モンベルショップ視察後、石丸さんから「ぜひ!」とご紹介いただいたのが、ここ。
「ほがじゃ工場」
福岡に行くとよく目にするお土産の1つ、明太子を練りこんだせんべいの「めんべい」。
その会社が、地元特産のほたてやチーズを練りこんでつくったのがこの「ほがじゃ」。
このせんべいの主原料がばれいしょ澱粉で、それは北海道でしか生産してないことから、
地元行政とJAとせんべい会社が連携して誕生したのが、このほがじゃ工場。
元小学校の校舎だ。
統廃合により廃校となった校舎をせんべい会社が買い取り、地元雇用も生み出している。
小清水町は、モンベルだけじゃない。
さらに、現在進行中のプロジェクトのパートナーは、誰もが知っているあの「カルビー」。
実はカルビーの発祥の地は、ここ小清水町だという。
いま、開町100年を記念して、当時のパッケージによる「復刻版ポテチ」を10万袋販売する計画だそうだ。
ほかにも、この小清水町周辺には魅力的なモノがいっぱいある。
「濤沸湖水鳥・湿地センター」
室内からバードウォッチングが楽しめる。
野鳥の説明をしれくれるおばちゃんのテンションもオモシロい。
「ラーメンきっさ えきばしゃ」
JR釧網線の駅舎の中にラーメン屋がある。
この駅だけじゃなく、この路線の駅はどこも喫茶店や飲食店となっている。
まちから遠い駅ほど、味のクオリティが高いらしい。
「手作り鮭とばの店 ニハチ食品」
オホーツク産の鮭を使った自家製鮭とばと珍味の店。
地元の方にご紹介いただかないと、なかなか入りづらい店構え…。
けれどよく見ると、モンベルが推進するジャパンエコトラックのマークのあるサイクリングスタンドが。
ここにもモンベル効果が表れている。
「知床自然センター」
知床が世界自然遺産に登録されているだけあり、外国人の姿も多く見かけた。
ハイカーから「熊目撃情報」が寄せられると、一時的にルートを封鎖する行為が、
特に慌てることなく日常的な風景として繰り返されているのがすごい。
「東京農業大学オホーツクキャンパス」
ここが一番オモシロかったかも。
エビの完全養殖を研究している教授や、クロマグロの生態を研究している研究員や、
貝の研究をしている教授など、もう未知というかマニアな世界の宝庫。
先生方が言われる「生態系で解明されていることなんてほんの一部だけ」という言葉が非常に印象的だった。
3日間で様々な施設を訪れたが、それ以上に様々な人に出会うことができたことが良かった。
道内の約半数の自治体が過疎に指定されているそうだが、
一方で、全国からここに人が集まってくるのも分かる気がした。
また、機会があれば、道内の他のまちもぜひ探索してみたい。