第19回「天魔信長」(5月14日放送) ●公式サイト
「2006限定~今週の一豊さん」は毎月曜日に更新予定。週末に予定が入った場合は遅れることもあります。 |
今週の殿は中国攻めの途中、摂津の陣屋にいました。
摂津支配をまかされていた荒木村重が毛利に寝返ったことから、秀吉軍は挟み討ち
の危機に。一豊は秀吉に伴われて荒木のいる有岡城へ。自分自身もまた織田を見限
るよう六平太から忠告される中、秀吉軍になくてはならない軍師、半兵衛が病死。
そんな時、万人をひざまずかせるべく信長の安土城がついに落成したのでした。
しかし、主が天ばかり見ている間に足元はグラグラ。織田軍は内からくずれる音が。
■功名とは
陣屋で千代からの文を読み「長浜に帰りたいのう」と言った後、吉兵衛に「功名と
は何じゃ」と尋ねる一豊さん。
吉兵衛いわく「殿とお方様と姫様と、そしてもったいなくも我らが家臣一同が幸せ
になるための働きにございます」。
吉兵衛さん、ありがとう。私も一度おさらいしてほしかったんですよ。
このドラマではよく似た質問と答えが繰り返されるんですが、こんなシンプルな答
えがほしかった。自分と誰かを幸せにするために、人は迷い、生きていくんですね。
そうそう、よねちゃん。今回は長い台詞が言えて花マルでした♪
■六平太との対決 パート2
織田を見限れ、という六平太に、信長も秀吉も裏切らないときっぱり答える一豊。
一豊自身の心の迷いを絶対に見逃さない六平太の動き、なかなか手強い。
でも、この二人の会話っていつも千代抜きでは成り立ちませんねー。
・お前が死んだら奥方が悲しむ。今のままでは千代も娘も長くは生きられぬ。(六)
・千代が言うたことがある。侍奉公とは鈍なるが幸せだと。(一)
二人とも千代を大事に思う気持ちは同じなのだけれど、今は守るべきものに決定的
な違いがあるのは当然のこと。
一豊さん、前回の対決と同じ、今回も千代の言葉を借りて答えましたね。
「侍にとって主家と他家を比べるのは無用の知恵」「比べることに聡いのは所詮お
前が忍びだからだ」「今や千百石の侍ぞ」と、自分が武士であることを徹底的にア
ピール。
一方の六平太、「千百石、千百石、それが何だ!」とまるで井の中の蛙をバカにす
るかのような応酬。こんなヤツに千代を託するのかとはがゆそうに言って立ち去っ
た言葉が「命あっての千百石だろうが。バカめ!」
ここの会話、お屋形さまの傘下で功績を積み上げていくうちに守るべきものが増え
ていったサラリーマン武士と、自分の大切なもののために他は捨てられるというフ
リーランスな人間との価値観の違いが明白で、なかなか面白かったですね。
でもでも、六平太。今度は天井から糸をつたう蜘蛛のようにやって来て「荒木村重
が寝返った。お前も長浜に戻って千代と娘を守れ!」とシツコイ忠告。
やっぱり山内家を見捨てることはできず、いつもどこかで見守っているみたい。
■荒木村重を説得
今回、一豊さんの新しい特技を発見♪
秀吉が荒木の説得に向かう際に「一豊を連れて行って悪い目が出たことはない。こ
いつは運を持っている」と言うんですよね。(パンパンと肩をたたかれながら、と
まどいつつ一瞬、殿、嬉しそうな顔を見せました。)運を持ってるなんて、武士に
とっては自慢の種。そこをほめる秀吉様が私は好き。
しかし、秀吉の猿芝居、相手にはウザかったようで。荒木の手をとって秀吉が大泣
きしている時に「光秀様がお見えになりました」。途端にとっくりが倒れるように
荒木に転がされる秀吉。←ココ、東京乾電池のお二人さん遊んでますねー♪
「どうじゃ?わしの芝居は」と秀吉に聞かれて「芝居?」と目を丸くする一豊。こ
れほど調略の現場に立ち会ってきたんだから、そろそろ主の本質を見抜こうね(笑)。
そして、明日の行動にきっと生かしてくださ~い。
■半兵衛の死
兵庫県三木市に竹中半兵衛の墓があることがずっと不思議でした。このドラマが始
まってからもなぜ美濃の人のお墓が三木にあるのかと。その理由がやっと判明。
中国に入る前に三木城での攻防があったんですね。(しかも「功名が辻」の原作者、
司馬遼太郎さんはナント三木方の兵士の子孫であるとか。)
筒井道隆さんの半兵衛さん。本当に一種独特の雰囲気を持った人ですねえ。色白で
病弱の軍師なんてヒジョウにそそられます。
自分が死ぬというのに最後まで自軍への目配りを忘れず、黒田官兵衛の行方を六平
太に探らせ、さらに秀吉にも官兵衛のことを頼む、と念押ししていました。
信長が天下を取れず、秀吉が天下人になることを予言するような言葉も。
そして最後、ダメ押しは一豊さんへのバクダン発言。
「私が生涯愛したおなごは千代殿でござった」。エエエエエ~!!
