股関節痛は怖くない!~変形性股関節症の新しい考え方

変形性股関節症の常識には間違いが多く、怖さを抱えている人が多い。
常識の間違いを理解して人生を楽しみましょう!

人工関節の“保存療法”

2009-11-28 22:39:09 | 人工関節のこと
私は手術をしていない人の保存療法を行っています。
自骨での手術を受けた方の保存療法も行っています。
そして、人工関節手術を受けた方の保存療法も行っています。


“人工関節の保存療法”というと、何だか違和感を感じる方もいるでしょう。

保存療法=手術をしていない方が手術をしないで現状の股関節を保存的に維持すること、と考えるのが一般的です。

専門的に手術は“観血療法”と言い、手術をしないことを“保存療法”と呼ぶからです。


しかし、私が考えている保存療法(=温存療法)とは、手術をしていようがしていまいが、現状の股関節を長期間保存(温存)することと考えています。


わかりやすく言うと、骨の現状維持療法かもしれません。


私のブログでの保存療法とは、“骨の現状維持療法”だとご理解ください。


ですから、人工関節の保存療法という言い方もします。




股関節への衝撃吸収をしているのは筋力です。
筋肉が病気になると、筋力を発揮しにくくなり、結果として衝撃吸収力が低下します。


人工関節手術前には、痛みのため筋肉が病気になっていることがあります。
その筋肉は、さらに“手術”というダメージを受けて、手術後を迎えます。


そして、いきなり歩行やトレーニングとなります。


人工関節後の方のお尻を押すと、非常に硬い方がいます。
うまく衝撃吸収ができていないように感じます。

意外と痛みが無いので、そのままで過ごされる方が多いようです。


手術後に人工関節への衝撃を吸収してくれる“お尻にある筋肉群”を柔らかくしておくと、人工関節は長持ちします。

力を抜いたときに柔らかい筋肉ほど収縮すると硬くなり、力が出るのです!

こういう筋肉になってから、筋トレを考えるべきです。



“運”だけに頼るのではなく、人工関節を意識的かつ積極的に長持ちさせる方法・・・・


・・・あると思います!




私の財布の中に1万円札…


…ないと思います!





変形性股関節症を怖がらないでね




●只今来年2月大阪開催の『深圧実技研修&開業支援セミナー』受講希望者を募集しています。
詳しくは、こちらをご覧ください!



・・・『幸せの深圧』

中殿筋のトレーニング・・・こんな考え方もあるんですよ。

2009-11-25 12:15:31 | トレーニングのこと
●只今来年2月大阪開催の『深圧実技研修&開業支援セミナー』受講希望者を募集しています。
現在柔道整復師の先生が1人決まっていまして、あと1人決まり次第開催を決定させていただきます。
募集は6名(残5名)で、来年1月15日が最終締め切り予定です。
場所は、大阪市・難波のザ・なんばタワー1階です。
詳しくは、こちらをご覧ください!
関西の先生方、よろしくお願いいたします!






筋肉の両端は骨にくっついています。
筋肉には始まり(起始:きし)と終わり(停止:ていし)があります。

下図のように、中殿筋の起始は骨盤(A)で停止は大腿骨の大転子(B)です。



一般的な中殿筋のトレーニングは、下図のように横に寝て行いますね。
この時は、骨盤が地面に着いていて、脚は地面に着いていません。

この時のトレーニングでは、脚が上に挙がります。
脚を上に挙げる時には、中殿筋のB点がA点に近づきます。
この時、股関節も30度~40度くらい動きます。




このトレーニングと同じ効果をもたらすトレーニングがあります。
このトレーニングでは、中殿筋のA点がB点に近づきます。

同じ中殿筋のトレーニングでも、B点がA点に近づく方法と、A点がB点に近づく方法があるんです。



それでは、A点がB点に近づくトレーニングについて見てみましょう。↓



この方法では、脚は地面に着いています。
骨盤はどこにも着いていません。
片足で立っている状態です。


普通、片足で立つと、図のように骨盤は挙がって傾いてしまいます。
それでは困るので、中殿筋のA点がB点に近づくことにより、骨盤を水平に保つのです。

これができない方は、骨盤が傾く結果、肩が横に揺れます。


このように、A点がB点に近づく様なトレーニングもあるんです。


これが“患側荷重法”です。
患側荷重法を行う時は、肩を水平(=骨盤を水平)にすると、中殿筋が働くわけです。
この方法だと、股関節を大きく動かさなくてもいいし、筋肉の収縮力も強く出ます。


