Wagon restauracyjny / EC105/14002 Sobieski
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EC105/14002列車「Sobieski」号の食堂車は、街のお洒落なカフェのような明るいインテリア。
今日も午後遅い時間に来たので空いていて、気楽にランチやティータイムを楽しめそうです。
という訳で、今回も先ずはノンアルコールビールをオーダー。
ポーランド国鉄が所有する食堂車らしく、地元ポーランドのブランドの瓶ビールが出て来ました。
でも、ウェイトレスのおばさんはグラスは持ってきてくれたけど、栓抜きをくれません。
さては昔懐かしい日本の国鉄の車輌のように、テーブルの横か窓枠の下辺りに固定式の栓抜きがあるんだなと思い
覗きこんで探してみるけれど、こんなお洒落な今風のカフェレストランにそんな無粋なものがある訳もなし。
どうしたものかと王冠の嵌ったままのビール瓶を見つめて途方に暮れていると…
料理を運んできてくれたウェイトレスのおばさんが、
「やれやれ、困ったお客さんだね」とばかりに瓶を取り上げて、何と素手で王冠をひねって外してしまったではないですか!
「何という怪力の持ち主!ポーランド女性恐るべし」
と思わず呆気に取られてしまいましたが、何のことはない、
王冠には最初から「回して開けろ」というように矢印が小さく書かれていました。
いかにも栓抜きで開ける王冠のように見えますが、実はスクリューキャップだったんですね。
デザイン的にはクールなのかも知れないけれど、何とも紛らわしい!(苦笑)
さて今日の食堂車でのランチは、いつものシュニッツェル…ではなくてサーモン料理にしてみました。
インディカ米ですが、ライスと一緒に頂けるのが嬉しいですね。お新香代わりのザウワークラウトも山盛りで付いています。
シャケと漬け物と白いご飯…嗚呼懐かしいふるさと日本の味(笑)
食後にデザートとコーヒーを追加オーダーして、そのまま遅い午後のお茶の時間を楽しむことにしました。
メニュー表から何とかベリーと書かれたケーキを選んでみたところ、このド迫力!
コーヒーは無難にエスプレッソにしましたが、
ちゃんとチェイサーの水のグラスとビスケットも添えられた本格派のものが出てきて、これがまた美味しい!
エスプレッソの本場イタリア流の“正しい飲み方”である、砂糖をたっぷり入れてかき混ぜずに飲み干し、
最後にカップの底に残った溶け残りの砂糖をすくって楽しむというやり方を堪能し、
ポーランドとの別れの午後と夕暮れを「Sobieski」号の食堂車で過ごしたのでした。
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