みかんの部屋

自分の趣味(映画・漫画など)に関しての雑記ブログです。

『君の名は。』観ました。

2017-11-12 16:00:00 | 劇場用アニメ
2016年:コミックスウェイヴ制作。 監督:新海 誠。 WOWOWからの録画。
邦画史上二位の興行成績を誇る、大ヒットアニメ映画です。
ですが自分は映画館に行くことをせず、BDソフトを買うこともしないままで、
結局WOWOW録画で観ました(^^;

 
宮水家の朝食風景。左から三葉、祖母、妹。     瀧㊧と三葉㊨。 夢の中での入れ替わりに気づく。

地方の高校生、三葉。いつも通りの宮水家の朝食の風景。
TVは大型彗星の地球への接近を報じている。(小さな写真で判りづらくてスミマセン)
あと一カ月ほどで最接近するようだ。
この頃から三葉は何故か夢の中で、東京の男子高校生・立花瀧と心が入れ替わるようになる。

 
あまりの変化に親友たちからいぶかられる三葉。   瀧も同様だ。 

三葉の心は瀧の心と入れ替わり、瀧の心は三葉の心と入れ替わる。
当然ながら二人の行動は周囲から激変して見える。それぞれの親友たちから心配されるが、
問題の性質上、気軽に相談するわけにもいかない。
思いあまった三葉は、東京に行って瀧に直接会いに行こうとするが
ツテもなく人ひとり探すには大都会東京はあまりに広い。
二人は奇蹟的に瞬間的遭遇を果たすが、あっという間に離れ離れに....。

彗星はますます地球に近づく。それ自体を眺めている分には美しい天体ショーなのだが。

 
件の彗星はますます地球に近づく。         最寄駅前のタクシー運転手に聞いてもよく判らない。

それから数年の歳月が流れる。いま瀧は就職活動に苦労している身。
友人たちはすでに何件かの内定をモノにしているが、彼はまだ内定ゼロ。
気分を変えるために、あのときの女子高生の住む町に行って彼女に会ってみたいと思い付く。
奥寺さん(バイトの時の元上司)と友人、計三名の一行は散々苦労して
ようやく目的地である糸守町を探しあてるが....。

 
当時の記録だけが残されていた。          犠牲者のリストには三葉の名前も。

なんと町は数年前に彗星の直撃を受けて壊滅していた。
たまたま当日はお祭りの日で、ほとんどの住民が神社に集まっていたようだ。
そこに彗星の片割れが不運にも落ちてきたらしい....。
犠牲者のリストには、宮水三葉の名前もあった。

ここから物語は核心に入ります。
同時に筋書きが混みいってきて、かなり解りにくい感じにもなってきます。
果たして町の壊滅は既定のことで、もはや変えられないものなのか?
そして三葉と瀧はニ度と会うことは出来ないのか?

予備知識として、最初にこのアニメが”男女の入れ替わり”の物語と聞いた
時点で、そんな手垢のついた古い発想を今のアニメに使っちゃうの?とか
正直作品に対する期待感はその時点で消えました。
実際に観てみても中盤まではどこか藤子・F・不二雄さんのSFマンガに似た
テイストだなとか色々と雑念が湧きました。
ただ終盤に入って登場人物たちが必死にもがく辺りから、このアニメは
がぜん面白くなります。
この作品が評価されたのは、そのへんなのかもと自分は思いました。
新海さんの描く自然風景は相変わらず超絶に美しいですが
そろそろ自分は見慣れてきたかなとも感じました。