で、ロードショーでは、どうでしょう? 第1070回。
「なんか最近面白い映画観た?」
「ああ、観た観た。ここんトコで、面白かったのは・・・」
『レゴバットマン・ザ・ムービー』
スーパーヒーローたちがレゴの世界で大暴れする大ヒット・アニメ『LEGO(R)ムービー』のスタッフが再集結して贈る痛快アドベンチャー・コメディ。
孤独なヒーロー、バットマンが、相棒に迎えた少年ロビンに振り回されながらも、ジョーカー率いる悪党軍団に立ち向かっていく姿を、スケールアップしたアクションとパロディ&ギャグ満載に描く。
監督は、『LEGO(R)ムービー』ではアニメーション共同監督を務めたクリス・マッケイ。
物語。
たった一人で街の平和を守るバットマンは、みんなに愛されるスーパーヒーロー。
でも、その素顔は自分が全てのナルシストな独善主義者。友だちは一人もおらず、それでいて実は寂しがり屋で孤独な大富豪のブルース・ウェイン。そのわがままぶりに執事のアルフレッドも頭を悩ませる日々。
そんな風にバットマンを思う者がもう一人いた。それは、ジョーカー。彼はバットマンに特別な最強のライバルと自負していたが、バットマンじきじきに否定されたため、それを認めさせるために最悪の計画を実行する。
バーバラ・ゴードンがゴッサムの新しい警察署長に就任し、バットマンを警察官になることを提案してくるが、もちろん、バットマンは拒否する。
そんなバットマンに憧れる少年ディックが養子になりたいと申し出てくる。
孤独でいたいけど、寂しさも感じているバットマンは自分を思う者たちの思いを拒み続ける。
それを案じたアルフレッドはある提案をする。
原案は、セス・グレアム=スミス。
脚本は、セス・グレアム=スミス、クリス・マッケナ、エリック・ソマーズ、ジャレッド・スターン、ジョン・ウィッティントン。
キャラクター創造で、ボブ・ケインとビル・フィンガー (バットマン)、ジェリー・シーゲルとジョー・シャスター (スーパーマン)。
声の出演。
ウィル・アーネットが、バットマン/ブルース・ウェイン。
ザック・ガリフィナーキスが、ジョーカー。
マイケル・セラが、ロビン/ディック・グレイソン。
ロザリオ・ドーソンが、バットガール/バーバラ・ゴードン。
レイフ・ファインズが、執事のアルフレッド。
ジェニー・スレイトが、ハーレイ・クイン(ハーリーン・クインゼル)。
ヘクター・エリゾンドが、ジム・ゴードン。
マライア・キャリーが、女市長。
エディ・イザードが、ヴォルデモート卿。
セス・グリーンが、キング・コング。
ジェマイン・クレメントが、サウロン。
ビリー・ディー・ウィリアムズが、トゥーフェイス。
リキ・リンドホームが、ポイズン・アイビー。
コナン・オブライエンが、リドラー。
ジェイソン・マンツォーカスが、スケアクロウ。
ゾーイ・クラヴィッツが、キャットウーマン。
ケイト・ミクーチが、クレイフェイス。
ダグ・ベンソンが、ベイン。
チャニング・テイタムが、スーパーマン。
エリー・ケンパーが、フィリス。
ジョナ・ヒルが、グリーン・ランタン。
アダム・ディヴァインが、フラッシュ。
スタッフ。
製作は、ダン・リン、フィル・ロード、クリストファー・ミラー、ロイ・リー。
製作総指揮は、ジル・ウィルファート、マシュー・アシュトン、ウィル・アレグラ、ブラッド・ルイス。
プロダクションデザインは、グラント・フレックルトン。
編集は、デヴィッド・バロウズ、マット・ヴィラ、ジョン・ヴェンゾン。
音楽は、ローン・バルフェ。
バットマンのパロディのようで、シリアスでもできそうなまっすぐなバットマン・ストーリーになっている。
レゴ・ムービーなので、メタもクロスオーバーもたっぷり。
前作に続きテーマ性もきっちりあり、近年のDC作品とは思えないほどの整合性。
高速かつ大量のネタ。笑い声が絶えない劇場。子供をまったく舐めてないつくりに唸らされます。
開始一秒からからエンドクレジットまでサービスマッチョな腹筋作。
おまけ。
原題は、『THE LEGO BATMAN MOVIE』。
ザの位置が違うんですね。
上映時間は、105分。
製作国は、アメリカ。
映倫は、G。