股関節痛は怖くない!~変形性股関節症の新しい考え方

変形性股関節症の常識には間違いが多く、怖さを抱えている人が多い。
常識の間違いを理解して人生を楽しみましょう!

お知らせです

2013-05-27 23:17:15 | Weblog
5月はいろんなことがありすぎました。
今は“何もできない病”にかかっています。
すみません。

今は鹿児島県の霧島にいます。



7月7日に名古屋で講演会を行いますのでそのお知らせだけさせていただきます。

詳しくはこちらをご覧ください。http://blog.goo.ne.jp/create-body/e/b2df49ff9772388722ba38e495bb6237

名古屋店までお申し込みください。

銀座のほうにお申込みいただいても結構です。


定員は50名です。


懇親会もあります。
よろしくお願いいたします。
楽しみにしています!



※2冊目の本を書けるかもしれません。
只今、“章立て”奮闘中です。
私はどうしても書きたいのです!
・・・と書きながらも“何もできない病”なんです。

腸腰筋の悩み 2

2013-05-08 20:26:30 | 筋肉の話
明日の夜、大切な打ち合わせがあります。
次回の記事で報告できればと思います。




腸腰筋は過酷な環境に位置しており、主に3つの悩みを抱えていると考えます。

1、正面から見たときに、ソケイ部で常に腸骨と鼠径靭帯に挟まれている。
2、横から見たときに、ソケイ部で急激に角度を変えてソケイ部に強い摩擦を起こしていること。

今回は3つ目の悩みについてです。

下の図で、腸腰筋がソケイ部を通る場所をよく見ていてください。


いいですか、よく見ていてくださいね。

今度はこの図から腸腰筋を取り除いてみますから、腸腰筋の後ろ(奥)に何があるか見てくださいね。
何があるのでしょうか?
何、何、何が隠れてるの?

腸腰筋の後ろにキムタクの顔?



それではみてください!

ジャ~ン!




正解はマツジュンの顔でした!
うそ。

正解は股関節でした!




変形の病期でいうと、前期や初期の頃、この股関節に炎症が起こります。



股関節って、あまりにも奥深い場所にあるので弱い炎症を触診することは不可能ですが、かなり強い炎症なら過敏な痛みや熱感という形で触診することはできます。
実は私は別の方法でも股関節の炎症の状態を診ています。
私も多くの方の股関節を触診してきましたが、人体の奥にある股関節の炎症が、皮膚の表面まで強く出ていた方はたった2人でした。
この2人は、17歳と23歳でした。
変形の病期でいうと前期でした。
レントゲン上、臼蓋形成不全(股関節の屋根が浅い)はあるものの、軟骨は正常でした。

1人は股関節周囲をかなり痛がり、1人は腰痛を訴えていました。




腸腰筋は股関節の近くにあるので、股関節の炎症の影響を非常に受けやすいというのが3つ目の悩みです。


腸腰筋には3つの悩みというかストレスが加わりやすいのです。
股関節を守っている22本の筋肉の中でも断トツに股関節の炎症の影響を受けやすい筋肉だと思います。



最近、なかなか痛みをコントロールしづらかった患者さんに、腸腰筋集中治療を行ったら痛みがコントロールできて動きやすくなった方が数人いました。





らっこちゃん(楽な股関節ちゃん、略して楽股ちゃん)2号。

皆さんご存知ですか?



左の白いPP樹脂製が「らっこちゃん」、右の紀州ヒノキ製が「らっこちゃん2号」(UFOじゃない!)です。


もう3年前くらいから銀サロで活躍してくれています。


このらっこちゃん2号が腸腰筋をほぐすのに効果的なんです。
うつぶせに寝て、ソケイ部の上の腰骨(腸骨)の内側にらっこちゃん2号を入れるんです。
そして体重をかける。
ときどきお尻を左右に振ってみる。


このらっこちゃん2号、すでに100らっこちゃん以上お店だけで販売してきましたが、そろそろネット販売を開始しようと思います。


そのうち詳細をお知らせします。


ソケイ部あたりが痛む方には有効だと思います。





さて、過酷な環境にある腸腰筋がダメージを受けると腸腰筋が反射的に縮んで骨盤が前傾しやすくなります。
最近、股関節関連の情報で“骨盤の前傾”や“反り腰”という言葉をよく耳にします。


次回は骨盤の前傾について書いてみます。
骨盤が前傾している方の場合、姿勢を正すとか腹筋を鍛えるとかの前に準備しておかなければならないことがあると私は考えています。








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変形性股関節症を怖がらないでね















腸腰筋の悩み

2013-05-02 20:18:48 | 筋肉の話
明日から連休です。
そうじ、そうじ、ゴルフの練習、そうじ、練習の連休にしたいと思います!
皆さんも少しゆっくりしてください。
楽しいことをしましょう!



