【灯りが消えるまで】第33回 感情は健康にかかわる。
映画に癒しを求めるということがある。実際、感情は健康にかなり影響があるそうで、まさに感情は体の反応を引き出すものだそう。笑うと、免疫細胞が活発になりますしね。だから、笑うのは健康にいいってことです。逆に、怒りが爆発して死ぬ憤怒死なんてのもある。『三国志』とかに出てきますね。まぁ力が入りすぎて、血管が切れてということかもしれませんが。感情は心の . . . 本文を読む
【灯りが消えるまで】第32回
映画の物語の区切り方について
映画館で映画を見る時、ソフトやネットで見るのと違い、映画の方が主体として見ることになる。観客は受動する。だからこそ没頭や没入しやすいのだが、映画内では区切りがったあったりする。長い映画におけるインターバルなんかもその一つ。
そう、映画って一つ続きのようで、2つの区切り、タイトルとエンドクレジットがある。エンドクレジッ . . . 本文を読む
【灯りが消えるまで】第31回
映像の速度について
映画館で見る映画の終わりの時間を確認する。この映画館は予告編が15分くらいあるから、終わりから逆算して、エンドクレジットが5分なら、正味は110分といったところか。
映画館で以外で映画を見るとき、TVやプレイヤーの機能で再生速度を速めて見る早見が当然のようになりつつあるらしい。NETFLIXは1.5倍速、Youtubeは2倍速 . . . 本文を読む
【灯りが消えるまで】、第30回です。
映像の速度で、24コマ/秒や30fpsなどがあるが、実際、人間の目による近くはこれであてはめるなら、どれぐらいの速度になるのだろうか。
どうやら、人の目は静止画の連続で動きを近くしているわけではないらしい。
それでもそれを考えるヒントはある。
それでも人間の眼球運動は、視覚情報注目時に約300ミリ秒間(0.3秒)の固視状態と約30ミリ秒 . . . 本文を読む
約一年半ぶり、久々の【灯りが消えるまで】、第29回です。
映画館のことを考えるコラムも、ちょうど映画の日に自分乎映画が映画館にかかっているときにやれるなんて最高のタイミング!
今回は、同じものを見ているのだろうか?ということについて。
クオリアという考え方がある。簡単に言えば、クオリアとは「感じ」のこと。
クオリアとは、ラテン語 qualiaで、単数形は a . . . 本文を読む
【灯りが消えるまで】第28回 皮膚で見る。
耳では聞こえない高周波を皮膚は感じることが出来る。皮膚はかなりの高感度のセンサーだということが研究で分かってきている。触覚では1マイクロメートル(1mmの1000分の一)を感じ取ることが出来る。実際に世界に流れる自然の音には含まれているもの。海や風の音だけでなく、虫の鳴き声などは、たっぷり含んでいる。スピーカーは物理的な音を出す機会なの . . . 本文を読む
さて、誕生日など記念日恒例となった、灯りが消えるまでも27回目です。
以前、映画では、人のスーパークローズアップはあまり好まれなかった。特殊な技法とされ、人によってはTV技法と揶揄する方もいた。
それでもあえて、それにこだわる作家もいた。セルジオ・レオーネ、リュック・ベッソン、ウォン・カーワァイ、ダーレン・アロノフスキーなどなど。だが、デジタルカメラの発展で2010年代から、人 . . . 本文を読む
シネコンが定着して、10年以上が過ぎました。
シネコンはスクリーンが剥き出し。
昔、映画館はスクリーンに幕がかかっていた。
舞台とか寄席の延長だったからかもしれない。煙草が劇場内でも吸えたからかもしれない。そう、喫茶店的な場所だった。今の映画館は映画館であり、煙草も吸えないし、綺麗だものね。
でも、おいらは、最近のスクリーンには膜を感じるのだ。
それは枠を境に、観客席と映 . . . 本文を読む
いつも、映画を見る時の脳の機能を分析したりして、映画は凄いなんて言っておりますが、今回は、そこを使った映画の技法の方を。
危険なことがあった時、世界がスローモーションになったりする。
脳の処理速度が上がっているが、実は、その時に、脳は処理の枚数を落としているそう。
例えば、普段を1秒を30枚で見ているなら、危険なことがあった時、20枚になる。
これは、一枚一枚の処理時間が延びる . . . 本文を読む
映画の日なので、【灯りが消えるまで】。
第24回でございます。
いつもとちょっと趣向を変えた内容。
人間の感覚は簡単に影響を受けるそうです。
去年のイグノーベル賞を受賞した【またのぞきで物は小さく見える】なんてもあったように、人の感覚は色々なものの影響を簡単に受ける。
繊細で、柔軟なものなんですね。
塩味を感じると音が小さく聴こえるっての . . . 本文を読む
だいたい、年に一、二回更新しております【灯りが消えるまで】、23回目をお送ります。
今回は、映画館で見ることが人にどう影響するのか、という話。
どういう状況の映画館で映画を見るのか。
満員の劇場、朝昼夜の劇場、ガラガラの劇場、愛好家が集った劇場・・・。
それは、どんな人と呼吸を共にするのか、ということ。
つまり、人が出す息に人の思いは入らないのか?
&n . . . 本文を読む
【灯りが消えるまで】も22回目です。
今回も映画館で見る映画は凄いのよー、という話。
明るいところと暗いところで読んだ本の主人公の性格をどう感じるかの違いを調査したところ、明るいところでは主人公の性格を攻撃的に感じるそうだ 明るい光は感情の起伏を強くするため、いいところも悪いところを強く見えるようにするそうだ。 特に、悪いところが強く感じやす . . . 本文を読む
【灯りが消えるまで】も21回目です。
映画の日の更新が定例になってきました。
今回も映画館で見る映画は凄いんだ、という話。
それだけではない部分もありますが。
さて、よく、「人と話すときは目を見るように」などと言われます。
失礼がないようにとか、目を見てしゃべることで集中してもらえるということだけでなく、実は、人間は相手に見 . . . 本文を読む
年2回ほどの更新ですが、この【灯りが消えるまで】、ようやくのなんだかんだで20回。
今回は、目の動きが脳の動きに直結するという話。
やましいことがある人は目が泳ぐと言いますよね。
人は、考えながら右上を見たら想像している時、左上を見たら過去の事実を思い出している時といいます。
実際、人は何かを想像するときに左脳を働かせます。
あら、見る方と逆ともうかもしれませんが、左脳は体の右側を司ってい . . . 本文を読む
【灯りが消えるまで】 第19回。
「映画館で観る映画は凄い。その11」
12月1日は映画の日ってことで、映画のことに思いを馳せてみる。
映画館で映画を見るということは、闇の中で光を浴びることでもある。
あなたは、普段を日常で、光を見ていると意識をしているだろうか?
つまり、映画を映画館で見るということは、世界がどう出来ているのかを意識することができるのだ。
たとえば、それは、印 . . . 本文を読む