股関節痛は怖くない!~変形性股関節症の新しい考え方

変形性股関節症の常識には間違いが多く、怖さを抱えている人が多い。
常識の間違いを理解して人生を楽しみましょう!

体験談 第2弾 TETSUさん 3

2006-12-01 10:55:06 | 体験談
このままではいけないと思っていた頃、以前に母がNPO法人・のぞみ会のメンバーより聞いたという整体治療のことを思い出しました。何でも、痛みがひどくて杖も手放せなかった患者の方が、その治療を受けたところ、痛みも全く取れて杖なしで歩けるようになったとか。そういう劇的な改善話は、それまで全く信用していなかったのですが、何とか手術以外の方法で足の状態を良くする方法はないかと考えていたので、とにかく治療を受けてみることにしました。
それが松本先生との始めての出会いでした。
初診の際、私の場合、やはりかなりのしこりがあり、長年の無理がたたって疲労が回復されずに蓄積されてきたため、筋肉が相当悪い状態にある(痛んでいる)とのことでした。しこりの硬さもかなりのもので、これを取り除くには相当な時間がかかると言われてしまいました。治療の最初の印象は、とにかく痛かった!ということでしょうか。深部にあるしこりをほぐすには強く押す必要がありますので、その痛さといったら半端ではありません(もちろん、しこりがあるから痛いのであって、筋肉が良い状態にあれば押されても強い痛みはないということもわかりましたが)。
私自身、これまで筋肉をつけることばかりに主眼を置いて、筋肉へのケアに対してあまり真剣ではありませんでした。関節(骨)はベースですし、重要ですが、人間誰しも骨だけで立っているわけではありません。骨を支える筋肉があってこそ立つことや、動くことができるわけで、その筋肉に対して同じようにケアをしていくことがいかに大切かを思い知ることになりました。特に、股関節周辺には、人間の体幹を支えるために重要な筋肉がたくさん集まっており、尚更重要な箇所であるのです。
松本先生はとてもわかりやすくかつ論理的に痛みが発症する仕組みを話して下さり、治療を受けるこちらもとても納得できました。これまで治療といえば、手術しかないと思い込んでいましたが、こうして患部に直接触れて痛みから解放してもらうということ自体も新鮮でした。
自ら直接体験し、そして先生とよく話しをした結果、この治療に本格的にかけてみようと決意し、会社を半年間程休職して集中的に治療を受けることにしました。その時点で股関節自体は、ほぼ軟骨がなくなっている状態で、臼蓋部分と大腿骨頭の隙間はほとんどありませんでした。この先、関節に破壊症状が出だしたら、もう人工股関節に変えるしかありません。自分としては、とにかく可能な限り保存療法に努め、何とか自骨で長くもたせられるように頑張ろうと決意しました。
休職期間中は、先生の治療を毎週1~2回受け、それ以外はジムやプールでリハビリを続けました。私がこれまで行ってきた筋トレは、やみくもに鍛えていただけであって筋肉のケアを疎かにしていたために大した効果がありませんでした。「あれだけやったのになぜ筋力があまりつかないのだろう」という、それまで持ち続けてきた疑問がようやく解消されたのです。筋肉が痛んでいる状態で筋力トレーニングを行っても、まともな力はつかないということです。
数ヶ月後、痛みは引き始め、また硬くなっていた関節周りの筋肉の動きに柔軟性も出てきました。それまでは、しばらく座っているだけで筋肉は硬直し、立つときになかなか関節部分が伸びてくれなかったのですが、非常に楽になりました。明らかに改善しているようでした。
そして半年後、仕事を再び開始する上で支障がないと判断するに至り、仕事復帰しました。むろん、以前のように激しく動き回ったり、スポーツをしたりするというわけにはもういきませんが、何より自分で今後ずっと股関節をケアしていくんだという意識が芽生えたことが大きかったと思います。今も先生の治療を受け続けていますが、今では痛みが発生する原因・仕組みを自分でも把握できているので、多少調子が悪くなってもあまり動じなくなったように思います。
とにかく、松本先生に出会えたことに本当に感謝していますし、これがなければもしかすると安易に(人工股関節への)手術に踏み切ってしまっていたかもしれません。


あの時はきつかったね、私は埼玉のふじみ野で施術しており、TETSUさんは毎週逗子から通ったもんね・・・んで、それからどうなったの?・・・TETSUさん 4 につづく