菱沼康介の、丸い卵も切りよで四角。

日々の悶々を、はらはらほろほろ。

雪だるまは夏の夢を見るか?  『アナと雪の女王』

2014年03月21日 00時02分29秒 | 映画(公開映画)
で、ロードショーでは、どうでしょう? 第542回。


「なんか最近面白い映画観た?」
「ああ、観た観た。ここんトコで、面白かったのは・・・」







『アナと雪と女王』









アンデルセンの『雪の女王』を大胆アレンジし、雪を操る魔法を生まれながらに持った姉とそれを知らぬ妹の間の葛藤を描くミュージカルCGアニメ。

ディズニーアニメ史上最大のヒットを記録し、現在も記録更新中。



監督は、クリス・バックと、ジェニファー・リー。

脚本は、ジェニファー・リーが堪能というより、脚本をやっていた、彼女を正sか宇宙に監督に抜擢したとのこと。
そして、ディズニー初の女性監督による長編なんですって。





声の出演は、クリステン・ベルがアナを、イディナ・メンゼルがエルサを担当。

ジョナサン・グロフがクリストフ役。
ジョシュ・ギャッドがオラフ役。

サンティノ・フォンタナがハンス役。


ほかに、アラン・テュディック(ウェーゼルトン公爵)、キアラン・ハインズ(パビー)、クリス・ウィリアムズ(オーケン)、


日本語吹替版は、神田沙也加が、アナ役。
松たか子が、エルサ役。

原慎一郎が、クリストフ役。
ピエール瀧が、オラフ役。


他に、津田英佑(ハンス)、多田野曜平(ウェーゼルトン公爵)、安崎求(パビー)


おいらは、日本語吹替版を鑑賞した。
掛け合いの歌が録音の問題か、少々混ざって聞こえるところがあるものの、歌唱もキャラクターも素晴らしく高質なものに仕上がっていた。

英語版も見てみたくなるほど、歌が心地よい。




ブルードウェイ・スタイルのミュージカルの形式を採用したアニメになっており、シーンごとに歌があり、歌がドラマを牽引したり、笑いを醸し出したりしていく。
音楽を担当したのは、実際にブロードウェイで活躍作曲家夫婦。

2013年の米アカデミー賞にて、歌曲賞(『Let It Go』 曲:ロバート・ロペスと詞:クリステン・アンダーソン=ロペス)を受賞した名曲は、見たあとどころか、見てる最中にも、口ずさみたくなる。

とにかく、その歌が素晴らしく、日本語吹き替えでも十分に堪能出来るクオリティになっている。

アメリカでは、歌のシーンを一緒に歌えるバージョンの公開もされているほど。
(人気のミュージカル映画ではたまに行われる。有名なのは、『ロッキー・ホラー・ショー』)



そして、ディズニー初の米アカデミー賞の長編アニメ賞も受賞しています。



いい気分で劇場をでられるまさに快作です。




























おまけ。

ネタバレ。

原題は『FROZEN』で、凍らせる力と凍った心、そして、それが最後の剣から姉を救う妹の姿につながるという象徴性があって、素敵ですが、邦題は原作と子供映画タイトルのルールみたいなのに縛られていて、普遍的ではある。

まぁ、これだって、アメリカの子供映画の名づけルールの一つなのかもしれないけどね。
『カール爺遺産の空飛ぶ家』の原題『UP』みたいに。





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