股関節痛は怖くない!~変形性股関節症の新しい考え方

変形性股関節症の常識には間違いが多く、怖さを抱えている人が多い。
常識の間違いを理解して人生を楽しみましょう!

矛盾する常識には嘘が多いのです。

2016-10-28 04:43:49 | 股関節の基礎
1週間のご無沙汰です。
金曜の男です。
今夜から大阪と岡山に行きます。
大阪と岡山の間に時間があるので和歌山に帰ろうと考えていましたが、鹿児島でお世話になっている方が入院したと聞いて急遽鹿児島に行くことにしました。
いつもは大阪の後は高松に行くのですが、今回は芸術祭開催中ですので、初めて岡山に行くことにしました。
岡山、どんな街かな?

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皆さん、是非ご利用ください。
よろしくお願い致します。




今まで常識と考えられ説明されてきたことのいくつかには矛盾があります。

常識は、全ての患者さんの変化に矛盾があってはいけないのです。
矛盾のある常識には無理があり、嘘が隠されていると考えるべきです。

私達は長期間に及ぶ患者さんの変化を追跡調査(フォローアップ)し、その変化について誰もが納得のできる説明を考えてきました。


矛盾する常識のいくつかについて、その矛盾点を簡単に書いてみます。

以下の矛盾点について、誰もが納得のいく説明ができる方がいましたら、是非説明して頂きたいと思います。


1、骨と骨が当たるから痛い、という常識
骨と骨が当たる段階を、一般的には末期と呼んでいます。
しかし、その一方で「末期になると痛くなくなる方もいます。」という矛盾を平気で説明する先生がいます。

大きな矛盾点は、骨と骨が当たっているにもかかわらず、まったく痛みがない方が多いという事実です。



前の記事の平井さんのお母さんがまさにこの状態でしたね。


2、変形性股関節症は進行性であるという常識
一般的に進行性の病気とは『難病』を意味しています。
変形性股関節症に進行性という言葉は絶対に使ってはいけません。


以下は進行性と言われている骨・関節系疾患です。

【進行性の骨・関節系疾患】

     黄色靱帯骨化症(指定難病68)
     強直性脊椎炎 (指定難病271)
     後縦靱帯骨化症 (指定難病69)
     広範脊柱管狭窄症 (指定難病70)
     骨形成不全症(指定難病274)
     進行性骨化性線維異形成症 (指定難病272)
     タナトフォリック骨異形成症(指定難病275)
     低ホスファターゼ症(指定難病172)
     特発性大腿骨頭壊死症 (指定難病71)
     軟骨無形成症(指定難病276)
     ビタミンD抵抗性くる病/骨軟化症(指定難病238
     慢性再発性多発性骨髄炎(指定難病270)
     肋骨異常を伴う先天性側弯症(指定難病273)

全てに指定難病番号が併記されていますが、この中に変形性股関節症は含まれていません。
勿論、特発性大腿骨頭壊死による変形性股関節症は、進行性新患と考えられていますが、この疾患の方は私でも今まで数人にしかお会いしたことはありません。

変形性股関節症は、軟骨が一時的に進行するかのように減る時期はあります。
しかし、その変化は必ず止まります。



患者さんのレントゲン写真の変化を長期間見てきて、進行性ではない事例を大変多く経験してきました。



皆さんに怖さを与える上記の2点が最も大きな矛盾した常識です。



その他にも、何点か指摘してみましょう。

3、股関節痛に筋トレが有効だという常識
筋トレをやればやるほど股関節痛が強くなる人が多いという事実。
これが、矛盾した常識です。
股関節痛の原因は何でしょうか?
その原因に筋トレは有効でしょうか?
もしも、股関節痛の原因が筋力低下であるとするなら、もっともっと多くの方が股関節痛を訴えていることでしょう。
股関節痛の原因に筋力低下はありません。


4、体重の増加が股関節痛の原因だという常識
痩せた方にも変形は起きて、股関節痛は出るという事実
これが矛盾した常識です。

5、脚をかばった方が良いという常識
最近は少し変化してきているように感じますが、まだまだそのように考えている方は多いですね。
股関節痛が強い時は足をかばうしかないのですが、股関節痛の改善に伴って体重はかけた方がよい。
股関節痛をコントロ-ルして脚に体重をかけるだけで、筋力がつき骨が強くなるという事実。
これが矛盾した常識です。

6、悪い歩き方が股関節痛の原因だという常識
悪い歩き方をしていても、股関節痛が全くなく、変形が止まっている方が多いという事実
これが矛盾した常識です。


7、体重をかけると骨にあいた穴がつぶれるという常識
この言葉は多くの患者さんに非常に強い怖さを与えています。
骨に穴が開いていてもそのままの状態で何年も維持している人が多いという事実
これが矛盾した常識です。
また、骨に穴があいているから脚をかばうとなると、骨は弱くなります。
脚をかばうと骨は弱くなるという神様が作った常識から考えると、もしも穴がつぶれる人がいたとすれば、それは脚をかばったことが大きな原因と考えられます。
   



まだまだ矛盾した常識は数多く存在するでしょう。
こう考えると矛盾だらけですね。
これでいいのかなぁ?




