
京極夏彦さん作品で、
言葉で他人の脳を変える男(前の戦争で日本人全員が死んでも日本は残るような軍の秘密研究していた元陸軍将校という設定)が、いまは、元部下で憑き物おとしの探偵に言う言葉。
「この自然にない光や風景を見続け
この自然にない音をきき続け
この自然にない無い物を食べ続けていたら
ヒトは、生物体から、堕ち続ける。
君も、十分に、わかってるはず。私の邪魔をしないで、昔みたいに優秀な部下になりたまえ」
が、個人的に好きなんだけど、
私たちは、いま、有機生命から、テクノロジーとより合体した新しい生命体に変化するのも有りかなとも、未来像あります。
りょうさん、私自身も、まず最初に、怒のエネルギーを点火し、酒を辞めて、、、生きてこられました。
(その怒が悪く爆発しそうな時は、手塚修虫「火の鳥シリーズコミック」何度も読み直したりて、バランスとってますが、、、)
そして、、、私は、輪廻転生みたいなもの?を、信じるようになりました。次の転生は、コンピューター言語の、サブプログラムの1つかもね。
しかし、輪廻転生しても、お互いに、怒りまくりましょう!!(笑)
返信する
伊藤さんには全然及びませんが (りょう)
2017-09-13 19:10:45
こんにちわ!

伊藤計劃さんが、過酷な抗がん剤治療や、手術を繰り返しながら「ハーモニー」で「病気になることができない世界」の是非を問う小説を書きあげられたというのが、物凄い衝撃でした。

とても足元にも及びませんが、生死が分からない病気と共存しながらもできることはあると、いつも伊藤さんに喝をいれられている心持ちがします。

弱者には優しくしろといわれる一方で、自分なりにがんばって勉強したり、働いたりしていても、お前は全然だめだ、もっとがんばれ、負けるなと言われる。そういう矛盾が、いじめの原因になったり、がんばり続けることができずに脱落して、心を病んでしまうことになっているように思います。

私は未だにスマホも持たないアナログなところがありますから、今の社会は、生物としての人間の本質を無視して、あまりにも前のめりになってるように感じてしまうんですね。いまさら言っても遅いかもしれませんけど。

「トランセンデンス」という映画なんかに、反テクノロジーのテロ組織という話が出てきて「やっぱり欧米は一歩先を行ってる」と、変なところで感心してしまいました。

怒りや信仰は生きるエネルギーになりますね。どっちを取るかと言われたら、迷わず怒るほうにします。怒る理由はいっぱいありますから(笑)

コメントありがとうございます!
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