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星月夜に逢えたら

[hoshizukiyo ni aetara] 古都散策や仏像、文楽、DEAN FUJIOKAさんのことなどを・・・。 

第26回功名が辻 おぼえがき

2006-07-04 | 復活「2006功名が辻~今週の一豊さん」

第26回「功名の旗」(7月2日放送) ●公式サイト
「2006限定~今週の一豊さん」は毎月曜日に更新予定。週末に予定が入った場合は遅れることもあります。

秀吉 VS 勝家。北陸の勝家を孤立させようと、秀吉軍が狙いを定めたのは滝川一益。
3隊に分かれて伊勢へ出陣する中、一豊は亀山城を担当。ここで敵に突破されたこ
とから、挽回のため決死の覚悟で敵城一番乗りをめざすことに。そこで悲劇が。
今週の殿。あの場面が台本通りの台詞じゃないんだ~、というだけで気分はいきな
り劇場最前列。いま目の前で起きている、と思いながら見ている私・・・。
テンションもモードも、今回は書いててヘンです。長いし。

悲劇に向かって
出陣直前。吉兵衛の不器用な恋のゆくえ。
たきに思いだけは伝えようと出かけたのに、全然言わない。濡れた着物を着替え
ても、ご飯をお代わりしても。帰ろうとして歩き始めた背中がようやくしゃべる。
「待っていてほしい」。戦が終われば迎えにくる、ニコッ・・・なんてねー!
幸せの頂点のあとには必ず悲劇が待っている。そういう見本のような展開だよ~。
いよいよ出陣。亀山城を包囲して他の城との連絡を絶つのが一豊たちの仕事。
あ、今回は新右衛門もいっしょ。先週そんな噂を新一郎がしてたっけ。古株家臣
が二人そろうなんて、ここでもドラマは悲劇への準備をしてるカンジだよ~。
陣地で油断をして敵に攻め込まれた一豊の軍、ピンチ!
今週の秀吉はクソ(しつれい!)オヤジ。一豊さんのことを無能呼ばわりしたな。
一豊はほめて使え、っていう官兵衛の言葉も悔しいけど総務担当としては正しい。
そんなワケで汚名をすすぐため一豊軍、何がなんでも敵城一番乗りをしなくては。
新右衛門と話す吉兵衛、「命に代えても」なんて言っている。
こういうふうに弓をギリギリまで引いて引いて、みたいな状況をいくつも作って、
ドラマは一気に悲劇に向かって放たれてゆくのでありました。

上手と下手
敵城へ乗り込む直前。
(話を先に知ってるってヤだなあ。吉兵衛はもう覚悟を決めてるんだろうな。)
いまの殿では良い人ではあるが、上手の大将とは言えない、と吉兵衛の言葉。
上手の大将、下手の大将について吉兵衛がとうとうと語ってきかせるのを子供の
ように聞いている一豊さん。
他の家臣がいない場所での一豊はほんとに無防備というか、ある意味、親以上に
信頼しきっている様子が顔に出てるのね。何もわからない子供時代から今まで、
吉兵衛は現役の家臣としてつねに一豊の傍らにいたわけだから。
これからもいなくなるとは露ほども思っていないわけだから。
「この合戦は我が武門残るか残らないかの瀬戸際、いわば・・・功名が辻である。」
大将ならこんなふうに言ってほしい、と手本を示す吉兵衛。
一方の吉兵衛は完全に我が子を見る眼差し。この私もいつかはいなくなるんだよ、
それが明日かもしれないんだよ、と伝える必要が吉兵衛にはあったんだろうね。
戯れ言と言いつつ遺言になってしまった最後の吉兵衛語録も書いておこう。
「一つ、家来共にはつねに熱き燃えるような言葉を」
「もう一つ、吉兵衛、新右衛門共々世になき時はお方様に頼りなされ」
「お方様を大事になさいませ。」
一豊の軍師に千代を指名した吉兵衛。この言葉があとあと利いてくるのだろうか。
武田さんと上川さんのやりとり。その間というか、空気感みたいなものがいつも
素敵だった。主従で、疑似親子で、同士のような。もう見られないのが寂しい。

