菱沼康介の、丸い卵も切りよで四角。

日々の悶々を、はらはらほろほろ。

いしだあゆみの心意気

2009年12月14日 00時00分36秒 | 映画のあれこれ
『なくもんか』のプログラムのいしだあゆみさんのコメントにぐっときた。

以下、抜粋の転載。

_______________________

(~前略)
映画はまだ観てないんです。
いつも公開のときに、お客様と一緒にお金を払って観るようにしています。
神様にお願いするときもお賽銭投げるじゃないですか?
それと同じで、タダで観るのって嫌なんですよ。
割引も嫌なの(笑)。
正規のお金を払いたいんです。
映画ってそれだけの価値のあるものだと思うから。
_______________________


いやぁ、嬉しい。
 
おいらも、金払わないで映画観るのはばかられるのよ。
アカデミー会員とかになれば、年会費だけで、かなり安く観られるようになったりとかする。

いや、タダでもなんでも、観てもらえる、それだけでも、嬉しいのは嬉しいのよ。
試写でも割引サービスでも、なんでもね。

ただ、作ってる立場として、お客さんは基本お金を払って見ていらっしゃっているのだ、と思うから。
だから、自分をそういう心がまえは忘れないようにしたい。

そして、それを同じ考えの同業者がいることに感激したのです。
自分が関わっている映画への尊敬がストレートに伝わってきたのよ。
もちろん、、それは逆ももちろんありえるのよ。
タダだろうと、試写に来てくれて、とにかく見てくれる人だって、同じように敬意を感じる。


自分の愛するものに敬意を払ってもらう、ということの喜び。

だってね、おいら、実はさ、映画が大好きなんだよ。
だからさ。
いやぁ、嬉しかったなぁ。






 

おまけ。
『なくもんか』はプログラムの出来もよいです。
阿部サダヲ、竹内結子、瑛太など主要キャストのインタビューがしっかりしてる。
これがしてないのが多すぎてね。
あれ、残念なものです。
映画と込みの面白さってのを分かってないで、ただ宣伝時(まだ観てない人向け)のまま、表面的なのを載せてるのが多い。
商店街のアートワークを写真で見られるのもよいです。
こういうとこにまで目が行き届いている細やかさは映画の質の向上に繋がっていると思うのです。
だって、娯楽はサービス業ですぜ。
 
せめてさ、「痒いとこはございませんか?」と尋ねる精神は持っていただきたいのです。








コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 風に吹き飛ばされるまま  ... | トップ | 先人、今人、後人。 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

映画のあれこれ」カテゴリの最新記事