photo:ランブラス通りのリセウ大劇場
←32:聖家族教会サグラダ・ファミリア、聖堂内部を見る2からの続き
サグラダ・ファミリアから一旦ホテルに帰って、工事現場で長時間行列に並んだので身体に付いた埃をシャワーで洗い落としてから背広に着替えて、ネクタイを締めます。
これからバルセロナの目抜き通りまでオペラを観に行くのです。
少しお洒落をしてから、さぁ再び街に出かけましょう!
ホテルを出てサンツ駅まで来ると、駅前のバス乗り場にこんなバスを発見。
何と宮崎駿監督の映画「風立ちぬ」の広告ラッピングバスです!
スペインでも公開が始まっていたんですね~。
「風立ちぬ」バスに乗りたい気分になりましたが、どこへ行くバスなのか分からないので乗車を諦めて、メトロ(地下鉄)3号線に乗ります。
向かった先は…
バルセロナで一番繁華な大通り、ランブラス通りです!
そして、そのランブラス通りに面して建つのが、今夜オペラを観るリセウ大劇場。
芸術の都バルセロナを代表する歌劇場であり、ヨーロッパでも最も格式が高く豪華な歌劇場の一つとしても知られています。
また、三大テノールの一人ホセ・カレーラス は、このリセウ大劇場の音楽院出身だそうです。
劇場裏の路地にあるボックスオフィス(何故か、世界各地のどこの歌劇場でも、ボックスオフィスは分かり難い路地裏に隠れるように窓口を開いているんですよね…)で、日本から持参したネット予約のバウチャーを今夜の入場チケットに引き換えて、でもまだ開場まで時間があるのでランブラス通りを散策してみることにします。
リセウ大劇場前からランブラス通りを歩き始めて海の方に進んだところで、路地の先にやたらとガウディを強調している区画を発見。
ホテルもスーパーマーケットも土産物店も、みんなGAUDIです(笑)
さては、この近辺に何かガウディにちなんだ場所があるんだな、と思ったら案の定…
ランブラス通りから少し路地に引っ込んだ場所に建つ、この建物はグエル邸。
ガウディのパトロンだった大富豪の邸宅として建てられた、ガウディ初期の傑作建築だそうです。
オペラの開幕まであまり間がないので、残念ながら今からグエル邸の中に入って見学する時間はありません。
今日は外観だけを見ていくことにします。
アーチ橋のようなエントランスが印象的な玄関正面。
初期作ということで、サグラダ・ファミリアのように建築全体が突如暴れ出したような衝撃的なダイナミックさはありませんが、それでも随所にガウディらしい挑戦性と冒険心を感じられるように思いました。
…建築デザインについては全くの素人なので、あまり偉そうなことは言えないんですけどね(笑)
現在、グエル邸はサグラダ・ファミリアやその他のバルセロナに存在するガウディの建築作品と共に、「アントニ・ガウディの作品群」として世界遺産に登録されています。
グエル邸の屋根の上に広がるバルセロナの空に、ようやく日暮れの気配が漂い始めました。
…そろそろ、リセウ大劇場に戻りましょう。もうすぐオペラの開演時間です。
→34:OPERA NIGHT “Gran Teatre del Liceu” リセウ大劇場に続く
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます