まだ雪の降る札幌を脱出し、岡山県へ行ってきました。
(ほんとに出発の朝、雪降ってた・・・3月下旬だっていうのに)
今年は桜前線の進み具合が10日ほど速いらしいですね。
到着すると平地では見事に満開の桜が出迎えてくれましたが、それを横目に
私が向かった先は山中の小さな町、吹屋。
ここの桜は、ほころび始めたばかり。
いや~ここまで遠かった!吹屋!
ちょっと逆光気味なんですが、瓦屋根がみんな赤いの分かります?
赤瓦というと沖縄や先島諸島の古民家などが有名だと思いますが
本州にもこういう町並みがまだ残っているんですね~。
近くにベンガラの原料(酸化鉄)がとれる鉱山があり
江戸時代にはとても賑わった町なんだそうです。
当時の町衆がベンガラを使って統一した町並みをつくろうと決め
それが綿々と受け継がれてきたんですね。
すばらしい!
実は半年くらい前に某航空会社から宣伝のメールがきて
いつもはたいして見もしないのに、たまたまその日はそのメールを開いてしまったんですよね。
そうしたら赤瓦が目に飛び込んできて
思わずポチッとやってしまいましたわ。
壁板をわざと焦がして黒くしてあります。
明治初期からずーっと郵便局をやっている建物です。
さすが郵便局、ベンガラの赤がよく似合いますねー。
どこなく倉敷風?
これまたかわいらしいお家ですな。
外装は新しいですが、中身は江戸時代だそうです。
宿泊した吹屋町営のホテル。
静かにゆったりできる素敵なホテルでしたよ~。
ロビーの暖炉。
松ぼっくりを燃して良い香りを醸していました。
おまけ
この建物なーんだ?
八つ墓村にでてきましたよね~。
なんと、ベンガラで財をなした家がロケ地になったそうです。
子孫の方が今もお住まいだとか。