五高の歴史・落穂拾い

旧制第五高等学校の六十年にわたる想い出の歴史のエピソードを集めている。

五高の資料整理顛末  2002  

2010-09-30 04:15:04 | 五高の歴史
七月三十日 火 晴
 七月も三十日になってしまった。車が帰ってきているので車で行く。小中学校・高等学校は夏休みであるので、そう道は混まないだろうと予想して四十分に出発する。八時十分には法文の駐車場に入れる。
管財では文学部の柏木とか言う講師が、ハーンの資料を聞きたいという事だそうで電話を入れてくださいとの連絡を受ける。開室は四十五分、

先週の掃除の残り一階部分の廊下、五~六展示室の掃除機掛けを行う。隅々には蜘蛛の巣が多い、そして煤が・・廊下、五展示室を終わったところで文学部柏木講師がやって来た。極東の将来をどう研究する積もりか?彼女が来ている間にボランテイア可児氏が来た。

先ごろ説明した昨年度の養成講座の資料を纏めてあったが、展示物の場所の表示はなかろうかとか?
俺も資料を保管している場所は変わらないかもしれないが中の種類等々は順序を変えねばならないのでその記録はしていないと言う。
五高記念館建物、人物、等々に関心があるのか、勉強したいのか、職業は何のOBか、要領はは非常に良くとうとう二時間ばかり遊んで帰った。応対してやらねばいかんし、少々面白くない。

帰ったので昼食をしセンターに行く。センターでは先週郵便振替から十万円を出しておいたがその通知が来ている。郵便局もどうなっているのか、現金の手持ちが必要のため確か五万、五万、十万と出した記憶があるがこんなものは一度として通知があったことはなかったじゃないか!こちらも七月までの出納簿のプリントのうちだしを行っていたので、その記録を館長に眺めておいて下さいといってやっておく。その他記憶がないが産業医科大学の教授からもお礼の手紙が来ている。

上村教授が坂田道男の履歴書を調べに、坂田道男教授は五高ではドイツ語も教えていたそうだ。

昼休みを利用しているのか文学部の教官という二人がカギは文学部から借りてきたと言う事で展示室を見学している。

上村教授は二時間ばかり明治四十四~大正二年当時の職員進退を調べていたが二~三ヶ所はコピーしたいということで自分の研究室に持ち帰った。
柏木講師にはハーンの極東の将来が載っている龍南会雑誌は図書館に全冊保管されていること、教官研究費で文献複写してくれることを教える。

清掃はようやく第六展示室に到達した。三時も過ぎたころ上村教授はコピーした資料を返しに来た。今まで七月十日から九月十日までが夏休みであったが、今年から八月~九月の二ヶ月が夏休みだそうである。

帰りに館内案内ボランテイアの割振り表がおいてあるので眺める。コンベンションの案内ボランテイアの館内案内が九月一日から割振りしてある。俺が言ったことは全く聞かれないのか?、学校が休みの日中心であるのでか俺にはまったく相談にも何にもなく、必要はないかもしれないが、交通費の支払いはおれであろうから一寸無視されている感じでこれまた面白くない。

本年から大学の夏休みが八月九月と今までより二十日づつ繰下がっているのでそのあたりの考慮も必要かと思いながら帰った。

熊本城天守閣