ぼちぼち。

愛するわんこ達と過ごす笑ったり泣いたり怒ったりの日々を
私らしく『ぼちぼち。』と綴っていきたいと思っています。

じいちゃん。

2007-10-04 23:59:59 | きもち。
じゅうがつよっか。
去年の今日、みわんこ。の最愛のじいちゃんは永遠の眠りにつきました。

今年の9月末は1周忌法要で夜行バスに乗り、バタバタしながらも
なんだか心は穏やかに法要に参加したのですが
去年の9月末は夜行バスに乗ってても落ち着かずにほとんど寝れなかった。
ほんのお見舞いのつもりだったけど・・・というか
じいちゃんがそろそろ危ない、と聞いていたから帰省したのだが
心の中ではお見舞いで済む様に願っていた。

だけど、じいちゃんは10/4に寝んこした。
最後の方はベッドで寝たきりで殆どしゃべれずに体もしんどかっただろうけど
ばあちゃんと母上と妹と寛太とみわんこ。の見守る中で旅立った。


ゴツゴツした大きなじいちゃんの手は浮腫んでしまってなんだかじいちゃんの手じゃないみたいだった。
でも、みわんこ。が握った時に反射的だとはいえ、しっかり握り返してくれた。

じいちゃんは亡くなった後にちゃんと自分の家に帰って一晩ゆっくり出来たし
お世話になったという近所の方々が沢山顔を見に来てくれた。

子供達、孫達が心配をかけたり、賑やかに集まったり。
じいちゃんの周りには色んな事があっただろうし、大変だったと思う。

でも、多くを語らずじいちゃんらしく最後まで寡黙な人だった。

みわんこ。にはいつも甘かったね、じいちゃん。

遊びに行くと日帰りするつもりが『泊まってけ~。』と毎回言われて
川の字に布団を敷いてじいちゃんとばあちゃんの間に寝た。
足が冷えるから、とスッポリ布団に包まされ、暑くてそろそろっと足を出して寝たなぁ。

旅行に連れて行ってくれたり、上京する時は東京まで一緒に付いて来てくれた。
1人で寂しかろう、と留守番電話に慣れないメッセージを残してくれた。

『みわぁ、じいちゃんぞ~。』

そのメッセージはデータで保存した。じいちゃんの優しい写真を取り込んで
大切にCDに焼いたんだ。


思い出は、無くならない。

叔父が説法で言っていた。
ああしてあげればよかった、こう出来なかった、と思うのは寂しい。
普段の何気ない日の中で、【想う】事が供養になるんだよ、と。

すがすがしい抜けるような青空や、大きく姿を見せた満月。
ふと見つけた枝の新芽や、美味しかったもの。。。
そんな日々をじいちゃんとも分かち合いたい。

忘れないよ、まいにち。
じいちゃんが紡いでくれたいのち。
じいちゃんが愛してくれたきもち。

みんなで持ってるね、ずっと。


ありがとう、じいちゃん。
とにかく、ありがとう。

だいすき、だいすき。じいちゃん。