王様の耳はロバの耳

たったひとりの叫びでも、そのうち風にのって広がれば・・・

「原発と戦争を推し進める愚かな国、日本」

2015-09-22 15:32:03 | 政治

(開始は3:25頃から)


去る9月19日に行なわれた小出裕章氏の上梓本、表題の「原発と戦争を推し進める愚かな国、日本」出版記念講演会の模様である。

1時間余りの講演であるが、非常に解り易く、思わず引き込まれてしまう内容だ。

《9月19日(土)19:00開演 於:毎日ホール/動画は毎日新聞より》

原発と戦争を推し進める愚かな国、日本

著者:小出 裕章
発売日2015年9月11日
ISBN:978-4-620-32326-8
定価:本体1,400円(税別)
判型:四六判
頁数:240頁
ジャンル:社会・政治・歴史

反骨の原子核工学者、京大退官後、初の書き下ろし

2011年3月11日、東京電力福島第一原子力発電所の事故が発生。大量の放射性物質が環境に放出され始め、その日のうちに原子力緊急事態宣言が発せられた。事故から4年半たった今も、この緊急事態宣言は解除されていない。敷地内からは今も放射性物質が放出し続け、汚染水が増え続け、下請け、孫請け労働者の被曝も続いている。また、10万人を超える人たちの生活が根こそぎ破壊されたままである。復興への道はいまだ遠く、事故は収束していない。
しかし、安倍政権は、そうした状況であることを国民に忘れさせ、経済発展に目を向けさせようと、原発再稼働と原発輸出に躍起になっている。
さらに政府は、戦前の治安維持法の焼き直しである特定秘密保護法制定、武器輸出三原則の撤廃、集団的自衛権を認める安全保障法制の制定と、矢継ぎ早に戦争へのレールを敷いている。
本書は、著者が京都大学原子炉実験所を定年退官して初の書き下ろしとなる。45年にわたり原発の危険性を訴え続けてきた信念の科学者が、原発を推し進める巨大権力に対し、残りの人生を賭けて闘う決意を綴った覚悟の書。

第1章 原子力緊急事態は今も続いている
第2章 福島第一原子力発電所は今、どうなっているか
第3章 日本は原発廃炉の時代に突入した
第4章 不都合な事実を黙殺する日本メディア
第5章 原子力マフィアの復権を許してはいけない
第6章 原発・戦争国家へと突き進む政府の暴走を食い止める

小出 裕章
こいで ひろあき  1949年、東京生まれ。工学者(原子核工学)。元京都大学原子炉実験所助教。1968年、原子力の平和利用に夢を抱いて東北大学工学部原子核工学科に入学。1970年、女川での反原発集会への参加を機に、原発をやめさせるために原子力の研究を続けることを決意。1974年、東北大学大学院工学研究科修士課程修了(原子核工学)。専門は放射線計測、原子力安全。著書に『原発のウソ』(扶桑社新書)、『原発はいらない』『この国は原発事故から何を学んだのか』『原発ゼロ』(いずれも幻冬舎ルネッサンス新書)、『騙されたあなたにも責任がある 脱原発の真実』(幻冬舎)など多数。2015年3月の定年退官を機に、信州へ移住。


で、これで思い浮かんだのは、昨年(2014年)7月に古賀茂明氏がMXTV『週刊リテラシー』に出演し、解説を行なった内容。
以前、拙ブログで取り上げているのでここに再掲載するが、併せてご覧いただければ、両人が言っていることに妙に辻褄が合うことに気付く。
改めて、安倍独裁政権が何を推し進めようとしているのか、よりはっきりと解ることだろう。

残念ながら当gooブログでは「Dailymotion」の動画が貼り付けられないので、リンク先からご覧いただきますよう。

恐ろしき陰謀と戦争への確実な歩み (2015/05/31)

興味深い動画がある。
古賀茂明「安倍さんが目指す”美しい国日本”とは?」
(MXテレビ 2014年7月19日放送/Dalymotion動画)

↓動画 & 内容書き出しテキスト
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-3833.html






古賀茂明氏の話は、まぁ当たらずとも遠からず、遠からずというところであろうが、今現実に、そして確実に進行している問題として簡単に解り易く言えば・・・

その流れは―――
「PKO(国連平和維持活動)協力法」や「イラクにおける人道復興支援活動及び安全確保支援活動の実施に関する特別措置法」(いわゆる「特措法」)の実施で自衛隊の海外派遣の既成事実を作っておいて
 ↓
内閣総理大臣と一部の国務大臣の会合だけで物事が決められる「国家安全保障会議(2013年12月4日設置)」を内閣に置き
 ↓
国民の目と耳を塞ぐ「特定秘密保護法」を施行し
 ↓
武器の輸出入を可能にする「防衛装備移転三原則」の制定
 ↓
そして自衛隊の海外での戦闘を可能にする、まさに今回の「安全保障関連法案」へと進み ←今ココ
 ↓
憲法の改悪を目論み、同時にODA(政府開発援助)の軍事利用等をも画策し、米国追従の戦争国家、軍事国家を作り上げて行く・・・

こうした何とも恐ろしいシナリオに従って日本の軍国化が確実に、着実に進められているのである。
そしてこれは決して小説や映画のシナリオではなく、今そこにある現実だ。

また、原発推進・維持は、その裏に実は核の研究と開発を念頭に・・・という話も有るとか無いとか。
一方、日本共産党参議院議員の井上哲士氏のブログ(5月28日付)では
『今回の防衛装備庁の設置が戦争法案と一体のものであり、武器輸出や共同開発の促進は、米国のリバランス政策や武器輸出拡大路線の中で推進されている』
とも語られている。

なんとしてもこれら安倍政府の悪巧みを阻止、ストップさせなければなるまい。
こんなことが許されていいはずが無い!!



※記事内でリンクしたサイト、貼り付けた動画は時間経過と共に削除、更新される場合があります。ご了承ください。



コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。