(視聴者の間では周知の事実でしたけどね。)
それもわざわざ顔を動かして一豊の目を見て言ったんだから。一豊さん、今まで気
がついてなかったなんて男としてヤバイ(笑)。で、自分が代読した千代の文を半
兵衛の手に握らせ、一礼をする。それが一豊さんにできる精一杯の感謝と労いの気
持ちだったんですね~。半兵衛さんにもう会えないのが寂しいです。
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パパの代打として、今週のよねちゃん。
お父さんの名前は? と聞かれ、「か・じゅ・と・よ」と初めて答えられました♪
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今後のメディア情報 次回の記事アップまで随時追記中。
TV
★気になる共演者・関係者出演番組
・土曜スタジオパーク NHK総合 5月27日(土) 14:00~15:00
ゲスト 坂東三津五郎さん
※「土曜スタジオパーク」は毎週要チェック。
雑誌・新聞
●「時代劇マガジン」vol.14(5月10日発売) 情報
「功名が辻」の記事全9ページ。
●「NHKステラ」5/26号(5月17日発売)
<功名が辻>和久井映見さんのインタビュー。
●「NHKステラ」6/2号(5月24日発売)
<功名が辻>を特集。名馬購入のエピソードを紹介。
●「月刊TVnavi」7月号(5月24日発売)(←5/19追加)
連載<上川隆也の 一豊 辻の向こうから。>(隣のページに<今月の功名が辻>)
●「NHKステラ」6/9号(5月31日発売))(←5/19追加)
<功名が辻>坂東三津五郎にさんにインタビュー。
●「NHKステラ」6/16号(6月7日発売))(←5/19追加)
<功名が辻>本能寺の変を特集。
※「NHKステラ」には毎週、功名が辻の記事が掲載されています。その中の
ステラ「先物」情報もチェック。
※「TVガイド」「歴史読本(月刊)」でも毎号、功名が辻の記事を掲載。
2006限定~今週の一豊さん バックナンバー
でも、香川さんて、7月に名古屋御園座で約1ヶ月も公演があるんですよ。その間というかその頃にはもう撮影ないのかな、なんて心配しちゃいました。
次回、またまた殿を悩ませる小りんちゃん登場ですねえ・・。がんばれ~殿!
今わの際の言葉だったとはいえ
一豊さん、どんな気持ちで聞いた
のかなって思いました。
枕元に誰もいないときのひとり言
のほうがよかったかな・・
(半兵衛様の哀愁たっぷりの演出で)
功名~のHPの仲間ちゃんトピックス
の記事中に乗ってるよねタンの写真
がカワイイ。
当方のTBURLは
http://tb.plaza.rakuten.co.jp/bluestar1719/diary/200605140002/13bf0/
そうそう、二人の言い分は「所詮、忍び」とか「千百石がなんだ」とか、ほとんど意地の張り合いみたいでそこがリアリティがあってメチャ楽しめます(笑)。そうですか、舞台があるなら仕方ないですが、六兵太と二人、またたっぷり時間をとって言い合ってほしいですねー!! 千代がいるからきっと戻って来るでしょう。
小りんちゃん、ちょっと来週は同情してしまいそうだなーと思います。
半兵衛の最期はいろんな場面が考えられそうですよね。よりにもよって一豊さん、あんなことを直接言われてドギマギでしたね(笑)。半兵衛さん、今頃は秀吉が天下人になる夢でも見てるんでしょうか。
写真見てきました。よねちゃん、カワイイですねー。よねちゃんといっしょにいる時の千代さんもとても素敵ですね。どうぞ悲劇にしないで、って今から思ってしまいます。