悩むよね~。
皆さんの股関節を曲げる働きのある腸腰筋。
脚を振り出す時とか、階段を上がる時にももを挙げる時に働いています。

この腸腰筋には主に3つの悩みがあると考えています。




下のモデルで説明すると、左足の腸腰筋が収縮して縮むことによって脚を前に振り出しています。(股関節の屈曲)
しかし、この時に右脚の腸腰筋にも注目しなくてはなりません。
右脚の腸腰筋は非常にリラックスして伸びています。(股関節の伸展)




腸腰筋にトラブルが発生すると、左脚の一歩が出にくくなりますし、右脚が後ろにそりにくくなり股関節がガクッとなったり痛みが発生することがあります。

実は、時々ですがこの左右に起きる症状が私の股関節でも起きることがあります。
だいたいは夜です。
また週末に多いと思います。
疲れている時間帯には、股関節が正常な方にも起きる症状です。
私の場合、どちらかというと上のモデルの右脚の状態の時に痛くて歩きにくくなることが多いです。




この腸腰筋は意外と過酷な環境にさらされています。
全く問題ない時は何も感じないのですが、股関節に炎症が起きると過酷な環境が災いするようです。

腸腰筋を前から見た図です。


下図の向かって右側の青い矢印が大腰筋(だいようきん)の出発点。
左側の青い矢印が腸骨筋(ちょうこつきん)の出発点。
この大腰筋と腸骨筋は同じ働きをしますので、2つあわせて腸腰筋と呼ばれています。(腸腰筋=大腰筋+腸骨筋)
2つの矢印から出発した2つの筋肉は赤い線にように走行して大腿骨の小転子(黄色の矢印部)という内側の骨の出っ張りにくっついています。(黄色い矢印)


上の図で、腸腰筋がソケイ部を通る時にガッチリした紐のようなものに押さえられているのがわかりますか?
反対側のソケイで黄色で示した紐のような物体・・・。
これは鼠径靭帯(そけいじんたい)と呼ばれるバンドです。
つまり腸腰筋は正面から見た時には、後ろは腸骨、前は鼠径靭帯、に挟まれているのです。



下の図は、腸腰筋を取り除き、腸骨と鼠径靭帯の関係をわかりやすく示した図です。




悩み 1、腸腰筋は、腸骨と鼠径靭帯に挟まれた環境にあること・・・ここまではガッテンしていただけましたでしょうか?

山瀬まみちゃんなら2回叩いてくれているかな?
そういや、まみちゃんも股関節が悪そうですね。




今度は横から骨と鼠径靭帯の関係を見てみましょう。

青い矢印で示した狭い空間を腸腰筋は挟まれながら通っています。

上図に腸腰筋を加えたのが下の図です。



この時の腸腰筋の走行(赤い線)に注目してください。

腰と骨盤の内側からストレイトに延びた腸腰筋は、腸腰筋を前から見たときに腸骨と鼠径靭帯に挟まれていた鼠径部で急激に角度を変えて小転子に向かうのです。

鼠径部には、挟まれと急激な角度変化という強いストレスがかかりそう!

悩み 2、腸腰筋を横から見るとソケイ部で急激に角度を変えて小転子にくっついている・・・ストレスだよね!




この腸腰筋が病気で縮むと下図のように骨盤を前傾させて腰痛の原因にもなるんです。



変形の病期で、前期や初期といわれる状態の良い方々でも、腸腰筋にトラブルを起こし股関節が後ろに動き(股関節伸展)にくかったり、股関節を曲げた状態からスムースに伸ばしにくかったりする方もいます。

このような方々は、骨の状態が良いにもかかわらず、骨盤が前傾してでっちり+そり腰になっていますね。



下の図は腸腰筋にトラブルが発生した時に起こるといわれている関連痛です。
まさに腰痛ですね。







あと1つの悩みがあるのですが、連休中ですので、今日はこれまで!


つづく!


Have a nice weekend!







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