股関節痛は怖くない!~変形性股関節症の新しい考え方

変形性股関節症の常識には間違いが多く、怖さを抱えている人が多い。
常識の間違いを理解して人生を楽しみましょう!

“リハビリ”って

2006-12-26 01:34:07 | ちょっとしたこと
“リハビリ”=“トレーニング”と考えている方が多いのではないでしょうか

トレーニングは“リハビリ”のほんのほんの一部のことなんです。

リハビリテーションとは、『障害を負った人を、身体的・精神的・経済的・職業的・社会的に回復させること』なんです。
トレーニングは“身体的”の一部に過ぎません。
しかし、一般的にはリハビリ=トレーニングのように使われていますね。

私が大学病院に勤務していたほんの10年前には、本当のリハビリが行えていました。
必要によっては、家族との面談、患者さんの職場の上司との面談、電車に乗る練習(通勤訓練)、毛呂駅~高麗川駅まで電車に乗って、高麗川駅前の喫茶店でコーヒーを飲む訓練?もしましたね。(八高線というローカルな話)
その過程でバランスが悪かったとしたら、次の日のトレーニングのメニューが変わるのです。
患者さんの自宅に訪問して、トイレやお風呂のサイズを測ったり、便器の高さを測ったりもしました。
そして手すりの高さや家屋改造について家族や大工さんと打ち合わせするのです。
身障手帳が必要なら申請もしました。

全ては患者さんが自宅に自信を持って帰り、そこで生活ができる為の準備でした。

最近は入院期間が短かくなり過ぎて、本当のリハビリテーションが行えていません。
医療保険制度の改悪かもしれません。
非常に残念なことで、現場の理学療法士さんはじめリハビリテーションチームの方々も悔しいことでしょう。
何よりも患者さんは中途半端なリハビリにより不安を抱えて自宅に帰ることになるのではないでしょうか?

精神的に自信が無いと、外に出にくいし生活しにくいでしょうね・・・怖いですもん。
外来の訓練を受けても期限が決められましたね。
本来は、その問題点を地域リハビリテーションでカバーするのですが・・・どうなんでしょうか???

それが現状ですね。

ですから、理学療法士の皆さん!
理学療法士の皆さん!・・・・つづく!



変形性股関節症を怖がらないでね