私は、股関節に安全な筋力トレーニング法だと考えています。





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深圧実技研修会(大阪)のお知らせ

2009-11-20 17:16:49 | 私のこと
●最近よく眠れるのでブログを書く時間がほとんど無いのが悩みでして・・・


第4回『深圧実技研修&開業支援セミナー』開催のお知らせです。

第4回は大阪で行ないます。

場所は、大阪市・難波のザ・なんばタワー1階です。

私達スタッフは、気合いを入れて大阪に向かいますので、気合いを入れて御参加下さい!

詳しくは、こちらをご覧ください!


大阪に拠点を作りたい。


宜しくお願い致します。





“幸せの深圧”

生活様式を変えたらどうなるでしょう?

2009-11-18 03:51:37 | 楽な生活
その方の年齢は73歳です。

病院で手術の話を聞いていて、脚に体重をかけることを怖がり、痛みが強い状況で来られました。

施術と骨や筋肉の説明をしましたら、痛みがかなり無くなり旅行へも行けるようになりました。

四国での“お遍路さん”も実現しました。




その方は、和式の生活をしています。


床に降りたり、床から立ち上がる時に、股関節に負担がかかるので、時々痛みを感じています。

和式の生活は、確実に股関節への負担を大きくします。
それが和式生活の特徴だと考えた方が良いでしょう。



その方が、決心して生活様式を洋式に変えつつあります。

ベッドを購入して、常時座っている場所を椅子に代えようとしています。


娘さんの話では『生活の様式を変えるという考え方が全くありませんでした。』とのこと。


椅子は、銀サロのこれ↓の高さが良いというので、座面が53cm高の椅子を2つ購入することになりました。

                


この椅子は、私がここから注文して患者さんの家に送られるように手配しました。
(座面65cm高の椅子の脚を、53cm高とする為に椅子の脚の長さを12cmカットするように業者に頼みました。)



寝床をベッドに、座って休む場所を椅子に、それもやや高めの椅子に代える。


ベッドはご本人が注文して、すでに自宅に届いているとのことです。


和式生活を洋式生活へ。
生活様式を変えたらどうなるでしょう?



まだ結果は出ていません。
しかし、確実に痛みは出にくくなくなるでしょう。


楽な生活。

略してらっかつちゃん。




楽な股関節。

略してらっこちゃん。



松本正彦。

略してまっこちゃん。

じゃん、じゃん!





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今後の大阪はどうなるでしょう?

2009-11-15 06:37:47 | 私のこと
昨夜は仙台駅直結S-PALで、患者さんと“鮭はらこ飯”をいただきました。
阿武隈川の秋鮭らしいです。
美味しかったです。


このブログを始めた頃、“関西連合”なんて名づけて関西方面の方々に、深圧を広めようとしましたね。
3年半くらい前のことですが、懐かしいです。


その頃は、関西方面の患者さんはいませんでした。


京都や奈良、兵庫の方から問い合わせがあり、徐々に患者さんが増えていった。

銀座まで来ていただいた方も何人もいました。


現在は、50人くらいに増えました。



2006年12月に初めて大阪で施術しました。
それから、毎年3回大阪に行っています。

大阪は近畿地方、中国地方から集まり易いですね。


今後の大阪はどうなるでしょう?


今は、カイノグループのお世話になり、心斎橋で施術しています。

まだ具体的なことは書けないのですが、来年は大阪・梅田に行く機会が各段に増えそうです。


名古屋の早川先生が協力してくれるかもしれません。
早川先生は人柄・技術・知識共に“安心”できるので、2人で大阪に拠点を作りたいと話しています。

後々には、大阪の施術者を育てて、常時大阪に施術者がいる体制を築きますよ。



今仙台にいますが、一昨日大阪カイノグループと連絡を取り、『深圧実技研修&独立開業支援セミナー』の大阪開催が2月6日と7日に決定ました!
(東京に帰ったらホームページに詳しく載せます!)

