五高の歴史・落穂拾い

旧制第五高等学校の六十年にわたる想い出の歴史のエピソードを集めている。

五高七代校長吉岡卿甫校長について

2009-09-22 03:54:52 | 五高の歴史
明治九年(1876)一月山口県に生まれる。明治二十四年山口高等中学校予科入学、明治二十七年七月予科卒業し同九月山口高等学校大学予科文科二年に入学している。二十九年七月同校を卒業。九月には東京帝国大学文科大学国文学科に入学し三十二年卒業している.三十一年には特待生に選定され、卒業時には同時に御下賜品を受けている。卒業するとすぐ第二高等学校に教授就任、明治三十五年からは文部官僚として文部本省に勤務、勤務十年を経験している。文部省時代には従来からの日本の言葉使いを研究し形容詞を品詞として認めた人で仮定形の名を用いた人物で文法学の世界では有名である。湖上の月(メロデイはウイリアム・テル)に詞をつけた。また小山作之助の吉野山に詞をつけたのを始めとして学校校歌の作詞は枚挙にいとまがない。明治三十九年(1906)には日本口語法を表し、更には明治四十五年(1912)文語・口語対照語法を著している。大正二年文部省督学官から十月二十三日付を以て五高六代松浦校長の後任として校長兼教授として赴任している。この時はまだ三十七歳であり、五高では第三代嘉納治五郎校長に次ぐ若い校長であった。五高人物史参照


文語口語対照法の詳細についてはに文語口語対照語法としてアクセスすれば見られるようです。
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