森出じゅんのハワイ生活

ハワイ在住のライターが、日々のあれこれをつづります。

クラゲに大当たりのアラモアナビーチ

2022年02月27日 | 日記


昨日は早朝から、アラモアナビーチへ。少し曇っていたけれど、美しい朝でした。

日本から、大切な方の訃報が届き…。大変お世話になった親代わりのおじ様が、90歳で亡くなりました。日本の鎖国対策が解け、やっと帰国できると思ったこの瞬間に…。最後にお会いするのは間に合いませんでしたね。この2年間の空白が残念でなりません。

暗い気持ちを抱えて出かけたビーチでしたが、やはり海は最高です! 海を横目に見ながらしっとり濡れた砂の上を歩いていると、心が少しづつ晴れていきました。

が! 昨日はクラゲの出没日に当たっていたよう。ビーチのそこここでクラゲがヒクヒクしていました。円で囲まれている箇所に気がつき、よく見たら透明のクラゲがそこでヒクヒク。猛毒の箱クラゲのようです。



その後ビーチでいくつものクラゲを見つけ、私も円で囲んでおきました。気がつけば、ほかにも円がいっぱい。皆が同じように円で囲んでいたようです。そういう習慣なのでしょうか?



そういえばよくボディサーフィンをする夫が、箱クラゲに2日連続で刺されたのは10年前。アナフィラキシーショックを起こし、救急センターで手当てを受けたのですよね。その時の記事はこちらです。

そんなわけでクラゲには見慣れている夫ですが、それでもこんなにたくさんのクラゲがビーチに打ち上げられているのを見たことがない、と言っていました。「せいぜい1つか2つくらいは見たことがあるけどね」

なのに海ではいつものようにたくさんの人が泳いでいたし、浅瀬ではサップヨガのクラスも。…箱クラゲは満月の7日~10日後に出没するので、ワイキキ水族館を始め、いくつかの団体が箱クラゲ・カレンダーなるものを毎月出しているのですけどね…。

カレンダーによると、明日までが箱クラゲの出没日のよう。本来は日曜に出かけたいアラモアナビーチなのですが、明日はやめておこうと思います。
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ああ、ウクライナ…

2022年02月25日 | 日記


今日もカルチャーな話題を…と思ったのですが、それは横に置いておいて、と。ロシアがウクライナに侵攻しましたね。

侵攻の気配は濃厚だったけれど、それを政治的駆け引きというか、ハッタリだろうと思う人もアメリカには多かったのです。それが本当に! ヨーロッパでは第二次世界大戦以来の有事で、大変な事態になってしまいました。

この、ロシアがウクライナ東部の親ロシア派を支援→同地域の独立を支持→ロシアへの併合(いずれ)という構図は、ハワイ王国の過去の悲劇を思い起こさせて辛いです…。ハワイ王国はそうしてアメリカへの併合を求める白人勢力に倒され、結果として、ハワイはアメリカになりました。 

それにしても、ウクライナ侵攻の衝撃は、私の周囲ではけっこう大きいのです。世界大戦勃発のきっかけになると思う人も多くて。「徴兵の義務は何歳まで?」と気にしているのは、息子だけではない模様。娘の友人も含め、若い男性はそわそわしているようです(アメリカの兵役義務は18歳~25歳)。

SNSにもそんな投稿が増えているのに加え、娘によるとTik Tokには、ウクライナからの投稿がたくさん上がっているそうです。携帯電話を使っての投稿で、その背後から爆撃音も聞こえるとか…。恐い!

話変わって、ウクライナって山岸涼子先生(私の尊敬する漫画家)の代表作「アラベスク」の主人公、ノンナの故郷でしたね。確かノンナはキエフ出身? あと、ソフィア・ローレン主演の名画「ひまわり」に出てくる、広大なひまわり畑。あれもウクライナでした。

あの美しいウクライナが、どうぞP大統領の魔の手から逃れられますように! …それにしても、アメリカの現大統領がTさんでなくて、ホント~によかった!

(冒頭の写真は、先日アラモアナビーチで見た平和な光景です)
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ハワイアンカルチャーな日々でした

2022年02月23日 | ハワイアナ


今週末は3連休でした! その前夜の金曜日に始まり今日も含めて、なんだかカルチャ~な日々を過ごしていました。

まず金曜日は、ワイキキのハイアット・リージェンシーホテル主催のセミナーへ。ハワイ語月間である2月は、ホテル2階の「ホオケラ・ハワイアンカルチャーセンター」(写真)にて毎週金曜日に、参加無料のセミナーがあるのですよね。

この日のセミナーは、フラの師でありハワイ語の流暢な使い手でもある、ヒナ・ウォングさんによるトークショー。ヒナさん監督のハワイ語アニメーション「カパエマフ」上映を皮切りに、いろいろ濃いお話をしてくださいました。

「カパエマフ」は、ワイキキのカフナストーンをテーマにした短編。タヒチからやって来た4人のヒーラーが癒しのパワーを残していったとの伝説が残るカフナスト―ンは、ハワイ文化好きにはよく知られていると思います。が、その4人のヒーラーが男性と女性双方の本質を合わせ持つ特別な人々(いわゆるトランス・ジェンダーですね)だったという解釈は、私もこの映画で初めて知りました~。