大阪で一緒に深圧を広めてくれる方が参加していただけるとうれしいですね。








今後、大阪はどうなるのでしょうか?

関西生まれ、関西育ちの私としては楽しみです。




只今、仙台にいます。

仙台も大阪のように集まり易い場所で気に入りました。
今回は、仙台に来たにもかかわらず、新たな施術希望の方々をこのブログから募集することができませんでした。

すでに施術を受けられている方々の予約でいっぱいになってしまったからです。


まだお会いしたことのない、仙台周辺の方々には大変申し訳ございませんでした。




次回の仙台施術では、日数を増やしてもっと多くの方が施術を希望できるようにしたいと思っています。

そして、仙台も大阪と同じように、“股関節専門の先生が仙台にいる”体制を築きたいと感じました。




仙台でも、ほとんどホテルから出ない生活でした。
ホテルから見える景色は綺麗でした!

仙台の朝焼けじゃ!

わしゃ、酒焼けじゃ!





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骨と骨が当たるとどうなるでしょう?

2009-11-11 00:19:09 | 痛みのこと
明日から仙台に向かいます。
施術予約の皆様には、明日の夜9時頃仙台よりメールを差し上げます。



 は、ある患者さんの右脚のレントゲンです。
は、銀サロ美術担当の松本がレントゲンをわかりやすく簡易化した図です。


                                                                          
       


右図の説明です。


A:この方の大腿骨はやや外側に(図では左側に)脱臼しようとしていますので、脱臼しないように“像の鼻”のように修復された部分です。


B:脱臼しないように、屋根が修復で伸びた部分(骨棘:こつきょく)です。1.5cmくらい伸びたでしょうか。


C:骨に空いた穴(骨のうほう)です。穴の周りは白くなって(図では黒い点点で示しています)穴がつぶれないように修復されて骨が強くなっています(骨密度が高くなっています。)
骨と骨が当たっている部分も白く修復されて、骨がつぶれるのを防いでいます。


D:骨盤の一部が伸びて、大腿骨の骨と関節のような形を作っています。
この大腿骨の部分は小転子と言いますが、小転子も形をかえて、関節のようになっています。
股関節に負担がかかりにくいように、Dの部分でも体重を支えられるように、偽物の関節を作るという修復がなされています。



骨と骨は当たっていますが、いろんな修復(変形と呼ぶ人もいる)がなされた結果、この方の股関節には痛みがありません。
杖なしで歩いていて、スピードも結構早く歩けます。





ただ、修復の結果、関節の動きの悪さと脚の長さの差(脚長差)があります。



 これは正常な股関節像です。
   



の図を重ね合わせた図がになります。







二枚の図を重ねた時にできる長さの差(矢印の部分)が脚長差となります。




この方は、脚長差をなくしたいので手術を検討するためにいろんな先生に診てもらいましたが、先生方のコメントは・・・・。


『痛くなければ手術しない方がいいでしょう。』でした。




同じレントゲンでも、筋肉の施術をしていないと痛くなることがあります。


その場合は、『痛いのなら、手術しましょう。』というコメントになるんでしょうね。




骨と骨が当たるとどうなるでしょう?

答えは、骨の修復が行われ股関節は安定します。
骨と骨が当たったら痛いというイメージは嘘で~す。



私の脚が非常に長いというイメージも嘘で~す。





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まゆみちゃんの未来はどうなるでしょう?

