菱沼康介の、丸い卵も切りよで四角。

日々の悶々を、はらはらほろほろ。

個と場

2010年07月27日 00時00分09秒 | 映画のあれこれ
映画館で流れる新しい『NO MORE 映画泥棒』と『STOP 違法ダウンロード』のCMについて、誰かが指摘していた。

それは、あの女性のこと。
彼女は、映画館で、録画するカメラ男を非難するが、自宅では違法ダウンロードをしているのだ。

これが、現代の問題なのかもしれない。

モラルもマナーも、その場の状況に合わせるのであって、その個人の精神にはなかなか届いていない。

自己存在があやふやになるのは、場所に自分を合わせ過ぎるからではないか?

空気を読めなんていうのも、まさにそういうことであろう。

みなのいる場が大事であって、個はないがしろにされてもよいのだ。
それは逆においてもそうだ。
個が大事なら、場はそれに合わせて当然だと思うということだ。
どちらがどうではなく、本当に大切なものはなにかということを人は簡単に学べないのだ。

我が身を振り返っても、そういう記憶は山のようにある。
いかにまっすぐモノを言うことが怖いか、誰も見てないところで己を律することが難しいか。

宗教の意味について、考えてしまう。


一人の時はそういった負のものを解放することで、場、公共でのそれを守るという精神のバランスの取り方だってある。

だが、それさえ非難されかねない。

そういえば、個と公は、前に小林よしのりも題にしていたなぁ。


如何に、学ぶのか。
物語は助けになるか?
西洋には、それを信じているところを感じるなぁ。





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