自らもトランス・ジェンダー(ハワイ語でマフー)であるヒナさんは、カフナストーンのそんな歴史的な解釈をはじめ、マフーである自分と家族がかつて経験した確執や生きる上での苦難など、個人的な話もいろいろシェアしてくださいました。時には涙ながらに…。

ヒナさんはハワイアン社会では超がつく有名人です。しかもバリバリのハワイアン活動家という印象で少し近寄りがたい人と感じていましたが、そのトークショーのお陰で、そのお人柄に惹かれてしまいました。またじっくり、お話を聞いてみたいです。

(最初、畏れ多くて写真が撮れなかったので)ヒナさんや、「カパエマフ」の画像については、こちらをご覧くださいね。

それにしても。「カパエマフ」でのハワイ語、そしてヒナさんと、ヒナさんの高校時代のハワイ語の恩師であるケアヒさん、ホオケラ・ハワイアンカルチャーセンター代表で著名シンガーのクウイポ・クムカヒさんとのハワイ語のやり取りが、それはそれは素敵で…。生まれて初めて、私もハワイ語を学んでみたいと思いました。

人生100年時代ですから、まだ遅くないかも?ですよね。


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なんと神奈川新聞に! コラム掲載

2022年02月18日 | 日記


昨年、こちらでも、共同通信で旅エッセイの連載コラムの配信が始まったことはお知らせしました。各地の地方紙で、早いところでは11月から連載がスタートしています。

この連載開始時期にはけっこう時間差があり、今年に入ってから始まった新聞もいくつかあるよう。そして、な、なんと! 今月から私の出身地である神奈川県を代表する新聞社、神奈川新聞でも、連載がスタートしたというではありませんか! 

実は神奈川新聞社には、高校時代にとてもお世話になり…。というのも高校時代、新聞部に入っていた私。神奈川新聞に印刷をお願いしていたので、定期的に通っていたのですね。

新聞社の方々には、行くたびにいろいろなことを教わりました。たとえば、大きな記事中の小見出しの配置の仕方。2つ以上の小見出しが、縦列に並ぶと記事が分断されてみっともない。「それを切腹といってね。避けないといけないんだよ」なんてことを教わりましたっけ。

その後、私は書く道に入ったわけですが、今でも「切腹」の教えは忘れません。校正刷りが出て切腹状態になっていたりすると、私は本文を調整して小見出しの位置を動かすようにしています。

…と、神奈川新聞には青春時代の色濃い思い出があるわけなのですが、なんとそちらにコラムを掲載していただくことになるなんて! なんという誉れでしょう! 嬉しくて嬉しくて…。皆さまにお知らせしている次第です。

なお、旅エッセイ「ハワイの窓から見えたもの」は、通常は週1の連載なのですが、神奈川新聞では月1になるよう。次回は3月6日の掲載だそうです。今年いっぱい続くようなので、もしかしたら私も、掲載紙をこの手に取ることができるカモ。日本の鎖国政策も、やっと解除に向かうようですしネ。…ワクワクします!

というわけで、神奈川県在住の皆さま。「ハワイの窓から見えたもの」、ぜひ探してみてくださいね~。次回は、ハワイの精神世界がテーマです。
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キャプテン・クック落命の日&ヴァレンタインズデー

2022年02月15日 | 日記
改めまして…Happy Valentine's Day! 



先ほど、以前ご紹介したスーパーのセイフウェイにまた出かけたら、最後のヴァレンタイン・ギフトを買う人々でお花売り場は混んでいました。女性も恋人や家族にお花を贈る人が多いようで、女性客も含め、売り場は何やら殺気立っていたような。

とはいえ、この日に薔薇のブーケを買おうものなら、軽く$30、$40。なので私は先週、主人に「ヴァレンタインズデーの高いお花はいらないワ」と言って、さっさと自分で美しいユリを買ってきたのです。



ところが今朝見ると、ほとんどの花が落ちているではありませんか! 急に淋しくなり、娘に1輪差しのピンクの薔薇、自分には同じくピンクのチューリップを買ってきたところです。

そんなわけでつい先ほど、ピンクのお花を抱えて道を歩いていたら、見知らぬ中学生の男の子3人組が「ハッピー・ヴァレンタイン!」と声をかけてくれ、ウキッ。またしばらく行くと、やはり見知らぬシニア男性が、「きれいな花だね~、有難う」と、ジョークを混ぜながら声をかけてくれました。何だか、とても幸せな気分になりました~。ヴァレンタインデー万歳!

…と、ここで話はガラリと変わりますが、実は2月14日は、ハワイで歴史的な大事件が起きた日でもあります。なんとなんと…。イギリスの航海家、キャプテン・クックが、ハワイ島ケアラケクア湾で亡くなった日なのですよね。正確に言いますとハワイアンに殺害された日。そのあたりの顛末については、こちらにチラリと書いております。1779年の出来事でした。

なので毎年、2月14日が巡ってくると、どうしてもキャプテン・クックのことを思い出してしまう私。…もしかしたらイギリスの人々も、同じなのカモしれません。

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