吉兵衛の死
「ここが功名が辻じゃ」。意を決して軍の先頭に立ち、敵城に乗り込んだ吉兵衛。
一番乗りの旗を突き刺すが、すでに激しい肉弾戦の様相。勇敢に応戦しながらも
ついに敵に背中を突かれ倒れる吉兵衛。遠くから吉兵衛の名前を呼ぶ一豊・・・。
実はここから先の殿の状態を事前に何度も思い描いてみたんですよー。
わぁーっ!と取り乱し泣き叫ぶ絶叫型。グシャグシャ鼻水たらたら型。急に歌い
出す・・・SHIROH型(それはないやろ)。
正解は、笑いながら泣く殿。笑ってから泣くまでの、境目の、グラデーションの、
一瞬の表情が上川隆也だわ~。(ワケのわからないこと言ってます、私。)
せっかくの台詞,書きとめなくちゃ。
「しっかりいたせ。なんじゃ、これしき。あまりに大仰に倒れるゆえ、たまげた
ではないか。天晴れじゃ、吉兵衛。みごと一番乗り。わしも鼻が高い。」
ははは・・・と笑ってみせ、すぐ、グラデーションな泣き顔になる。
「さ、参ろう。参ろうぞ、吉兵衛。共に参れ。共に参ってわしの城の・・・
わしの城の天守に立て。
吉兵衛。」途中から、やっぱり泣き叫んでます。
「殿。上手の大将になられましたなあ。殿、一国、一国一城の主になり・・・」。
目を閉じた吉兵衛を抱きかかえたまま、静かに涙に濡れている<無>状態の一豊。
吉兵衛の頭を抱き寄せて顔をうずめる・・・。
たきの元に届けられた吉兵衛の文。そこにも一豊のためならば命を捨てても苦し
くない、との言葉が。うう。親だけが持つことのできる愛、だよね。
こんどは、一豊の代わりに千代が泣き叫んでいました。
(ラスクさんのブログを拝見し、上記青字の台詞を訂正しました。大事な言葉な
のに間違ってた私、ナサケナイです~。7/7追記)



今後のメディア情報 次回の記事アップまで随時追記中。
TV
★気になる共演者・関係者出演番組

●スタジオパークからこんにちは NHK総合 7月14日(金) 13:05~14:00(←7/5追記
ゲスト 浜田学さん
●土曜スタジオパーク NHK総合 7月15日(土) 14:00~15:00
特集:大河ドラマ「功名が辻」 ゲスト 佐久間良子さん
※「土曜スタジオパーク」は毎週要チェック。

雑誌・新聞
●「NHKステラ」7/14号(7月5日発売)
<功名が辻>大地真央さんにインタビュー。
●「NHKステラ」7/21号(7月12日発売)
<功名が辻>生瀬勝久さんと田村淳さんにインタビュー。
●「NHKステラ」7/28号(7月19日発売)
<功名が辻>柄本明さんにインタビュー。
「NHKステラ」には毎週、功名が辻の記事が掲載されています。その中の
ステラ「先物」情報
もチェック。
※「TVガイド」「歴史読本(月刊)」でも毎号、功名が辻の記事を掲載。
 

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4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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やってくれましたね (しろう)
2006-07-05 01:45:57
さすがに今回ほど「先を知っているって嫌だなあ」と思ったことはないです、ほんとにムンパリさんに同感!それでも、武田さんと上川さんの最後のシーンはすごく期待していて・・。

すばらしい名シーンになりましたね。

武田さんはもちろんさすがだなあと思いましたけど、やっぱり・・あの目です・・たまらないわ(笑)

秀吉さま、だんだん殿に厳しくなってきましたねー。



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やってくれました~ (ムンパリ)
2006-07-05 12:10:16
しろうさん、こんにちは。今週の殿、よかったですねー!!

公式サイトの今回の特集を今朝はじめて読んで「天守に立て~」の部分がアドリブだったと知りました。(遅いやん。)

殿は撮影の枠外でもずっと泣いてたんですよねー、きっと。舞台でもドラマでもよく泣いてるけど(笑)、いつもホントに泣いてる! って信じさせてくれるのが上川さんですね。

っていうか今回は役を越えて本当に号泣してたんだ~(涙)。相手が武田さんだからこんなふうになっちゃったんでしょうか。ファンにとってはまた一つ素晴しい涙コレクションができましたね。
返信する
おはようゴザイマス♪ (bluestar1719)
2006-07-06 08:59:46
TB、コメントとも有難うございました。



吉兵衛と新右衛門とのシーンもラストで

したねぇ。この二人の掛け合いも

もう見られないのかなって思うと

寂しいですよぉ~ぃ。



上川さん、吉兵衛の最期を看取る

シーンでは「一豊」になってましたね。

あれは感動しましたよ。

「天守に立て・・」で涙腺決壊(泣)



このドラマでは秀吉の横にいて色々

言ってるのが官兵衛になってますね。

秀長>官兵衛だと思ってたんで、

なんか違和感なんですよ。



http://tb.plaza.rakuten.co.jp/bluestar1719/diary/200607020001/3ede3/

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私も決壊 (ムンパリ)
2006-07-07 01:17:34
bluestar1719さん、こんばんは。

吉兵衛と新右衛門の掛け合い、最後もナイスコンビネーションでした!

「天守に立て~」の上川さん、ホントに役とご本人の境目がないように見えましたね。私もそれまでウルウルしてたものがここで決壊しました。

それと、不勉強でハズカシイんですが、秀長>官兵衛になるのはもう少し後になってからではないかと・・・。来週から登場するキャストたちもすっごく楽しみですね。
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