2009-11-07 07:04:32 | 私のこと
最近、久しぶりにまゆみちゃんとメールのやり取りをした。


知り合ってからもう17年になるだろうか。


当時、彼女は20歳だった。
交通事故で首から下の神経が麻痺して手足が動かなくなった。

私は大学病院で彼女の担当理学療法士だった。


『口で文字・絵をかいてみようよ。』
鉛筆を口にくわえて初めて文字を書いた。
とても読める字ではなかった。


彼女はいつも笑っていた。
彼女に言ったことがある。
『いつも笑っているね。君はすごい人だね。』

『みんながいないところでは泣いたんだよ。』・・・そうだよね。



今では、あごを使って電動車椅子を動かし、文字どころか絵も上手に書ける。
もちろん口を使って。
“さや”という名前で高校の先輩と一緒に絵手紙を書く活動をしている。




先日、再生医療iPS細胞の番組を見た。
皮膚の細胞などを使って、ほとんどの臓器を再生できるようになるようだ。
また、ほとんどの病気の治療が自分の細胞を使って治癒できる可能性も高そうだ。


今ではかなり研究が進み、神経細胞も再生できるレベルまできている。
ねずみを使った研究では、すでに一度死んだ脊髄神経細胞が再生されて歩けるようになっている。



まゆみちゃんの未来も、そうなる可能性があるんだ!



そんなわけで、思わずまゆみちゃんにメールをしたわけです。





iPS細胞は、安全性においてまだ問題はあるようだが、大きな可能性を秘めた細胞です。



皆さんの無くなった軟骨や骨の再生も可能かもしれない。
意外と早くに解決するかもしれない。


情報を集めながら、希望を持って生きたいです。



未来の私の病気もほとんど解決するかもしれません。
やはり、手相占いで言われた93歳まで生きられそうだよ・・・ハハハハ。






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おなかを押すとどうなるでしょう? 2

2009-11-06 07:14:20 | 施術のこと
水曜日の午後、吉祥寺駅ロンロン出口で患者さんと待ち合わせて、吉祥寺の街を見てから、LE SALON 吉祥寺の大原先生の店に顔を出してきました。
吉祥寺ロンロンをケンタッキーフライドチキン側から出ると、すぐに白いビルが見えました。
有名な焼き鳥屋さんの隣のビルでした。
私の患者さんで、しばらくお会いしていない方なども通ってくれているそうです。
ありがとうございます。
今後とも大原をよろしくお願いいたします。

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こんな本があるんです。↓


『クリニカルマッサージ』(医道の日本社)



私は2004年から使っています。
元々はアメリカの本ですが、和訳されて医道の日本社より2004年に出版されています。

深圧実技研修会でもサブテキストとして使用しています。

この本は、マッサージの方法を説明していますが、その方法を勉強する為ではなく、筋肉の図がわかりやすいという理由だけで使用しています。

深圧を行うには、患者さんの身体の中に筋肉の解剖図がイメージできなくてはなりません。

そのイメージ作りに最適な本なんです。



この本の279ページに下のような写真が載っています。

日米の一般的な本の中にも、大腰筋を押すことは紹介されているのです。


大腰筋は、こんな感じで押すと良いのですが、大腰筋がかなり深いところにあるので、押すことにはテクニックを要します。





最近、それほど力を入れずに、深部まで押す要領がつかめ、宮川先生との実技勉強会も済ませました。


深圧によるこの施術方法は、かなりの効果が期待できるかも知れません。


しばらく、痛みのコントロールが難しい方に併用します。



まずは、深圧による痛みの除去。
そして、深圧を日本各地に広めること。


それが私達の使命です。




松本正彦、それが私の氏名です。




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おなかを押すとどうなるでしょう?

2009-11-04 03:03:35 | 施術のこと
11月ですね。
寒くなりましたね。
脚を冷やさない工夫をしていただきたいと思います。

深圧実技研修が終わりました。
次回は、大阪で来年2月6日、7日で予定しています。
まだ予定段階です。
はっきりしたら、ブログとホームページに載せますので、よろしくお願いいたします。



その方は昭和5年生まれです。
途中でブランクはありましたが、もう知り合ってから10年になります。
手術はしないという考え方の方です。


新幹線に乗って毎月2回来ていただいています。
感謝です。

宮川と松本で担当しています。


このところ、患側(右脚)に体重がかからなく、すぐに左脚が出てしまう歩き方でした。

内転筋と外転筋を主として施術した後、患側荷重法だけを指導していましたが、すぐに元の歩行に戻ってしまっていました。


私は、内転筋で症状が変わらない時に、おなかを押すことがあります。
その方には、先月おなかを押す施術を行い、患側荷重だけを指導しました。
具体的な歩行方法については何も指導していません。


