星月夜に逢えたら

[hoshizukiyo ni aetara] 古都散策や仏像、文楽、DEAN FUJIOKAさんのことなどを・・・。 

観劇フルコース+デザートな1日。

2008-05-26 | 演劇・ダンス・映画・音楽・古典・TV

日曜日。
ワッハホールとシアター・ドラマシティへ。

ワッハホールでは「みよし会」の2演目を観劇。
終わってみれば、両方とも幽霊が登場するお芝居でした。
今年は五世上村吉弥の十七回忌追善公演だそうで、その意味もあってとか。
「伊達競阿国戯場」で情念渦巻く男と女の世界を体験した後、「応挙の幽霊」
では人間の欲が絡む滑稽な話に大笑い。
応挙の幽霊になった吉弥さん、すごくきれいだったな~。
薪車さんの与右衛門、松之助さんの道具屋甚三も熱演でした。

新聞によれば、ここは移転縮小(つまり閉館)が予定されている渦中の劇場。
私も小劇場演劇や歌舞伎の観劇で何度か足を運んでいるのですが。
「応挙の幽霊」でそのことを含んだ絶妙の台詞があり、観客からも笑い声が。
苦境を笑いでアピールする大阪人の心意気を感じました。

観劇後、今回ごいっしょさせて頂いたどら猫さんと、夜の部観劇前のとみさん
と3人でカフェタイム。
いま私が気になっている「愛陀姫」について尋ねると、お二人からミュージ
カル版とオペラ版『アイーダ』のお話が返ってきてウレシかった。
どちらも観ていない私には、歌舞伎の演目にたとえての解説がメチャわかり
やすかったです♪♪   ありがとうございました(笑)。
はてさて、歌舞伎座の野田版はどんなふうになるんだろう。


その後、難波から梅田のシアター・ドラマシティに移動。
「49日後・・・」の千秋楽でした。
カーテンコールでの古田さんの挨拶はこんな感じ・・・。
  今日は劇団コワリズムの旗揚げ公演でした。
  次回公演『痩せてる人は貫禄がない』でお会いしましょう。

(コワリズムって、ダイエットDVDの名前なのね。うふ。)
お芝居のほうはずーっと何かを引っ張ったままラストまで。
最初は笑いっぱなしだったのに、いつのまにかトーンが変わっていった。
私には久々の小劇場系感覚のラストでした。

観劇後、こんどはスキップさんとウフフなおしゃべりタイム。
スーパー歌舞伎の話題から、この顔合わせでは想定外だった(笑)クラ
シックコンサートのお話まで。
その後、ちょっとラッキーなコトがあった1日の終わりでした。

昼夜観劇と二度のおしゃべりで観劇フルコースを味わった後、帰宅したら
ちょうどWOWWOWで『パンドラ』が始まったばかり。
うっ、ダメ押しデザートだよ。
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4 コメント

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うふふでしたね♪ (スキップ)
2008-05-28 02:46:07
ムンパリさま
日曜日はありがとうございました。
ムンパリさんがお茶に誘ってくださったお陰で
楽しいおしゃべりもウフフな上にさらにうふふ♪
なおまけまでついて、ほんとにhappyでした。
いやいや、松重さんもステキでしたってば!
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うふふ♪ (ムンパリ)
2008-05-29 19:43:40
スキップさんは大うふふ。私は中うふふ。
でも、よかったですねー。
私は見逃してしまったけど、まさかまさかの
新太さんでしたね。
松重さんは中西さんなイメージのひとに
見えましたけど(笑)、はい、ステキでした。
それから、ワタシ的にはスキップさんの
意外な特技にも超ウフフですよ。
返信する
アイーダは妹背山だ (とみ(風知草))
2008-06-02 13:02:02
>ムンパリさま
>歌舞伎の演目にたとえての解説がメチャわかり
やすかったです♪♪
マニアックなたとえで落ちていただいて恐縮です。
十二夜を本朝廿四孝にまんまシフトなさって評価された大演出家もおられます。何が陳腐で何が偉大か。批評家のセンセ方の判断基準も分かりにくいです。
見たくなってきました~。  
返信する
ウフフな解説♪ (ムンパリ)
2008-06-03 00:47:10
とみさん、アイーダは妹背山・・・クックック。
ツボな解説をありがとうございました!
え!あの十二夜ってそうだったんですか? なーるほど。
歌舞伎って知れば知るほど楽しいですね。

> 見たくなってきました~。
面白そうですよぉ~♪ チケット争奪戦に参戦しましょ。
私はいちおうオペラ版「アイーダ」DVDを図書館で借りることにしました。
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