皆さん、是非一度常識を疑ってみて下さい。
そうすると真実が見えてきますし、病院の先生が古臭い常識にとらわれ過ぎていることに気が付くでしょう。

そのことに患者さんが気が付くと、病院の診察法や説明も変わってくると思うのです。


病院の診察法や説明は、医療者側から変わってくる確率は非常に低いように感じています。


今週の水曜の夜に『股関節痛は怖くない! 改訂版』(ワニプラス社)の修正加筆を終えました。
今日の記事の内容に似たことを書き加えておきました。




矛盾する常識には嘘が多いと私は考えています。







変形性股関節症を怖がらないでね







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6都市構想 松本深圧院グループ


■福岡 松本深圧院福岡 院長中村雄也 
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■仙台 
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■札幌 随分患者さんが増えています。
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※深圧に興味のあるプロの方(医師も含みます)は、まずは遊びに来てください。
また、どんどん見学に来てください。
スタッフ一同、お待ちしています。

















平井さんのお母さん

2016-10-14 10:41:05 | 股関節の基礎
1週間のご無沙汰です。
金曜の男です。
先週末は高崎に出張していました。
長野県の方が増えています。
まだまだ少ないですが、コンスタントに続けていこうと考えています。
次回は12月に田山院長が高崎に参ります。




先日某県に住む平井さんから貴重な話を聞きました。

平井さんのお母さんは隣県に住んでいます。
私はお会いしたことがありません。

平井さんのお母さんは絶対手術をしない方です。
10年ほど前から股関節が痛くなっていたようです。

股関節痛は徐々に強まり、左右に揺れて歩いていたそうです。


勿論、病院では手術を勧められていました。


今年になって股関節痛は徐々に改善傾向を示し、今は股関節痛が無くなって時間が経つほど調子よくなっているそうです。
すると、横に揺れながら歩いていた歩き方も改善して、今では横に揺れることなく歩いているようです。

現在、病院で痛みがないからと説明しても手術を勧められるようです。

「痛みがないのに何故手術をしなければいけないのですか?」とお母さんは聞いたそうです。
すると担当医は「末期だからです。」と答えたというのです。

別のいくつかの病院でも同じく「末期だから。」と説明されたみたいです。



話の詳細に多少異なる部分はあるかもしれませんが、このような貴重な聞くことができました。



この話からは非常に重要なことを再確認させていただきました。


まず、股関節の痛みが進行性ではなく、ピークを過ぎると改善することです。
また、股関節の痛みが歩行に悪影響を及ぼす事、そして、股関節の痛みがなくなると歩く姿勢も改善するということ。
最後に、病院の診察では骨の状態しか診ていないこと。末期でも痛みがなくなること。
『末期』ではなく『安定期』と理解した方が良いこと。

この3点です。

股関節痛が改善する大きな要因は、皆さん誰もが持つ自然治癒力です。
この自然治癒力に対する考え方が患者さんや病院のスタッフに浸透していないことは大きな問題と感じています。

また、人工股関節の手術の第一の目的は『痛みの除去』です。
それにもかかわらず、手術を勧める病院があるということですね。
理由は「末期だから。」

こういう病院は少なくなってきていると信じていたのでちょっとびっくりしました。
手術にはリスクがつきものですので、出来ればリスクは回避したいもの。
そのような考えはどこに行ったのでしょう?


平井さんのお母さんのケースで、もしも深圧を受けていたとしたらどのような変化があったのでしょうか?
おそらく、股関節痛の持続期間が半分くらいの期間になっていたと思います。



平井さん自身も変形性股関節症です。
勿論お母さんは平井さんに「手術しなくても大丈夫だよ。」と言っていますし、平井さんも身近でそのような経過を見ているので手術は考えていません。

最近、平井さんは友人に「随分早く歩けるようになったね。」と言われるようです。


平井さんもすでに痛みのピークを乗り越えています。




この写真は別の方ですが、安定期を迎え走ることもできます。

病院の診察法は間違っています!




変形性股関節症を怖がらないでね







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股関節痛は怖くない!

