天燈茶房 TENDANCAFE

さあ、皆さん どうぞこちらへ!いろんなタバコが取り揃えてあります。
どれからなりとおためしください

ダマスカス・カイロ2009夏旅行 11、列車のいないヒジャーズ駅

2009-09-02 | 旅行
写真:ダマスカス市内に残るヒジャーズ駅

ダマスカス・カイロ2009夏旅行 10、ダマスカスの夕暮れ散歩からの続きです

2009年8月11日

今日は朝からダマスカスの駅へと向かいます。
ダマスカスの市内には、かつてオスマン帝国によって建設されたシリアとヨルダン、サウジアラビアを結ぶアラビア半島縦断鉄道、ヒジャーズ鉄道のシリア側終着駅となる、その名も「ヒジャーズ駅」があります。
ただし、ヒジャーズ鉄道は第1次世界大戦時に“アラビアのロレンス”らによって破壊されてしまい、現在はヨルダンの首都アンマンまでの区間が残り、国際列車が定期運行されているようです。
しかし、ダマスカスのヒジャーズ駅は再開発の為に現在列車は乗り入れておらず、列車は郊外の駅で折り返してしまいます。

列車のいなくなったヒジャーズ駅ですが、駅舎の装飾が大変美しいことから今ではダマスカスの観光地となっています。
そんなヒジャーズ駅を見に行きましょう。
ダマスカスの中心街の大通り「5月29日通り」に続くアル・ジャビリ通りの突き当たりに、駅はあります。


駅前に、小さなタンク式の蒸気機関車が展示されていました。
メーカーズプレートには1908年とありますが、これはまさしくヒジャーズ鉄道が開通した年です。
開通当初から使われていたドイツ製の機関車だと思われます。




ステンドグラスの美しいヒジャーズ駅の駅舎内部。
昔は国際列車の乗客たちが行き交ったであろうヒジャーズ駅のコンコースは、今では本屋さんになっていて営業中でした。


駅舎の一角にはきっぷ売り場の窓口があり、今でもきっぷが買えるようです。
ただし、時刻表や案内図はすべてアラビア文字で書かれているので、慣れない外国人がきっぷを買うのは大変そうです。

ダマスカス・カイロ2009夏旅行 12、失われたヒジャーズ鉄道に続きます


コメントを投稿