熊本県の鉄路に、787系の懐かしい雄姿が帰ってきました!
JR九州の鹿児島本線で、九州新幹線が全線開業するまで運転されていた在来線の特急「リレーつばめ」が、今日一日限りの臨時列車として復活!
博多駅から新八代駅まで、定期運転されていた頃と同じ区間を同じ姿で駆け抜けました。
その終着駅となった新八代駅に、復活特急「リレーつばめ15号」を出迎えに行ってきました。
平成26年3月8日13時50分、新八代駅に臨時特急「リレーつばめ15号」が到着。
新八代駅に「リレーつばめ」が停車するのは、九州新幹線が全線開業した平成23年3月以来、3年ぶりのことです。
九州新幹線の全線開業日は奇しくも、あの東日本大震災の翌日でした。
九州でも津波警報が出された影響で、「リレーつばめ」の最終運行列車は熊本の車輌基地に帰れなくなって新八代駅に翌日以降も取り残されたままになったりして、波乱の開業となったのでしたね…
定期運転されていた頃の「リレーつばめ」は、新八代駅から鹿児島中央駅まで先行開業していた九州新幹線の高架乗り場に乗り入れて同一プラットホームでの対面乗り換えを行っていましたが、現在は鹿児島本線から九州新幹線の乗り場へとアプローチする取り付け線はフリーゲージトレインの実験線として再整備中。
やむを得ず今回は、「リレーつばめ」も地上の在来線乗り場のプラットホームへと乗り付ける形になりました。
新八代駅で乗客を降ろした臨時特急「リレーつばめ15号」は、新八代駅では折り返し発車せずにそのまま回送列車として八代駅へと向かいます。
ちなみに「リレーつばめ15号」を降りた乗客は、この後は九州新幹線で臨時運転された「つばめ315号」に乗り換えて鹿児島中央駅へと向かうことも出来たようです。
対面乗り換えはかないませんが、かつての新八代駅での「リレーつばめ」と「つばめ」の乗り換えの雰囲気を味わうことが出来た訳ですね。
新八代駅から八代駅へ向かい走り去る787系の回送列車。
「リレーつばめ」より更に以前の、博多駅から西鹿児島駅へと直通運転をしていた頃のL特急「つばめ」の残り香も微かに漂ってくるようです。
その後、新八代駅の裏手にあるフリーゲージトレイン実験線のたもとへと移動して、南福岡の車輌基地へと帰っていく回送列車を見送りました。
九州山地を背にして、熊本平野を駆け抜ける787系の雄姿。つい数年前までは日常の風景だったのに、今となっては遠い記憶の彼方へと走り去っていって行ってしまったシーンが一瞬だけ、鮮やかに蘇りました…
明日は、この「リレーつばめ15号」と「つばめ315号」を乗り継ぐツアー旅行の乗客を乗せた団体臨時急行列車「肥薩線縦断号」が鹿児島中央駅から熊本駅まで帰ってきます。
明日も、汽車を見に行くことにしましょう。
そして、黒いカモメと呼ばれていますよ(^◇^;)カモメだってば!と言いますが、判別方法として白か黒かで呼ばれているみたいです(#^.^#)
ちなみに787系はホントは黒じゃなくてグレーなのよ、灰色カモメよ(笑)