星月夜に逢えたら

[hoshizukiyo ni aetara] 古都散策や仏像、文楽、DEAN FUJIOKAさんのことなどを・・・。 

高津宮、のち文楽「夏祭浪花鑑」観劇♪

2010-07-20 | 観劇メモ(伝統芸能系)
日曜日は文楽観劇だった。
でも、その前に・・・って、まだあるんかいっ!
だって、だって、風知草のとみさんにこの日は、リアル高津さんの
夏祭の日とお聞きしたので、これはぜひお参りしなくては、と。
なんと国立文楽劇場へは歩いて10分ほどだしぃ~。

が、松竹座で幕見後、腹ごしらえして到着したのが午後1時過ぎ。
聴きたかったお囃子はついに聴けずじまい(涙)。
予想外のひっそり静かな境内だったけど、参拝してよかったと思えた
のが、劇場で「夏祭浪花鑑」の浄瑠璃を聴いているとき。
出てくる地名や距離感、真夏の炎天下の暑苦しさがえらいリアルにイ
メージでき臨場感アップで嬉しかった~♪
(平成13年に団七の人形が高津宮に宮入りした時の様子はこちら
なお写真の団七は、平成19年大阪での襲名披露公演時に
坂田藤十郎さんが奉納された絵馬。



いよいよ文楽劇場へ。この日は、とみさんハヌルさんと待ち合わせ。
3人並んで観劇したお席がほぼ床前♪
フル音量の浄瑠璃と三味線を全身に浴びながらの嬉しい観劇となった。
盆が回って登場されたとき、粋な演出だと思ったのが、長町裏の段。
三人並んだお二人、千歳大夫さんと三味線の清介さんが団七縞の裃を
つけておられた。これがまた素敵なんである。
もうひとりは?と松香大夫さんをみると、たしか黒の裃・・・
ああ、義平次! 大夫さんがお二人というところにもワクワク♪
団七は千歳大夫さんで、しかも床前で!(笑)

大きいのは声だけじゃなく、お人形も。
団七、えらい男前やし(かしらは文七)。
それに人形の動きの表現力豊かなこと。
勘十郎さんの団七 VS 玉女さんの義平次! こっちも凄いことに♪
感想はまた後日に書くとして。
重鎮&気鋭の文楽スター軍団が魅せる迫力満点の舞台に、またしても
手に汗握りコーフンしながら見入ってしまった。



とみさん、ハヌルさんという文楽通ブロガー最強コンビに両側から
ガッチリ守られながら(時おり安心して船をこぎつつ~笑)の観劇。
ああ、すっかり堪能したでぇ~!
ほんまもんの大阪の「夏祭浪花鑑」を通しで見た満足感でいっぱい♪
ごいっしょしていただいたお二人さま、ありがとうございました!


文楽 夏休み文楽特別公演「夏祭浪花鑑」(このブログ内の関連記事)
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2 コメント

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もう行かれたのですね (瑠衣)
2010-07-20 23:39:17
私は8月1日の文楽座に団七聴きに行きます。太棹のじゃ~んとお腹に響く音。いいですね。人は好き好きですが、文楽を見るとすし屋でも浪花鑑でも義太夫にのっとった表現、訛りで歌舞伎も演じて頂きたいと思います。江戸弁の権太や団七は出てくる地名からしておかしい。
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瑠衣さま♪ (ムンパリ)
2010-07-21 01:16:35
> 太棹のじゃ~んとお腹に響く音。いいですね。
ほんとにそうですね♪

義太夫狂言は私も大好きで、歌舞伎の舞台でも
浄瑠璃の太夫さんが絡んでくるとゾクゾクします。

歌舞伎は江戸で定着してしまった演目も多いと思いますが、
瑠衣さんの仰せごもっとも!と思います。
私は歌舞伎から入って文楽も見るようになりましたが、
義太夫狂言の大元である文楽の同じ演目は、やはり
できるだけ見ておきたいですね。
人形・浄瑠璃・三味線のライブの迫力は本当に素晴しく、
役者さんじゃなく人形なので純粋にお話にのめりこめますね~(笑)。
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