2016-10-14 07:00:31 | 痛みのこと

銀サロ11年目に入りました!
皆さん、今後ともよろしくお願い致します。

10周年パーティーの後1週間休みを頂き、仕事のことから完全に離れて日頃なかなか会えない方々に会いまくってました。
娘の職場の院長先生に挨拶に行ったり、私を理学療法士の道に導いてくれた先生に会うため日本海沿いを電車で回ったり、銀座で開業して苦しいときに助けてくれた長年の親友やかつて原宿で開業するきっかけをくれた大先輩にも会ってきました。

えちごトキめき鉄道


パーティー当日やその後の休みの中で多くの方に会い話をうかがって、原点回帰の重要性や未来にやるべきこと等に気づかされました。
この1年ではそれらを実行してみます。

また、休みの間にこのブログから最初に生まれた著書『股関節痛は怖くない!』(白本)の改訂版の出版もほぼ決まりました。
出版社の方も、私の原点と言えるこの本の反響を評価してくださった結果だと考えています。
そんなわけで、休みの間に『股関節痛は怖くない!』を再度読み返していました。

今月からブログのアップが金曜日担当と決まりました。
できるだけ毎週の更新を目指してみます。

《金曜の男》ご期待ください!



🍓原点回帰の意味から、今回はこのブログの最初の記事をアップしてみたいと思います。

この頃、股関節痛の原因の多くは筋肉性の痛みであることは明確になっていましたが、『股関節に起こる炎症』については明確にできていなかったことに数年後気づきましたね。

今は、このブログを通して皆さんに変形性股関節症の本当の姿を理解していただくと共に、病院の診察法を変えていこうと考えています。

なお、このブログは松本深圧院のホームページからも見られるようになりました。
ここから見ることができます。



【変形性股関節症は怖くない!】2006年1月8日の記事です。

変形性股関節症の常識には間違った情報が多くあります。
具体的にどのようなことが間違っているのか・・・という情報を多く発信していきますね。

私は、長年変形性股関節症、特に股関節痛を取るということに携わって来ました。
整形外科病院に8年間、大学病院に10年間、整骨院に6年間、そしてここ4年間は、じっくり時間をかける形で、変形性股関節症患者さんの心と身体を軽くする仕事をしています。
 私も、初めの頃は変形性股関節症患者さんの身体のことばかりを考えて治療していました。
しかし、最近は変形性股関節症の間違った常識によって患者さんが心に大きなダメージを持っていることに気づき、心の治療を重要視しています。
変形性股関節症の常識には多くの間違いがあります。
徐々に気づき始めている患者さんも増えています。

まず、はじめに股関節痛は骨の変形や軟骨の磨り減りとは直接関係が無いということをご理解ください。

その理由は簡単です。
股関節の骨や軟骨には神経が無いからです。
人間は神経のあるところに痛みを感じるものです。
事実、軟骨が磨り減ったり骨の変形が重度でも痛みの無い人はいっぱいいます。

股関節痛があって病院に行くと、レントゲンを見て診察をしますよね。
レントゲンには主に骨と軟骨しか写りませんので、股関節痛の原因を無理やり?レントゲンの中に求めているのです。
股関節痛の原因は主に股関節の袋(関節包)の炎症か筋肉の痛みです。
関節包の炎症は、簡単な触診で判断できますが、意外に炎症がある人は少ないのです。
この結果には、西洋医学現場に長年勤務していた私が一番驚いています。
皆さんが、股関節痛で実際に痛みを感じる場所は、股関節ではないことがほとんどです。

実は、股関節痛は、筋肉の痛みが原因のことがほとんどなのです。



股関節の正確な場所を理解すること。
股関節を自分で触診する方法を理解すること。
病院の診察法や治療法の間違いを理解すること
股関節痛の本当の原因を理解すること。
人間の骨が利口であると理解すること
脚をかばうことの欠点を理解すること。
病院ではこの病気を「進行性」と言いながら、進行を止めようとしていない現実を理解すること。
この病気の進行は止められることを理解すること。
筋力トレーニングの欠点を理解すること。
治療法は手術だけではないことを理解すること。
手術の利点と欠点を理解すること。


・・・・などなどの一般的には“常識”とされていることに間違いがいっぱいあるという事実を理解できた時、皆さんの心と身体は軽くなります!

変形性股関節症に対する余計な不安・恐怖・怒りを持つことは、心にとっても身体にとっても非常に良くないことです。

このブログは、皆さんの心と身体を軽くする為のものです。

常識を疑いながら時々覗いてくださいね。


変形性股関節症を怖がらないでね

 

 

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■大阪 松本深圧院大阪 院長山中崇泰 TEL/FAX06-6319-9686
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