智頭町の話の続き。
9時に観光協会が開くのを待って、早速、超小型モビリティを借りる手続きに。
2日前に電話で予約した際の対応が実に良く、どんな方なのかという興味も津々。
応対していただいたのは、観光協会の事業部長の工藤さん。
すると、「あっ、新城の方ですか!」と。
聞くと、3年前まで浜松の建設会社に勤めていたとのこと。
新城には、その際にOSJトレイルで訪れたことがあると。
http://powersports.co.jp/osjtrail/16_shinshiro_32/index.htm
なんと奇遇!
私もトレランやってるんですよと話しも盛り上がり、
帰り際には、智頭町に関する資料をたくさんいただくことに。
それはさておき、森カフェめぐりです。
最初に向かったのは、元郵便局を改装したカフェ「ぽすと」。
パンフではOPENは11:00とのことなので、外観の写真だけ撮ろうかと思ったら、
中から娘さんたちが……。
そして続いてご主人が……。
許可なく撮影したことを詫びると、超小型モビリティから観光客だと一目瞭然のため、
「どうぞ」と中へ通してくれた。
昨晩、イベントがあったそうで、机やイスは周囲に片づけられていたが、なんとも良い雰囲気。
双子の娘さんが広くなったスペースを自由に走りまわっているのも、微笑ましい。
「開店休業状態なんで……」とご主人はおっしゃるが、
近々、あのスローライフの提唱者で知られる辻信一さんが訪れられる予定だそうで、
情報発信力はなかなか。
※辻信一
http://www.sloth.gr.jp/tsuji/
2階はギャラリーになっていた。
次に訪れたのが、そこから5分ぐらいしたところにある、
元幼稚園をリノベーションしたカフェ「タルマーリー」。
自家製酵母パンやクラフトビールがウリのお店だ。
http://talmary.com/
えっ、こんなところに、と思うほどのオシャレなお店だ。
今年の6月に千葉県から移転OPENしたばかりだそうだが、お客さんが次々訪れていた。
移転の経緯はブログにも詳細に記されているが、
オーナーの夢である「地域の天然菌×天然水×自然栽培原料」と「地ビールづくり」に
適した場所を探していた中で、知人から智頭町を紹介されたからとのこと。
そして、さらには智頭町役場からも打診があり、ここに決めたとのこと。
やはり感度の高いまちには、感度の高い人が集まってくるんだなと実感。
この後は次の目的への移動を兼ねて、森の中のドライブを楽しんでみることに。
峠を走ってみたが、全然問題なし。
時速60キロで山を駆け上がれた。
おそらくもっとスピードは出るのだが(工藤さんの話では80キロまで可と)、
なにしろ窓がついていないのと、小雨交じりの天気、それに標高が高いため、
寒くてこれ以上は自粛。
けど、走るのに夢中になって、道中にあった2件のカフェを見落としまった……。
次の目的地は、旧小学校を利用したカフェ「おむすびころりん」
http://cms.sanin.jp/p/chizu/kankou/taberu/omusubi/
だが、当日、地域の催し物が開催されており、人も多く駐車場も近くになかったため断念。
ここで充電しようとも考えていたのだが、思ったよりも燃費がよくその必要もなかった。
自分が借りたのは3時間コースだが、どうやらそのぐらいなら充電の必要はないらしい。
6時間コースの利用客のためには、急速充電機器がそれぞれのカフェの近くに備えられている。
これなら安心して、出かけられる。
http://www.chizu-sekiyu.com/moricafe/moricafe_stamp.pdf
ここで、カフェ以外に地図を見て気になった場所へ移動。
それが、これ。
恋山形駅。
狭い道を登った山の中に突如として現れるこのピンクの世界。
情報によると、1日の乗降客数は3人程度だとか。
そこで、恋が叶う場所として、鉄道利用者以外の集客を目論んだらしい。
だが、この日、駅にいたのは、それぞれ1人で来た男性3人(もちろん私も含む)
なんだか、非常に気まずかった……。
ちなみに、智頭町は「智頭宿」と呼ばれる昔の宿場町の街道が有名。
その通りにある石谷家住宅は、国の重要文化財に指定される敷地面積3000坪のお屋敷。
中にはいると……
なんとハート形の障子が!!
恋山形駅のルーツはここにあったのか!と一人合点していると、
これはハートではなく、「猪鼻飾り」というものらしい。
人に言わなくてよかった……。
また、長くなってしまった。
智頭の総括は、次回に。