おなかを施術する目的は“大腰筋”をほぐすことです。
(Bが大腰筋 ももを挙げる働きのある筋肉です。)

腸の奥にあります。



今月の初め、その方が来られた時には歩行が綺麗な状態で歩いて来ました。
しっかりと悪い方の脚に体重がかかっているのです。


『今日は、綺麗な歩き方ですね。』と私。

『そうなのよ、左脚が大きく前に出るのよ。』とその方。



左脚が前に出るということは、右脚にしっかり体重がかかっている(右脚で支えられている)ということ。



前回の施術から2週間以上効果が持続しているということは、大腰筋が原因だったと言えると思います。
今回も、おなかを押させていただきました。
これで解決しそうです。



京都に、股関節患者さんのお腹だけを押す整形外科医がいます。
股関節痛に効果を示しているようです。
その先生の論文を読んでみると、押す目的は“自律神経を刺激すること”だと書いていました。


確かに、大腰筋のさらに奥には自律神経の交感神経が存在します。


そういう効果もあるのだと思います。



交感神経の緊張は、筋肉に硬さをもたらします。
血液循環も悪くなります。

それを取り除いてあげると、股関節痛も改善し、大腰筋の働きも向上してしっかりと体重をかけて綺麗に歩けるようになるのだと思います。


うまく痛みをコントロールできない人には、“おなかを押すこと”も多用したいと思います。



その方は、今月も左手にスワニーバッグを押しながらきれいに歩いて帰られました。





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修復のその後(経過報告)

2009-11-01 09:14:35 | 経過報告(レントゲン)
●本日、“深圧実技研修&独立開業支援セミナー”2日目です。
昨日は国際医療福祉大学の黒沢先生に、股関節と骨盤に関する講演をして頂きました。
また、名古屋の早川先生、吉祥寺の大原先生の応援をいただだきました。
みなさんありがとうございました。
本日は宮川先生と2人で実技指導をして、最後に患者さんでもある中小企業診断士の先生に“独立開業のためのブログの活用法”という講演をして頂く予定です。

受講生が皆さんの施術をできる日も近いかもしれません。




2008年9月6日9月8日の記事で紹介した方の、その後のレントゲン写真です。

まずは、以前示した左足のレントゲンの経過です。

  ⇒    
2005年9月17日撮影 左            2008年7月30日撮影 左

●3年前は骨盤側、大腿骨側に変形と循環障害による丸い穴が多く見えたが、現在は関節面がきれいに修復されて、しっかりした屋根のラインが濃い白色でできた。
総合的な形は正常ではありませんが、関節面が綺麗に修復され屋根が外側に伸びました。
それに伴い、痛みもほとんどなくなりました。
私は、芸術的に修復された綺麗なレントゲンだと思います。





次に、以前の記事で問題になっていた右側のレントゲンです。







【右側のレントゲンの経過】
  
●2007年11月28日撮影 右


   
●2008年7月30日 撮影 右

このときのレントゲンが、まだ修復過程であった。
半年後、1年後には、左のレントゲンのようなビックリするようなレントゲンになる・・・と書いたがどうだったのだろうか?




これが、1年後の最近のレントゲンです。


●2009年9月11日撮影 右


やはり、しっかりとした白い屋根のラインが出来た。
屋根はしっかりと伸びましたね。
関節面は、かなり修復されてきました。



現在、骨盤が前傾して“でっちり”傾向ですが、ほとんど痛みなく杖なしで歩いています。
歩行スピードは、ほぼ正常となってきています。



骨の修復とは、骨の形が正常な形に戻ると言うことではありません。
形は正常ではないのですが、関節面がきれいに修復されてくるということです。
股関節を動かすとき、動くのは関節面ですからね。




修復が落ち着くと股関節の炎症も落ち着き痛みもなくなるのです。





人間なら誰でも持っている自然治癒力を信じていただきたいです。



あやしい顔の私のことも少しは信じていただきたいです・・・エヘッ!




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