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星月夜に逢えたら

[hoshizukiyo ni aetara] 古都散策や仏像、文楽、DEAN FUJIOKAさんのことなどを・・・。 

第41回功名が辻 おぼえがき

2006-10-17 | 復活「2006功名が辻~今週の一豊さん」

第41回「大乱の予感」(10月15日放送) ●公式サイト
「2006限定~今週の一豊さん」は毎月曜日に更新予定。週末に予定が入った場合は遅れることもあります。

家康か三成か、どちらにつくかがお家存続の分かれ道。大乱を前に、狸と狐に諸
国の大名たちの思惑もからんだ動きがふつふつと。
今週の一豊さんは、掛川城にいながら随時、千代からの文で状況を把握。自分の
とるべき方向をじっくりと時間をかけ見定めている様子。
天下分け目の渦のなか、今まで同じ道を歩いてきた旧来の友との別れも・・・。

■今週の一豊&千代
前回、一豊のために世の動きを分析してみせたナビゲーター千代。
今回は掛川城に戻った殿のために逐一、報告の文を書き、家康周辺の動向を知ら
せるお役目。(他には、大坂城にいる淀の今後の身の振り方までナビゲーション
していましたよ~。いまは千代にしか頼れない淀も不憫よのう・・・。)
一豊にしてみれば、おそらく分析コメント付きの千代の報告文は、痒いところに
手が届く貴重な情報だったに違いなく、仕事上でも最良のパートナーを得た感じ。
いや仕事の内容に関係なく、久々に寄った伏見で千代の顔を見るや、なんという
嬉しそうな顔をするのじゃ~!!(いいんですけどね。)
あんなふうに、手足を伸ばし大の字になってくつろぐ殿も初めてじゃないかな。
選択を誤るな! ギリギリまで待て! という六平太の言葉もあって今回の千代ナビ
は、夫にゆっくり考えて結論をだすようアドバイス。
したいと思う心にお従いください。そうでなければ悔いが残る。みんなのために
も、私のためにも、生き延びてください、と。
いつもなら夫よりも先読みし、自分の意見をはっきり言う妻が、すべてを夫にま
かせると言ってくれている。うわぁ~♪(← 一豊さんの気持ち。)
こんなこと言われたら、そりゃあ愛おしくもなるでありましょう。千代の頬に手
をあて・・・古びても夫婦は夫婦なのですね~。

■最後の同窓会
茂助、孫兵次、伊右衛門。
歳をとってもお互いをそう呼び合う3人がそろって、妻たちも同席した同窓会の
ような、一氏(孫兵次)のお見舞いの枕元。
自分たちの事だけを考えて戦場で働いていた時代から、いつのまにかお家第一、
になってしまった3人。青春という季節から確実に人生の<秋>が来て、やがて
<冬>を迎えつつあることが画面から感じられて、ドラマを最初から見てきた私
にも切なさがこみあげました。
そんななか病床にあってもなお「家康にはへつらわん」と言い張る一氏。
家康側につく吉晴とは袂を分かつ気配・・・。
豊臣への忠誠心は持ちつつも、まだ結論を出せずにいる一豊。
秀吉のもとで禄高を競い合ってきた者どうし、三者三様の同窓会なのでした。

その「へつらわん」と豪語した一氏。饗応中に訪ねて来て「内府様」と言いなが
ら家康側に翻意するのを目の当たりし、一豊はビックリ。なぜって、その直前に
おかしな動きがあり一氏に疑いがかけられたばかりだったから。
(家康側は同時に、一豊の動きも探ろうとしている気配だし。)
自分の死期をさとり、お家の命運を家康に託した一氏の、最後の大仕事ぶり。
一豊さんにも痛いほど伝わったことでしょう。
去り際に言った「あとは伊右衛門、そち一人で走れ」。そして、さらばじゃ、と
いう気持ちをこめた最後の黙礼。
友を見送る一豊の顔は涙には濡れず、じっと堪えているように見えました。
ロンブー淳くん演じる一氏って、笑っているところをあまり見たことないんだけ
ど、そこがあとの2人にはない独特のキャラだったよなあ・・・。
最後のお別れにも笑顔はなく、ベタベタしないのに、でも心のつながりを感じさ
せるあの演技、いいよなあ~。胸が熱くなりました。
逆に生瀬さんの吉晴はいつも笑顔を向けてくれる存在だったのに、隠居を告げた
後の寂しそうな、すまなさそうな表情が妙に印象に残りました。

