1/5/2015追加修正更新
マンハッタンビーチ
住居(Home Address)が決まるといよいよ自動車購入と運転免許証取得ができる。
ただし、基本的には車を購入した後に運転免許証が取得できる(同居家族なら家族名義の車でOK)。
自分の車を持ち込んで試験を受けるために、先に車が必要なのです。
カリフォルニア州では自動車関係の手続はDMV( Department Of Motor Vehicle)が管轄。
日本の免許センターと警察署の一部と陸運局の複合体みたいな役所。
各地域に点在していますが基本的に州内のどのDMVでも手続可。
業務内容は免許証の新規取得、更新、車の登録や名義変更など。
DMVもSSN事務所もできれば行きたくない場所だと思います。
さて、今回は車の購入についてです。
車と言えば、新車と中古車に大きく分かれます。
新車は日本と同じく正規カーディーラーから購入する方法と、販売仲介を手掛けるブローカーから
買う方法があります。
どちらも大きな違いはありません。車の販売方法が日本とは大きく異なります。
こちらでは、車も在庫販売が基本です。日本はどちらかというと受注生産に近く、
希望の色、spec、アクセサリの追加もメーカオプションがあります。
こちらでは希望の車種と価格から、「今あるのはこれです。実物を見ましょうね。」みたいな感じ。
見て、試乗して気に入ればそれを購入となります。
こちらでの車販売方法は、靴屋さんと同じ感覚です。
気に入ったものを見つけ、価格を見て、試着して気に入ったら買う・・・、みたいな感覚です。
営業担当者は車を紹介し、Holdし、価格を確定だけをします。
日本では、顧客との窓口的な業務を行いますが、こちらでは業務が分かれているので、
営業は車を押えて価格を決めるだけ。支払いはファイナンス担当と行います。
この手続き中、いろんなオプションを紹介してきます。
メンテナンスはサービス担当と行います。
ですので、メンテナンスは購入した店ではなく、トヨタならトヨタ、日産なら日産のサービス工場で
受けることになる。もちろん買った店のサービス工場で受ける事も可能。
新車を買うと2年間のメンテナンスは含まれるため、2年間は基本無料となります。
その他で受ける事もできるらしいが、メンテナンスヒストリーに残らないため、
車を手放す際の査定に影響が出るらしい。
さて、車をHoldすると、VINナンバという車両番号を教えてもらえる。
車種とグレード、色、VIN番号が決まると自動車保険に加入できる。
アメリカでは、自動車保険の掛金が非常に高く、保険金が低いことが多い。
そこで、住宅保険(火災保険のようなもの)と自動車保険にプラスしてセットできる
アンブレラ保険というものがある。
アパートの契約でも、住宅保険に加入することが義務付けられているので、
住宅保険、自動車保険、アンブレラ保険の3つに加入するのが一般的です。
カリフォルニアでは自動車保険に加入していないと自動車に乗ってはいけないことになっており、
車の販売会社手続きでも加入証の提示を求められる。
お金は小切手(キャッシャーズチェックという銀行発行の信頼性の高いもの)払い、保険がそろえば、
その場で乗って帰ることができる。日本のように待つ必要はないのだ。
(チェックにはパーソナルチェックとキャッシャーズチェックがある。
キャッシャーズチェックは口座にお金が入ってないと発行できないため、信頼性が高い。)
ナンバープレートは後日自宅へ郵送される。それまでは、ステッカーがフロントガラスに貼られており、
これが仮ナンバの代わりとなる(有効期限は3か月みたい)。
ナンバープレートとともに、2枚のステッカが入っている。
一つは年(2015とか2016とか書かれている)、もう一つは月の略称(JAN,とかFEB)。
これをリア側に付けるナンバープレートの指定場所に貼り付ける。
年の方は、税金を払うと翌年分が送られてくるので貼りかえる。
ナンバープレートが届いてからしばらくすると、車の登録証(権利証のようなもの)がDMVから送られてくる。
これは、車を売る際、免許を取る際にも必要なもので車とは別の場所に保管します。
(この登録証がないと車が売れない)
ディーラやブローカーから新車を購入すると、DMVの手続きは販売側がやってくれるので非常に楽です。
中古車の場合は、
中古車販売店、個人売買があります。
保険手続は基本的に同じですが、名義変更手続き等をDMVで行う必要があります。
車の購入についてはこの辺で。
Part2 に続く。