雅工房 作品集

長編小説を中心に、中短編小説・コラムなどを発表しています。

G7 伊勢志摩サミット ・ 小さな小さな物語 ( 858 )

2016-10-12 13:46:23 | 小さな小さな物語 第十五部
厳重な警戒態勢など、様々な話題が伝えられてきた「G7 伊勢志摩サミット」が開催されました。
正式日程は、昨日と今日の二日間という慌ただしい日程ですが、順調にすべての日程をこなしてくれることを願っています。
今回の会議は正式には「第42回主要国首脳会議」というそうですが、参加者は、日本・アメリカ・イギリス・フランス・ドイツ・イタリア・カナダの七か国の首脳と、欧州連合の欧州理事会議長・欧州委員会委員長が参加しています。わが国は最初から参加しており、議長国も1979年が第一回目で今回は六回目の大役です。

「G7 サミット」について少々調べましたので紹介させていただきます。
発足の契機となったのは、1970年代に入り、ニクソンショック(ドルの切り下げ)や第一次オイルショックなど経済面での世界的な動揺が広がったことのようです。これらの問題に対して、先進国の財務担当大臣による会合がありましたが、フランスの当時の大統領の提案により、パリ郊外で第一回の「先進国首脳会議」が開かれました。最初は、フランス・アメリカ・イギリス・ドイツ(西ドイツ)・日本の五ヶ国のようでしたが、イタリアが不満を唱え参加することになり、結局「G6」として開催されました。
その後地域的なバランスもあり、カナダが加わって「G7」体制となりました。
その後、冷戦の終了もあって、ロシアが1994年より一部参加するようになり、1998年に正式参加となり「G8」体制になりました。
その後、ロシアのクリミア半島への軍事介入などがあり、現在は参加を停止させており、今回も「G7」での開催になっています。
なお、ロシアが加わるようになった頃から、「先進国・・・」という表現はどうかということになり、「主要国・・・」という表現に変わりました。

サミット発端の経緯から、当初は経済関係に関する事が主要テーマでしたが、その後冷戦終了などもあって、政治的な課題もテーマとなり、順次広がり、現在ではあらゆる課題が取り上げられるようです。
この会議の最大の特徴は、非公式な会議として自由闊達な意見交換を目的としていて、その成果は「宣言」として発表されます。国連などの機関と違い、強制力や執行機関はありませんが、むしろそれゆえに各国の良識に強く訴えることになるようです。
また、首脳会議とは別に、前後して多くの閣僚会議も開催されますが、こちらでの実務的な成果も重要となります。

今回のサミット開催において、伊勢志摩周辺はもちろん、大都市や、特に今回はオバマ米大統領の広島訪問もあって、厳しい警戒体制や交通制限、あるいは観光への影響など、不便を被る人たちも少なくないようです。
しかし、例えば、米大統領が専用機で到着し、専用ヘリコプター、専用乗用車を自国より運び込んでくる警備体制を聞くと、世界の首脳を迎えるということは大変なことであり、何だかんだと不満を述べながらも、わが国がこの会議に加わっていることを素直に誇りに思いたいと思います。
参加各国の首脳や随行の方々、さらには大勢の報道関係などの方々が、無事に日程をこなし、わが国の素顔を好意的に見ていただけることを祈っています。

( 2016.05.27 )
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