■家康か三成か
ワタクシ、関ヶ原の合戦の舞台裏をこれほど細かく見るのは今回が初めてなので、
今週も一豊さんといっしょにお勉強♪
味方の兵とともに大坂城西ノ丸に入城する家康の手際の鮮やかさ、参りましたっ!
一方、上杉と通じて、家康に兵を挙げさせ東西で挟み討ちにしようと企てる三成。
実はそれも三成を煽って上杉討伐を機に大乱を起こし、三成もろとも反体勢力を
一掃しようとする家康の策だった。本気も本気の大博打に出た家康、ムム~。
以下、一豊さんのコメント。
新年の挨拶のために大阪城に登城した大名たちが家康のもとへなびく様子を見て、
「本丸より、西ノ丸に勢いがあった」「徳川様の元気さに驚いた」。(フムフム。)
以下も、一豊さんのコメント。二人の印象について。
「徳川様は侍の頭領。お慕い申し上げる気持ちはある」(そーなんだ。)
「石田殿の豊臣を思う澄んだ心根に加勢したい」(ナルホド。)

寧々に「女大名の山内家」と言われて発奮したのか(笑)、千代に後押しされた
のが効いたのか、家康を饗応することを思いついたのは一豊さん、ナイスな判断
でしたね。あらぬ疑いをかけられても困るし。
これが根回しにもなる・・・と思ったんだけど、いやいや新一郎も心配するほど、
あまりにまっすぐな気持ちの殿なのでした。
場所は小夜の中山、久延寺。一対一で、面と向かって、腹を割って話す、と。
そんな思いが伝わったのか、心を開いてくつろぐ様子の家康。ていうか、一豊と
一対一では狸芝居も、婉曲表現も全く通用しない、って感じ?(笑)
一豊さん、茶の湯なども用意してイイ感じ。
この饗応によって本当に決心はついたのでしょうかね。
関ヶ原の合戦まであと3カ月。(←「その時歴史は動いた」ふうに。) 


今後のメディア情報 次回の記事アップまで随時追記中。
TV
★気になる共演者・関係者出演番組
 
10/17現在、情報未入手。
※「土曜スタジオパーク」は毎週要チェック。

雑誌・新聞
●「NHKステラ」10/21号(10/18発売)
<功名が辻>玉木宏さんにインタビュー。
●「NHKステラ」11/17号
<功名が辻>永作博美さんにインタビュー。
「NHKステラ」には毎週、功名が辻の記事が掲載されています。その中の
ステラ「先物」情報
もチェック。
※「TVガイド」「歴史読本(月刊)」でも毎号、功名が辻の記事を掲載。

 
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4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (にゅうく)
2006-10-18 21:43:55
すいません、全然関係ないんですけど今ココリコミラクルタイプに大倉さんでてますね(^-^)みられてますか??
返信する
知らなかった~ (ムンパリ)
2006-10-18 23:25:00
にゅうくさん、こんばんは。

その番組自体ぜーんぜん知らなかったんですよー。もしかしてブログタイプのようなもの?カンペキに見逃しましたっ(汗~)。次回から見るようにします。ありがとうございます~!!
返信する
寂しくなりましたね (しろう)
2006-10-20 14:51:35
長い間、殿たちを見守り、支え、共に駆けてきた人たちが、ひとり去りふたり去り、「あとはそちひとりで走れ」まさにその状態ですね。殿はひとりではありませんけどね。ほんと、あの殿がひとりぼっちになってしまわないのだけ、安心して(?)見ていられます。ごめんね、千代(笑)

こういう大河ドラマを見ていると、人って、どれだけ大切な出会いと別れを繰り返して、その折々にどれだけのものを得てきたかが、その人自身を造るのだなあと、思わされます。
返信する
同じく・・・ (ムンパリ)
2006-10-21 00:14:45
しろうさん、こんばんは。

同じく、寂しくなりました。日が暮れて遊び相手が一人、また一人、帰って行っちゃったみたいな・・・。「あとはそちひとりで走れ」はすごく心に染みる言葉でした。

生きていくって、出会いと別れを繰り返す旅のようなものですものね~。思いがけない出会いがあるかと思えば、出会っても気づかないこともあったりして(シミジミ)。せめて出会いを大切にする感受性は持ち続けていたいなって思います。

しろうさんは土曜日の再放送、観劇から戻ったらどうぞゆっくり殿に再会してくださいねっ♪
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